昨日はみんなご存知「Halloween」。
今年のHalloween、私はかねてより予定していた初Opera観劇のためLincoln Centerへ。
仮装していってもいいかな、という感じだったけど(実際仮装して観に来ていた人もちらほらいた)、私は普通にドレスアップして出かけた。
Opera。これまで実は全く興味も何もなかった。表現する、ということに携わっている者としていろんなジャンルのArtには興味はあるけれども、なんとなく敷居が高く感じられて自ら行こうと思わなかった。今回ももともとOpera好きな方に誘われて行ってみたいなって思ったのがきっかけ。
ただ誘っていただいたにも関わらず、本人が仕事でいけなくなってしまった。
さすがに一人でOperaを楽しめる勇気はまだなかった(普通の舞台やミュージカルなら問題ないけど)ので、いつもお世話になってるAyaka嬢を誘って女二人でOpera観劇へ。
こっそり写真撮ってしまった。
こんな風にきらきらしたシャンデリアはみるだけでテンションが上がる。きらきらしたもの大好き。
私達が観た演目は「Turandot(トゥーランドット)」。Opera初体験の私は当然のことながら、名前にも全く馴染みもなかったので勿論軽くお話を予習して。上演時間が3時間半という、長丁場の作品だ。ただ、実際行ってみると間に30分~40分の長めの休憩が1幕終わるごとにあったため全く長く感じられなかった。上演中はあまりの美しさに圧倒されて魅入ってしまって。第1幕から気付いたら第3幕まであっという間に時間は過ぎた。
この作品を代表する歌、「誰も寝てはならぬ/Nessun dorma」
友人の薦めにより、行く前に一度You tubeで聴いてみた。画面を通してみたときでさえ、迫力を感じるのだから生はもっと素晴らしいだろうと思っていたらやっぱり。
心が久しぶりに震えた。
普通の舞台とも違う、ミュージカルとも違う、全てを歌で表現するというOperaにすっかり心奪われた。
その豊かな歌声に、想いをしっかりと感じることができた。
どういう方法で表現するにもハートがやっぱり大事だなと改めて確認できた瞬間。
そう、ハートから発信してるものでないと、観ている人には届かない。
一度心を掴まれたら作品にぐっと入り込む。
そして最後には、広い会場は観客の盛大な拍手で包まれた。
何よりも好きな瞬間だ。
Operaを好きになるという、きっかけを作ってくれた友人に心から感謝。
また違う作品をぜひ観に行きたいと思う。
最高に贅沢な時間を過ごした10月最後の夜だった。