今回は、ホロスコープから結婚の時期を読む方法についてお話します。
ネイタル(出生図)で恋愛・結婚に絡む個人天体は、金星(恋愛、愛情)、月(プライベート、感情)、太陽(人生全般、結婚)あたりになります。
そのため以前に書いたように、出会い全般(運命の出会いもそれ以外の出会いも含む)に関して、金星・月・太陽に、トランジット(経過)の木星がアスペクトする時期がチャンスとなります。
(普通の恋愛は金星を重視しますが、結婚を意識する時は太陽を重視します。)
出会い全般、これ↑を基本に考えてもらえればよいのですが、運命の出会い・・・結婚につながる出会いには、違う配置が現れることもあります。
まず、土星が何かしかの形で絡んでくることが多いです。
マレフィック(凶星)の代表のような土星ですが、結婚は、制限や責任、良い意味では安定という側面があることから、実は土星的なものでもあります。そのため、トランジット(経過)、プログレス(進行)などに土星が絡むと結婚に大きな影響を及ぼします。
例えば、ネイタル(出生図)の太陽に、トランジットの土星がコンジャンクション(0度)かソフトアスペクトになるとか、ネイタルの土星に、プログレスの太陽や月がコンジャンクションかソフトアスペクトになるとか、ソーラーリターンチャートで土星が目立つ位置に来るとか。
そんな配置が、運命の出会い~結婚の間に出てくることが多いです。
あと、トランジットのトランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)が、太陽・月・金星にアスペクトする時期に出会い~結婚する方もいます。
トランスサタニアンは良くも悪くも大きな変化をもたらすので、「今までいろんな努力をしてきたけれどなかなか結婚につながらなかった」という人も人生を動かすチャンスなのです。
マレフィックで劇薬的な側面もあるので、アスペクトはトライン(120度)がいいですね。
ただし、ネイタルの結婚に関する配置が強力な人は、トランジットなどの影響がなくても結婚される場合があります。