「キム・タック」、とうとう、見終わってしまいました。
このドラマを見始めてからというもの、
焼きたてのアンパンが食べたくて仕方ない。
でもなかなか、お目にかかれない、焼きたてのアンパン。
このドラマの影響で、韓国ではパンブームが起こったらしいけど、
それも納得。
ホント、おいしそうなパンの映像がいっぱい出てくるんだもの。
このドラマの主人公は、パンだと言ってもいいくらい。
とにかく印象的でした。
それにしても、ドラマの中で大量に焼かれたパン、一体あの後どうなったんだろ?
そして、このドラマには、いくつもの印象的なセリフがありました。
一番印象的なのは、
パルボン先生が、確かマジュンを諭して言うセリフ。
「天才は努力する者に勝てない。
努力する者は楽しむものに勝てない。」
これは、このドラマオリジナルの言葉ではなくて、
もともと韓国にある言葉のようです。
誰の言葉か知りたくて、調べてみたんですが、
ちょっと分かりませんでした。
少女時代のユリや、韓国代表のサッカー選手も
この言葉を座右の銘にしているということです。
とにかくこの言葉は、このドラマを象徴している。
天才マジュンは、楽しむタックには勝てない。
マジュンがタックに、「お前はどうしていつも笑っていられるんだ」と聞く場面もあったけど、
その時のタックの答えは、… なんだったっけ?
いやいや、とにかく、いいこと言うよなぁって思う場面が何度もありました。
もう一つ、パルボン先生の言葉で印象的なのが、
「私たちはたかだか数百ウォンのパンを作る職人に過ぎない。
だが、そのパンの味を作るために
一生を捧げてきたプロだという事実も、決して忘れるな。」
これは、パン職人に限った話じゃない。
誰だって、誇りを持って、生きて行かなくちゃ。
そして、誇りを持って生きるためには、
自分に恥ずかしくない生き方をしないと…
って、説明するとたちまち説教臭くなってしまうことを
この「キム・タック」は、実に自然に見せてくれたよなぁ。
最終回も最後の最後まで、
これで決着がつくのか? って心配しましたけど、
なんとかうまくまとめましたね。
あんなに、どろどろしてて、普通だったら救いがないドラマになるとこでしたが、
やっぱり、タックの明るさで、気持ちのいいドラマになったね。
さあて、次は何を見ようかな?
しばらくは、タックの余韻に浸って、
落ち着いたら、パク・シフの「逆転の女王」に行こうかな。