東野圭吾『白鳥とコウモリ』からの門前仲町 | applejamな休日

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せかせか暮らしてるのに、気が付けば何もせずに一日が終わってる…
ゆっくりとジャムでも煮ながらお休みの日を過ごしたいなぁ…
大好きな韓国のドラマや音楽、その他もろもろについて書いてます

2021年4月 幻冬舎刊

 

 

 

 

年末年始、

帰省していたうちのマンネ、「することが無ーい」。

「これでも読めば?」

渡したのは、私が借りたまま、

まだ読んでなかった『白鳥とコウモリ』。

 

520ページ超え、

厚さも3㎝以上。

読むのには覚悟がいる。

 

「進まない、進まない」と言いつつ、

2日で読み終えたマンネ。

「母ちゃんも読まないと、

感想、語り合えんじゃん」

と言うことで、

私も読み始めた。

 

東野圭吾、

読み易い文章なので、

読み始めれば案外スイスイ進む。

しかし、

とにかく、丁寧すぎる文章。

語り手が変わるたび、

同じことがその人物の目線でまた語り直されたりして、

まどろっこしい。

いや、丁寧で分かり易いんだけどね。

 

 

 

二〇一七年十一月一日。
港区海岸に止められた車の中で腹を刺された男性の遺体が発見された。
被害者は白石健介。

正義感が強くて評判のいい弁護士だった。
捜査の一環で、

白石の生前、弁護士事務所に電話をかけてきた男、
倉木達郎を愛知県三河安城に訪ねる刑事、五代。
驚くべきことにその倉木がある日突然、自供をし始める――が。
二〇一七年東京、一九八四年愛知を繋ぐ〝告白〟が、
人々を新たな迷宮へと誘う—。

(幻冬舎特設サイトより)

 

 

 

 

セールスコメントが

 

作家生活35周年記念作品
『白夜行』『手紙』……新たなる最高傑作、
東野圭吾版『罪と罰』。

 

ってことなんだけど、

確かに、

『白夜行』や『手紙』に通じる部分や

あるいは

『麒麟の翼』『容疑者Xの献身』に通じる部分もあるんだけど、

しかし、どの作品にも及ばない、

何か物足りなさを感じるんだなー。

 

そして、

犯人を捜すのではなく、

なぜ容疑者が嘘をついているのか、

そこを探るのが小説のメインなので、

読者はそこまではちょっと推理できない。

トリックらしいトリックも書かれていない。

推理小説と言うよりは、人情物?

それにしては、

人物がそこまで描かれていないような。

そして明かされる真犯人も、

イマイチ納得がいかず…

 

ま、しかし、

親子で同じ本を読んで、

感想を共有できたのは、

楽しかったね。

 

そして、

調子に乗った私たち、

刑事・五代と相棒・中町の行きつけの店、

炉端焼き店で、

物語に出てくる

「深川めし」を食べよう!!ということになり、

行ってきました、

物語の舞台、門前仲町へ!!!

 

クラッカークラッカークラッカークラッカークラッカー

 

 

 

 

「門前仲町の駅を出てすぐ」とあったので、

マンネが見つけた炉端焼き店「門前茶屋」。

ランチ目当てに出かけたが、

11時半の開店前にすでに行列。

 

 

 

 

 

 

そして、

作品の中に出てきた「深川めし」。

お店での名前は「深川あさり蒸籠めし」。

私は「江戸前穴子蒸籠めし」を注文。

半分ずつ分けて食べました。

あさりの出汁の効いた塩味の深川めしと、

ちょっと甘めの穴子めしと、

どちらもおいしかったです。

季節限定の腹子めしも食べたかった~

 

けっこうなボリュームで、

私たちはお腹いっぱいに。

炉端焼きも食べたい、

なんて言ってましたが、

土日のお昼は蒸籠めしのランチメニューのみ。

欲張らなくてよかったです。

 

 

 

 

 

幻冬舎特設サイト

 

 

「物語の舞台」のコーナーがあり、

「炉端焼き店」の写真、

明らかに私たちが行った店じゃん!!!!

メラメラメラメラメラメラメラメラメラメラ

 

 

下町情緒の感じられる門前仲町。

ロケ地巡りならぬ、

モデル地巡りしても良かったな~

また、深川めし、食べに行きたい。