エリは少し暗い顔つきをした。

「星落ちし森 シリウスの亡霊・・・あなたたちの時代から、5世紀くらい前のこと。ある森に、シリウスという星が落ち、森と、その周りにあった村は滅びた。滅びた村に住んでいた、デイルという男は羊飼い。村を誰よりも愛していた。デイルは死んでから、亡霊となり、シリウスがもとの位置に浮上していくのを見た。そして、村を滅ぼしたシリウスをうらんだ。デイルの息子は都会にでていて、この事故を知ったとき、デイルと同じくシリウスをうらんだ。そのうらみの強さのために、人の心のうらみを読めるようになった。その力は、子孫の男全員に伝わった。」

エリは、せきこむくうを見やってから、シカとミカに向き合った。

「その子孫というのが、あなたたちなの。」

「はああっ!?」


みじかっ! すみません!!


ミカがユウを見た。りゅうをにらんでいる。

「お前らが砂漠で見た街・・・あれはスバルっていうこの時代から250年後の未来の国だ。」

そう、くうが言った。何事かと、ユウが振り向く。

「えっ!?」

スズが声をあげたが、くうは無視した。あそこでエリがいっていたことを言っても信じてはくれなかっただろう。

「じゃあ、あの穴はタイムマシーン的な?」

「ああ。もっとくわしく言えば、{異空間トンネル}。ワープとタイムスリップが一度にできるって物らしい。」

「は?なんのこと・・・」

ミカが、目をひそめる。くうの言っていることが理解できない。

すると、ずっと黙っていたエリが声をあげた。

「スバルには、ある神話があるの。その神話は五つの伝説からなりたっている。一つ目は風の伝説。海を荒し、子供を簡単にさらっていく災いの風。その風をあやつる、セイバーという少年は、その風を伝説に刻み込んだ。二つ目は氷の伝説。ある湖に住む人食い魔獣を、異空間トンネルを使い、氷付けにした少年をたたえた伝説。あんまり内容は知らないけど。三つ目は月の伝説。月に降り立った女神が森を照らすと、その森にいた動物は月に向かって空を駆ける。その動物たちをあやっつったといわれる女神の伝説。四つ目は・・・」

中途半端ですが、今日はこれで・・・

風氷月は9章までの予定!で、7月までには完結したいなと・・・(無理無理・・・

でも、私、章1個考えるのに相当時間かけてるんです。だから、予定とかはあんまり・・・

でもでも、一応最後まで見てください!

くうは一応博物館に戻ってきましたとさ・・・ってトコから6章始まります。

ていうか、くうたちが住んでいるのは{魔法の世界}でも{アニメの中のとんでもない世界}でもなんでもない、普通の世界なんですよ?こんなに博物館ぶっつぶして、後始末どうするんでしょうか・・・?(そんなことどうでもいい

あと、エリを無理やり話の中につっこんでいきますんで、ヨロシクお願いです・・・(日本語じゃなくなってる・・・)


第6章  スバルの神話  風氷月の少年


シュウウ・・・

「逃げられたか・・・」

エリは、くうを背負って裂け目から飛び出した。りゅうの声がする。

「・・・くう!!」

ミカが2人に気づき、あわててかけよる。

「・・・大丈夫。ずいぶん無理してたみたい。」

「・・・」

りゅうは、くうをよそに、壊れた壁を見て舌打ちしていた。アリベルに逃げられたのだ。

しかも、シカは気がくるったようにりゅうやミカに攻撃してくる。

「クソっ!」

りゅうは小刀をよけ、スターイニゴウを手に、シカに近づいた。シカは小刀を振り上げた。

「あぶないっ!」

ミカがさけんだその瞬間、あたりが青い光に包まれた。スターイニゴウが懐中電灯の何倍もの光を発しているのだ。

「なんなのー!?」

「・・・・・・待てよ・・・・兄ちゃん・・・・」

光の中で、誰かの声がしたのに気づいたのはミカだけだった。

光は強さを増し、もう周りがみえないほどだった。3人はそのまま気を失ってしまった。


「お~い!やみあがりの人~!こんなとこで寝てたらまた風邪ひくぞぉ~」

くうが気を取り戻して、最初に聞いたのはこの言葉だった。だが、目を開く元気さえ無くなっていた。

誰だ・・・?

くうは仕方なく目を開いた。そこにいたのは・・・

「ユウ・・・?なんで・・・」

「いやあ・・・世の中には携帯という便利なものがあるんですよ・・・ミカが電話してくれたの。誰かさんがぶっ倒れているって・・・」

ユウはバカにしたように言った。ミカは一番最初に目が覚めて、とりあえずユウとスズに連絡したのだ。大人に話したって、信じてはくれないだろう。

「ユウ~シカが起きない~」

スズが手を振った。

「そろそろ逃げよ~!警察に感づかれたらヤバイよ~」

ユウがいうと、くうが少し後悔したような顔をした。

「あのお・・・ありがとうございました!」

「別に。弟”だった”奴の知り合いだったらほっとけねえし。」

ミカが頭を下げると、りゅうはそっぽを向いた。

「弟”だった”って、どういうことですか?」

「だいたい、くうの兄ならなんでユウが知らないンスか。」

ミカとスズが遠慮がちに聞いた。すると、りゅうはみなに背を向けた。

「さあね。おれは帰るから。」


長くなっちゃいました。やっとスズがちょっとだけですがでてきましたね。