スーパー戦隊シリーズが、50年の歴史に幕を下ろすことが明らかになりました。
1975年に「秘密戦隊ゴレンジャー」から始まり、テレビ朝日とバンダイがタッグを組んで展開してきたスーパー戦隊シリーズ。地球を侵略する悪の組織に立ち向かうヒーローたちの物語は、世代を超えて多くの子どもたちの心を掴んできました。
一話完結型の30分番組という構成は、子どもが飽きずに楽しめる工夫の一つ。放送と連動して、劇中に登場する武器やロボット、ヒーローのフィギュアなどが「超合金」として商品化されました。ちなみにバンダイナムコが出した売り上げの数字では2024年度のスーパーヒーロー戦隊の玩具の売り上げは2024年度54億円。全盛期は100億円の売り上げがあったので今は半分に落ち込んでいる現状です。
この他、主題歌のCDやDVD、さらにはカセットテープまで展開されるメディアミックス戦略が取られてきました。
時代の変化に合わせて、女性ヒーローの比率を増やすなどの配慮もあり、スーパー戦隊はまさに“時代を映す鏡”のような存在でした。
私自身も、子どもの頃は土曜18時の放送を楽しみにしていた世代です。サンバルカン、ゴーグルファイブ、ダイナマンなどは特に記憶に残っており、関連グッズも買って夢中になっていたことを思い出します。
しかし今回、シリーズ終了の背景には製作費の高騰と少子化による視聴者層の縮小があると報じられています。制作にかかる費用に対して、関連商品の売上などで十分な回収ができず、赤字が続いていた可能性もあるようです。
また、視聴者の中心である子ども自体が減少していることも大きな要因。大人向けにシフトするという選択肢もありますが、子どもと大人の両方が納得できる作品づくりは容易ではありません。
とはいえ、ウルトラマンや仮面ライダーも一時期新作の制作が途絶えた時期がありました。再放送や配信限定などで存在を保ち続け、再びブームを巻き起こした例もあります。スーパー戦隊も、冷却期間を経て復活する可能性は十分にあるでしょう。
子どもたちが必ず一度は通る“戦隊ヒーロー”という道。その灯が消えるのは寂しい限りですが、50年という節目を迎えた今、何らかの形で存続の道を模索できなかったのかと、惜しむ気持ちが募ります。