何人かの方に、漬込みフルーツ（ラミーフルーツ）の作り方について
メッセージを戴きました。
嬉しかったです♪
自己流ですが、作り方をご紹介しますね。
その前に。。。
ラミーフルーツは、ドライフルーツをラム酒で漬けこんだモノです。
ラミーフルーツと言うのは正式名称ではなく、
たぶん、富沢商店などで売られている名前です。
漬込みフルーツとも呼んでいます。
ミンスミートと言うのは、
ナッツ・ドライフルーツ・スパイス・牛脂を、洋酒で漬けこんだモノです。
ラミーフルーツより、濃厚な甘みとどっしりとした食感が特徴です。
輸入材料などを扱うお店で、ビン詰めで売られています。
イギリスでは、クリスマスの時期にこれを使って
ケーキやパイ・シュトーレンなどを作ります。
しかし最近では、カロリーを抑えるために牛脂は入れない場合も多いとか。。。
私、ミンスミートは未経験です＾＾；
作り方です。
私は、ドライフルーツ各種を
グランマニエ・ラム酒・カルヴァドス・ブランデーに漬け込んで作っています。
ドライフルーツは有機栽培のモノを購入しますが
どうしても手に入らない時は、産地を確認して購入します。
写真は、前回のモノしかありませんでした＾＾；
こんな感じで、フルーツと保存容器を準備しました。
・ 使用したドライフルーツ
（ 合わせて 1650ｇ それぞれの量はテキトー お好みで）
自家製甘夏ピール
オレンジピール
ドライアップル
ドライアプリコット
ドライクランベリー
サルタナ
レーズン
カレンズ
マンゴー
。。。忘れちゃったけど、たぶん、これ位かな。
前回よりも、黄色系のフルーツをたっぷり使用しました。
・ 使用したリキュール
（ 合わせて 1300ml ～ こちらもそれぞれの量はテキトー お好みで）
グランマニエ
カルヴァドス（リンゴのブランデー）
ブランデー
ラム酒
今回はグランマニエを入れたのと
黄色系のフルーツが多かったため、色が薄目の仕上がりに。
漬け込みに使う保存瓶は、煮沸消毒します。
煮沸消毒が出来なければ、熱湯を充分にかけて、自然乾燥させれば良いでしょう。
（しかし、きちんと熱湯をかけて下さいね。）
☆ やけどにご注意を ☆
≪ 作り方 ≫
１．大きめのドライフルーツは、５ｍｍ程度の角切りにしておきます。
２．オイルコーティングされたドライフルーツは、お湯でコーティングを落とします。
沸騰したお湯に入れて、ザッと煮ます。
ザルにあげて水分を良く切ってから、お鍋に戻します。
３．水気があるとカビの原因になるので
水気を飛ばすために弱火で空炒りします。
☆ 焦がさないように注意 ☆
空炒り中なので、湯気が立っています＾＾
大きなフルーツの場合は、粗熱が取れたら５ｍｍ程度の角切りにします。
４．ドライフルーツを全て合わせて、ザッと混ぜます。
黄色いフルーツがたっぷり♪
。。。フルーツが均等に散らばった方が良いですものね。
５．リキュールを加えます。
量は、フルーツが顔を出さない程度。
今回はフルーツが顔を出し過ぎなので、リキュールを少し追加しました。（適量）
この時、もちろん、火は止めています。
６．いよいよ、瓶詰め！
こぼさないように、そぉーっと・・・
７．完成！！
今回は、２瓶作りました。 この瓶は、１Ｌ 入ります。
右は、漬け込み初日。
左は、１０か月ほど前に漬けたモノ（すでに使って減っています）
左は、熟成が進んで色が濃くなっています。
また、今回と使用するリキュール・材料が違うので、更に色が濃くなっています。
１か月 ・ ３か月 ・ ６か月 ・・・ １年 ・・・
時間をかけて、ゆっくりと美味しくなってくれる事を 願いつつ
暗くて静かな所へ・・・
８．時々、清潔なスプーンなどで全体をかき混ぜます。
この時フルーツが顔を出していたら、リキュールを適宜加えます。
フルーツが顔を出していますね。 リキュールを吸い込んだ証拠☆
カビが怖いので、私はリキュールをひたひたになるまで追加しました。
そうそう！密閉されていない場合も、水分の蒸発によりフルーツが顔を出します。
この場合は要注意です！
隙間があるので、雑菌が入りやすく傷みの原因となります。。。
以上です＾＾
初めにちょっと手間はかかりますが、どんな材料が使われているかわかりますし
お砂糖を加えていないので甘ったるくないところもいいですね。
作り方は、あくまで自己流ですので。。。
でも、これで作った 「ラミーフルーツパウンドケーキ」 は絶品です☆
差し上げても、レッスンでも、大人気のメニューです。
熟成にはもちろん時間が大切ですが、季節によって熟成度は違って来ます。
今は５ヶ月たっていますが、冬に漬けたモノなので
これからの季節に熟成が進むのかな～と期待しています♪