今回は蠍座さんのお話です。
ここでいう蠍座は、太陽星座(いわゆる一般的に「ワタシ○○座」という星座)だけではなく、ホロスコープで蠍座要素が強い人を含みます。
蠍座さんは、表面的には淡々としていて、あまり感情を表に出さない人が多いです。しかし、燃えるような情熱を内に秘めています。
蠍座の支配星は冥王星です。冥王星には「極端」「徹底的」という意味があります。
その並々ならぬ情熱を常に表に出していては、自分も他人も焼き尽くしてしまうと蠍座さんはよくわかっているのです。
蠍座さんは、ボソッと話した一言がものすごく人にインパクトを与えることがあります。
若い人であっても、「なんかあの人が言うことって時々グサッとくるんだよなあ・・・」とよく言われます。
上司に蠍座さんがいると、普段は穏やかなのですが、必要があって部下を注意したりすると、注意された人はかなりの衝撃を覚えます。
別にパワハラをしているということではなく、本気を出した時のインパクトがすごいのです。
逆に、生半可な言葉を使っていては、蠍座さんに響くことはありません。
上司が自分の出世とか保身のために、あまり意味のないことを部下に言い聞かせることってあるじゃないですか。
そういうの、蠍座さんは全然聞かないですよ。
それで上司は、「何言っても全然響かない!!」とかますますぶち切れるわけですが、蠍座さんは内心「そんな中途半端な気持ちで発した言葉なんて聞きたくない。あなたなんかの言葉で絶対私は変わらない。」と思ってます(笑)決して口には出しませんが。
徹底的なので、表面的な付き合いにも興味がありません。
年賀状で「今年こそ会いたいですね。」というだけで会おうとしない人とか、LINEで時々どうでもいいことを送って来る人とか・・・正直、その程度の人間関係は切ってしまってもよいと思っています。
でも、一旦蠍座さんが、「この人はすごい!」と認めると、とことん深く付き合おうとします。蠍座さんと本当の意味で仲良くなった人は、恋愛であっても、友情であっても、仕事関係であっても、一生の思い出になるような濃密な時間を過ごせるでしょう。この時に蠍座さんは喜んで自分を変えることを望むのです。
「私と付き合って、あなたも私も変化する。その覚悟があなたにある?」ということを常に蠍座さんは問いかけます。その関門をくぐり抜けることは簡単ではないかもしれませんが、近くにいるだけでも、その「凄み」のようなものは感じることができるでしょう。