手術から10日目 | 異型子宮内膜増殖症から子宮体癌と診断されたBearの日記

異型子宮内膜増殖症から子宮体癌と診断されたBearの日記

2014年11月 異型子宮内膜増殖症と診断され
2015年2月に掻爬手術を受けるも体癌1aとの診断となりました。
2015年4月に単純全摘(卵巣含む)手術をしました。

コメントは承認後の公開になります。
商用目的などのコメントや読者登録はお断りする場合があります。

手術から10日目


朝がずっとパン食だったので
「そうだ!紅茶にしよう!」と言う事で
昨日コンビニで買って持ってきていた紅茶を入れた。
(気が付くのが遅いよ…)


ちなみにこのタンブラーは入院に用意する物の1つに
ストローが差せるマグカップ(吸い飲み)みたいに
書いていたんだけどストローも差せるし

あまり病人っぽくなるのも嫌だったので私はこれにした。
(ストローのお世話になる事はなかったです)


ちょっと写りが悪い。

長年愛用しているスタバのタンプラー。




はぁ~紅茶の匂いに癒される。
匂いには癒しや色んな効果があるらしい。
思いっきり吸い込んでみる。


朝食に出る牛乳を入れたりして

ストレートだったりミルクティーだったりと

楽しんでみる。





またおひたし。(笑)





午後、やっと手術後の面談に。


退院して再診の時にステージが確定するのだけど
面談表には「浸潤していても極わずか」と書いてあった。


先生に「ここまで来ると5年後の生存率もほぼ100%(今回の件)と言っても

過言ではないでしょう。追加治療もないと今の所みています」

と言ってくれた。


絶対とか多分とかって言葉を100%信じてる訳ではない。
でも主治医の先生は経験も豊富そうだし
それなりに沢山の症例を見てきているはず。
きっとそれに基づいて話してるんだろう。


否定されるよりは少し安心だ。

悪い風に考えるより(ついなりがち)いいイメージを描き続けた。




神戸の病院ではこうはいかなかっただろうなと
つくづく思う。


患者が医師を信頼するのもとても大事だそうだ。
先生の言葉は何故か安心できる。


だから手術も安心して挑むことができた。
医師と患者のコミュニケーションは大事だとも思う。


この先生に任せておけば大丈夫だと。

もちろん、悪い事が起る事も頭にはあると言う事も

常に頭にはあった。



最初に同じお部屋にいた方はこの先生は合わないと言ってた(笑)けど

私はとても合う。(笑)

私がこんなだから先生も冗談が多い。

時に「それどこまでホント~?」って思う事もある。(笑)



========================




実は私が神戸の病院から東京へ来たのは
最初にも書いたけど妹がいた事もあるけれど
「神戸の病院の医師に対する不信感」だった。


細かく書くと長くなるけど掻爬手術をして次の日退院。


その後の外来まで少し出血をしてた。
でも私は(そのうち止まるだろう)ぐらいに軽く思っていた。


外来の時に「まだ少し出血しているようなんです」と
何気なく言うと内診してくれた。


先生「こんなん気にしすぎですわ」と言って
カーテンをガーっと開けてモニターを見せられた。


私にそんなの見せられても何がどこかも
どう出血してるのかも一瞬で判らない。


先生にこんな場合はどうなんですかとか
こうなりますかとか質問を投げかけると


先生が声を荒げて「誰がそんな事言ったんですか?!
ネットの見すぎです。どうしてそうなるんですか?」と


言われた。



病気になった患者にしたら癌と言われて不安でいっぱいだ。
情報を得たい。当然ながらネットをみる。
不安になったら質問する。
ダメな事?



そんなにしつこくネット情報を話したつもりもない。

起りえる事をただ質問しただけ。

ネットの情報が100%だとは思っていないんですよ。

でも不安になってはだめなのかな。


こんなことがあるってみたら不安になって先生に
聞きたくなってしまうのはあたりまでですよね?
違うのかな…


ただこの先生の言うとおり、黙って全摘手術をしていれば

この先生はよかったのだろう。



妹と相談して東京へ転院する事を決めて返事をしに行った。

転院の紹介状の話はすんなり進んだ。


今度は逆に東京の先生からの紹介状で

神戸のこの病院を指定して手術して神戸に帰って来たら
診てもらえますか(経過等今後)と言ったら…


先生「そんなんまで診てたら手が回りませんわ。
こっちが他の病院を紹介したいぐらいですわ」
と言われた。


あ~もうこの先生だめだと見切りをつけた。


分かるんですよ。婦人科って今医師不足で
この病院でもとっても忙しそうだ。


自分が手術しようとした患者が他へ行きます
でも帰って来たら診てもらえますか?なんて
先生にしたら「なんでやねん」なんでしょうね。
いい気分ではない事は判ります。


そりゃ~自分で手術した患者の方に時間を割きたいし
愛着?も沸くでしょう。

他の医師が手術した患者を診るのは嫌なのでしょう。

判らなくもない。


でも患者は医者を、病院を選べないのですか?
具合が悪いと言ったら拒否されるのですか?
医師は患者を選ぶのでしょうか。


私は何があっても2度とこの先生と会う事はないと思った。



東京の主治医の先生は違った。
同室にいた方がネットで色々調べていると
「おっ、勉強しているね~」と。(笑)


私の小さな質問にもちゃんと答えてくれる。
忙しいのでちゃちゃっと答える(笑)ので
業務的だと言えばそうかもだけど
簡素に的確に答えてくれる。

それでいい。


私もだらだらとした質問にならないように
聞きたい事を箇条書きにする。




転院、もしくはセカンドオピニオンをする場合は
自分で調べて少しでも大きな病院に行った方がいいと
今回つくづく思った。




==========================



話はそれましたが撮った子宮と卵巣のカラー写真をもらう。


こんなものが私の体の中にずっといたんだなと思うと
グロテスクではあったけど(笑)いとおしくなった。


子宮が▽の形だとして左端(▽の上)角に丸っこい腫瘍が。


先生「こんな小さなモノの為に全部取っちゃったんだよ」


(これはのちに判ったのですが取った子宮内に検査では判らなかった
悪いものが数か所にありました。
でも浸潤もなく転移もなしと言う事で無事終わりました。

全摘して本当によかった…


見えない物の恐ろしさを目の当たりにしました。)




後は結果待ちで(取った物をホルマリン漬けにして
より詳しく調べる)退院後の腸閉塞になった場合に備え
調べていた近くの病院への紹介状を書いてもらう。


それと神戸の病院でかかっていた婦人科の先生に
ここへの紹介状をお願いしたので
今回の結果を今度は神戸の病院に報告しないといけないらしい。




術後面談も楽しい時間となった。


色んな意味で先生は経験が豊富で視野が広いんだなと思った。

同じ病院だからかもだけどみんなが先生の腕を褒める。

「意欲的だと言う人もいた」


チャレンジ精神旺盛な「古いタイプの人ではない」と思った。


と…ここまではそんな印象です。(笑)

この先は判りませんよ?w




退院まであと3日。


入院費用の概算金額表をもらった。
18日で9万ほど。
退院まで何もなければそれ以内だと言う話だった。



私は4月末に3日ほど、5月に15日と月をまたいだ。



1か月内だともう少し安くなっていたらしい。
(高額医療制度)


と、医療事務をしていた妹が説明してくれた。(笑)



長いブログになりましたが最後まで読んでくださって

ありがとうございました。