ネイタルのクインカンクスは訓練させられる | 夢みるホロスコープ

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今回はネイタル(出生図)のアスペクトにクインカンクス(150度)がある場合の話です。

 

クインカンクスとは、マイナーアスペクトの一つで、メジャーアスペクトより影響は小さいのですが、近年重要視されているアスペクトです。インコンジャンクトとも言われます。

 

クインカンクスのサイン(星座)は、二区分(陰・陽)も三区分(活動・不動・柔軟)も四区分(火・風・地・水)も違うため、全く共通点がありません。

 

例えるならば、全然わからない言語を話す外国人がやってきて、コミュニケーションを取ろうとするのだけれど、お互いに全く話が通じない状態です。ケンカすら出来ません。

なので、何かしらかの調整や訓練をする必要性があります。

 

この例えで言えば、身振り手振りで話す?共通の言語を習得してそれで話す?どこの国の言葉かを突き止めて通訳を呼んでくる?ものすごく大変ではあるけれど、学べることはありそうですよね。

 

私のネイタルで言うと、牡羊座の太陽と、乙女座の冥王星のイグザクト(誤差0度)のクインカンクスを持っています。

牡羊座の太陽ですから、もともとはあまり後先考えず直感的に行動するタイプで、細々と物事を考えることは苦手でした。

それがある時、細かな思考や作業を必要とする仕事を担当することになったのです。

 

大変でも、仕事だから投げ出すわけにもいかないし、胃を痛くしながら仕事をしていましたが、少しずつ、本来の性格にプラスして、慎重に考えたり、正確に業務をこなしたりする乙女座らしい几帳面な性質が身につきました。

乙女座の冥王星に訓練された時期は大変だったけど、私の財産になっています。

 

こんな感じで、ネイタルでクインカンクスを持っている人は、素のままではいられないというか、人生のどこかで努力や訓練をせざるをえない状況に立たされることが多いです。

 

ただ、逆に言えば、努力すれば、得られるものは大きいということです。努力しても絶対無理なことってあるじゃないですか。もう努力するだけ時間の無駄!みたいな。でも、クインカンクスのアスペクトは努力で調整は可能ということを示しています。

 

ただし、クインカンクスも、オポジションと同じく、ストレスがたまりやすいアスペクトです。努力するって簡単なことではないですし、自分の中に矛盾も多くなりますからね。

このアスペクトを持っている人は、ホッとできる時間も持つようにしましょうね。

 

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