『小さい頃は神様がいて』レビュー
〜3軒の家に宿る、静かなざわめき〜
4月に『続・続・2番目の恋』がヒットした岡田惠和さん脚本の新作ドラマ『小さい頃は神様がいて』。ホームコメディーを題材にしながらも、今のところ「面白くなるのはいつだろう?」と様子を見ながら視聴しています。
物語は、3軒の家族の人間模様を通して描かれていくスタイル。第4話までを見た時点で、それぞれの家庭に漂う空気感や、登場人物たちの抱える想いが少しずつ浮かび上がってきました。
🏠 小倉家:離婚の約束とすれ違いの20年
「子どもが20歳になったら離婚する」という約束を、冗談と受け止めていた夫と、それを唯一の支えに生きてきた妻。今、何かを抱えて日々を過ごしている人にとっては、思わず重ねてしまうような切実なテーマです。
今後、離婚するのかしないのか——どちらの選択でも納得できるような描き方がされていて、見守る側としても心が揺れます。
しかし、4話が終わった時点で離婚するという事実は動かず離婚に向けて日々を消化しながら物語が今後進行しそう。夫婦喧嘩の度に車で二人で出かけその車内やその他の場所で行われるあんと渉のやり取りを見る限り、仲いいじゃんと思うほどです。
🕊 永島家:静かな贖罪と、これからの時間
現役を引退した夫とその妻。仕事に没頭し、家庭を顧みなかったことを悔やみながらも、「仕事が楽しかった」と語る夫。今はその罪滅ぼしのように、妻と穏やかな時間を過ごそうとしています。
二人の関係は静かで優しいものの、物語の展開次第ではキーパーソンになりそうな気配も。第3話のラストでは、永島家に何か動きがありそうな雰囲気が漂っていましたが、そこには触れられないまま次回へと続いていきました。4話では娘とその夫が事故で他界
その後孫を二人引き取り新たな生活をスタートさせることになった。
🌈 樋口奈央と高村志保:明るく前向きなふたりの暮らし
同性愛のカップルである奈央と志保。明るく前向きに生きる姿が印象的で、ドラマの中でもひときわ軽やかな存在です。今後、どちらかの親が登場して少しバタつく展開になるのでは…という予感もあります。
🔮 今後の展開予想と、今感じていること
• 小倉家は離婚せず、ハッピーエンドを迎えるのが理想的。
• 永島家は孫を引き取ったことで新たな生活がスタートし、孫二人がドラマのキーを握るかもしれないなと感じています。よりウエットなヒューマンドラマへと展開しそうな感じがあります。
• 奈央と志保の関係には、家族との関わりを通じて新たな局面が訪れそう。
現時点では、じわじわと面白さがにじみ出てきている印象です。派手な展開は少ないものの、登場人物たちの心の動きに寄り添うような描写が、じんわりと胸に残ります。