無冠の帝王 | ボクシング原理主義

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ボクシングの原理原則に則っとりながら技術論や方法論を分析考察。技術や意識の向上を目指したい、いちボクサーの見識メモ。
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満開の桜を眺めると、

そりゃ認める事も、

賢くある事も大切ですが、

人間当為がなければ花咲きもしまいと思うようになった。

しかしそれだけでは何かを成し遂げたり達成する事はできんところが憂鬱。


桜をみて憂鬱・・・

木村シェイディーです。



石田選手は鋭いボクシングしてたのにゴロフキンは本当に強かったですな。


ゴロフキン、カネロ対トラウトの勝者とやるために154ポンドまで下りてくる気らしいですぜ。

どっちがやってもゴロフキンされちゃいそうですね。


もう動詞です、ゴロフキン。


ゴロフキンはマルチネスやチャべスJrを追うのを止めたのかと思ったら次はチャべスjrの方が自分をコールアウトしてるアンドレ・ウォードかゴロフキンとやりたいようですね。


マルチネスにアウトボクシングされたチャべスJrに勝機があるかどうか・・・ゴロフキンは本当に強いけど相対的にオフェンスを結果として吸収されてしまうような相手が現れたとしたらどうなんでしょう?


アンドレ・ウォードは手術後とはいえ別次元にいるので誰とやっても勝てそうですが。



今週末はビロリアがエストラードと対戦。

ビロリア勝ってロマゴンとやってほしい。


アンダーでウィルフレド・バスケスJrと石本康隆が対戦。

ワンツー合戦になりそうですね。でも案外接近戦決着の予感が。


来週は日本も熱い。

五十嵐vs八重樫。

山中vsツニャカオ。

WBCのフライとバンタムのタイトル戦。


そして週末は遂にリゴン対ドネア!

いや、もうね、ノニトがリゴンをドネアするのかリゴンがドネアをギジェルモしてしまうのか気になって夜も眠れません。


タイトルの「無冠の帝王」ですがメデルやマルケスちゃいまっせ。


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アーチー・モーア


の試合を観てたんですがキャリア晩年なのに小回りの効いたボクシングに見とれました。

世界最多KO数を誇る彼ですが、戦績は185勝131KO23敗内7KO10分け。

ロッキー・マルシアノからモハメド・アリまで世代を超えて数々の殿堂王者らと対戦。


デビューして20年間ワールドタイトルにショットを与えられず、1952年12月17日、ミズーリ州セントルイスであの(*)シュガー・レイ・ロビンソンをやぶったジョーイ・マキシム(当時79勝19敗4分け)の世界ライトヘビー級タイトルに挑戦し15回判定勝利。この当時モーアは139勝19敗8分け。翌年のマキシムとのリマッチも制しその後ロッキー・マルシアノやフロイド・パターソン、モハメド・アリらに負けるまでは負けなかった。

(*ロビンソンは元はライト級上がりで、しかも年齢的にピークを過ぎていたため屋外での試合を優勢に進めながらも15回目に椅子から立てなかったが内容はロビンソンだった。)


そんな無冠の帝王アーチーに「闘った中で最高の選手」と言わしめた選手がいた。

あの偉大なエディー・ファッチトレーナーにさえ「最も良く出来たオールラウンダー」と言わしめた選手が。


それは・・・


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「ちゃ・・・チャーリー・バーリーッ!!!?」


1944年4月21日当時まだアーチーがミドル級だった頃に対戦したようです。当時アーチーは59勝8敗5分け。バーリーは61勝9敗2分けとオッズはイーブン。ところがバーリーが初回、3R、4Rに合計4回のノックダウンをスコアし10回判定勝利。最終ラウンドはグロッギー状態のモーアを倒しきるフィニッシュが足りなかったと報じられた。


ウェルター級、ミドル級、ライトヘビー級を渡り歩き、伝説達が口を揃えるほどの実力だったにも関わらず正規の世界戦のチャンスは無く、世界有色人種タイトルのウェルター級とミドル級を冠するに止まった。




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真の無冠の帝王のこの目は、

何かつまらないものを見る目なのか・・・

それとも真実の境地から幻想を哀れんでいる眼差しなのか・・・



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