夏休み編完結!(早!

ハイ、星空自体もあとこれ入れて8話で終わる予定ッス。

卒業式にあわせて完結するつもりだったけど、いろいろ事情があるんで毎日更新します。

つまり、これから1週間は毎日更新されてます。

でもこれが終わったら・・・更新が一時停止になっちまうかも。イヤ、アレ、ウイ?

・・・?



「眠い・・・」

始業式の朝。

清々しいほどに澄み切った青空に、生徒たちの声が響く。

まあ、夏祭りのときほど目立ってはいない6-1の面々も、「おはよう」だの「久しぶり」だのいいながら登校してきていた。

その中には、こんなヤツもいて。

「オレ、死んでもいいですか・・・?」

「眠いだけで死ぬなああ!」

校門を通り抜け、運動場に足を踏み入れた彼ら。

ものすごく眠そうなヤツと、ものすごくうるさいヤツ。

伊方 架意と、喪野背 芽威である・・・



「では、出席をとります。」

先生の言葉に、教室にいたみなが教卓のほうへ向く。

始業式を終え、喋りながら戻ってきたせいで着席が遅れた生徒も、今はちゃんと席についている。

「では・・・赤崎さん。」

「サボリです。」

当然のように、美織が即答した。

「・・・ったく。新学期早々・・・まあいいわ。(いいのかよ!)次・・・伊方さん。」

「・・・」

「アレ?伊方さん?」

先生が何度呼んでも、架意は返事をしない。

「・・・先生、コイツ寝てます。」

隣の席の芽威が、彼の頭を指差した。

そこには、いびきもかかず熟睡している架意。

「・・・どんなクラスよ、ここは。」

と、同じ生活班の仁菊 れいに呆れられたり、先生に怒鳴られたり。

いろいろされて、起きたはいいのだが・・・



「いくらの親はなんでしょう!?」

授業中。いきなり、おかしな問題を、架意のまわりの席の生徒が出題しだした。

「ちょっと、何やって・・・」

と、先生が注意しかけると、

「はあ?・・・いくらだろ。」

と、架意の意味不明な発言で、どっと笑いが起こった。

「じゃあ、たらこの親は?」

「・・・えっと・・・」

「サーモンだぜ?答え、サーモン!!」

なんて、他の子にからかわれる始末。

実は架意、極度の天然である・・・

で、からかわれているのである・・・うん。

「「アホか。」」

芽威とれいがハモったりする中、

「そんな設定、作者が文章書くの困るだろ。」

なんて、作者思いの発言をしてくれる悠一なんかもいたりする・・・



6-1 出席番号2番 伊方 架意

6-1 出席番号17番 仁菊 れい

6-1 出席番号29番 喪野背 芽威

(菊木川 河原にて__)


今日、ここでは特別な行事が行われていた。

一年に一度、子供達みんなが楽しみにしている___夏祭りだ。

夜空に花火が踊り、夜店やステージは騒がしく賑わう。

六年一組の生徒も、用事のない20人程は訪れていた。

「オイ、次はわたがし食うぞ!」

「おじさん、もうちょっとだけおまけして!ねえ、いいでしょ!?」

「わあ~花火キレ~」

人ごみの中でも、いちだんと騒がしい彼ら。

いろいろな場所に散っていたが、「この中から六年一組の人を見つけ出してください」と言われれば、誰にでもできるだろう。

しかし、この祭りの中にあって、一人だけ黙りこくっている女子生徒がいた。

六年一組 戸山 美織である____



実は彼女、片思い真っ最中。その相手・・・田町 蒼渡がこの祭りに来ているとあって、むやみやたらとギャーギャー騒ぐのをひかえているのである。

しかし、彼女と共に行動をしている菜波が、これではおもしろくないと、

「つまんなぁ~い」

なんて言って、美織をいろいろおちょくっている次第なのである。

が、「恋する乙女は強い」の文字どおり、彼女はまったく動じない。

それどころか、蒼渡を見かけると、しきりに声高くしたり、髪なびかせてみたり、口調変えちゃったりしているのだ。いわゆる、ブリッ娘というヤツで。

まあ、「恋する乙女」の100倍ほどのパワーを持ち合わせているのも菜波であって。

「キャア!やめてよ!」

なんと、美織に砂かけたり、スカートめくりしたり、水ぶっかけようとしたりしだしたのだ。

これには、さすがの美織もキレるキレる。

「だって、ミオっちがテンション低いからだも~ん」

で、仕上げにこんなことしてみた。

彼女は、人ごみの中から蒼渡を見つけ出すと、近くに置いておいたバケツを手にして、

”バシャァァン!!!!”

なんと、あろうことか泥をぶっかけたのだ!

そして、わけの分からないまま突っ立っている美織にバケツを持たせて逃走☆

「・・・あ、あああああ・・・田町君・・・・・・」


「コゥラァァァァァ!!戸山!」


「うわあああん!わたしじゃないのにぃぃぃ!」


自業自得ってヤツだな。



6-1 出席番号15番 戸山 美織

6-1 出席番号17番 根川 希雪

夏休み編突入!

ってか、2章だけだけどね?

3月の卒業式の日に完結させたいのに、修学旅行編長すぎだからね?

まあ、2学期はテキトーにパパーっと駆け抜けます。



夏休み 2日目


7月 29日 金曜日


(念沖 菜波 宅__)


「・・・嘘だあああ!!!」

自室で、菜波は叫び声をあげた。

母親が、何事かと階段を駆け上がってくる。

「ちょっと、どうしたの!?」

母親が、あわてて菜波の部屋にとびこむ。

すると、彼女はテレビの前で、ギャアギャアと騒ぎまくっていた。もう近所迷惑とかそんなレベルじゃない。

「なんで加奈が由雄とひっつくんだああああ!!??」

「・・・へ?」

母親が首をかしげた。

よく見れば、テレビに映っていたのは今話題のドラマ。

どうやら彼女は、ドラマの流れが自分の思い通りにいかなかったらしく、それでダダをこねているのだ。このいつもの100倍はありそうなハイパーボイスで。

「・・・何やってんの。」

「加奈は候也とひっつくんだぁぁ!!!!」

夏休み早々、母親に呆れられたり。

彼女、宿題全然やってなかったり。



夏休み 15日目


8月 11日 木曜日


(赤崎 勇真&根川 希雪)


「・・・だりぃ。」

勇真は、照りつける太陽のしたでつぶやいた。

「んなこと言うなよ。せっかくここまで来たんだし、楽しもうぜ。」

そう彼をなだめるのは、出席番号18番な人。(イヤ、名前を言え。名前を。

実は彼ら、幼馴染なのだ。

というわけで、今日は2家族で海水浴に来ているわけである。

しかし、いつも通りだるいモード全開の勇真は、テント張るのも手伝わないし、泳ごうともしないし、希雪の妹と弟と遊んでやろうともしない。

まあ、木陰でTシャツ着て眠っているのが、彼の十八番で。

「スゥゥ・・・」

「海水浴にまで来て結局寝るのかよ。」

海からあがってきた希雪は、魚を入れた水槽と水中メガネを手に、彼の寝顔を見て呆れた。

「おにーちゃん?何やってるの?」

妹が、希雪の元に駆け寄る。

彼女の体は砂まみれ。

それを見て、彼はあることを思いついた。

「・・・ヘヘヘ。おい、ちょっと手伝え。」

妹に手伝わせ、勇真を砂浜に運ぶ。


勇真、寝ている間に砂浜に埋められたり。