【巨人4月総括】期待と課題が交錯する序盤戦、5月の巻き返しなるか? | 書きたいことを書くだけさ

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4月の巨人は12勝11敗と勝ち越しながらも、決して楽な戦いではありませんでした。開幕前の予想では「6回までリードすれば盤石の中継ぎ陣が試合を締める」と期待されていましたが、現実はそう甘くなく、余裕を持って勝てた試合は数えるほどしかありません。

投手陣の現状

先発ローテーションでは山崎伊織、井上温大の両投手が期待通りの活躍を見せています。一方で、グリフィンは体調不良により登板が遅れ、5月4日にようやく2試合目の先発を迎えます。リリーフ登板はあったものの、先発としてどれほど投げられるのかは未知数です。
また、期待された田中将大も思うような投球ができていません。球速は140キロ後半を記録しているものの、打者の手元ではそれほど速く感じられず、打ち込まれる場面が目立ちます。4月3日の移籍後初勝利は、中日打線の不調に助けられた面もあり、現在は二軍で再調整中。次の登板機会が与えられるかどうかが注目されます。

打撃陣の光と影

打線ではキャベッジが好調を維持。キャンプ時から高評価を受けていた通りの活躍を見せています。途中、指の負傷で二軍調整を余儀なくされましたが、見事に復活しました。
一方で、昨年の優勝に大きく貢献したヘルナンデスは苦戦。昨季はシーズン途中加入で対戦相手にデータがなかったため好成績を残しましたが、今季は研究され、厳しい攻めを受けています。
4月13日から泉口友汰が1番に固定され、打線の安定感が増しました。しかし、依然として4番・岡本和真の打撃に頼る攻撃が基本線であり、チーム全体の得点力向上が課題です。

エース不在の影響
エース戸郷翔征が勝ち星を伸ばせず、チームの勢いに影響を与えています。4月はなかなか波に乗れず、エース不在が苦戦の要因の一つとなっているのは間違いありません。

5月の展望

4月は苦戦しながらも勝ち越しを果たしましたが、5月はさらに貯金を増やし、独走態勢に入ることが求められます。投打のバランスを整え、エースの復調が鍵となるでしょう。
巨人の巻き返しに期待が高まります。果たして5月はどんな戦いを見せてくれるのか、注目です!