連続で青子嬢です。
草原にて満面の笑みの青子さん。
その笑いかける先にいるのは・・・・・？
：：：
－－－－「快斗、遊びにいこう！」
と朝いちで誘いにきた幼馴染につれて来られたのは
青々と茂る緑で埋め尽くされた草原。
昨夜も「仕事」によりあまり睡眠時間をとっていない自分を一体どこに連れていくのかと思ったが。
それは予想もしない場所で言葉を失った。
「おい、こんなとこに何しにきたんだよ。」
「だって、こんなに天気がいいのにいつまでも家の中にこもってたらもったいないじゃない。」
「あのなー、俺は疲れてんだよ。」
「どうせ、遅くまでゲームしててあんまり寝てないだけでしょ！？」
「バーロ！俺はなぁ、もっと命がけの・・・・・・」
っとまで言いかけて口を紡ぐ。
「命がけ？・・・・が何よ？正義のヒーローにでもなって世界を救ってるんだとでも言いたいわけ？
ゲームのやりすぎで頭もおかしくなった？」
呆れた表情の青子はふと背を見せて立ち止まった。
俺より少し前にいる。
太陽の光がキラッと輝く。
なるほど。
確かに、今日は天気がいい。
家にこもって時間を無駄にするのはもったいないかもしれない。
さぁーっと風が吹き幼馴染のワンピースの裾をフワッと揺らした。
緑も揺れる。
「快斗ー！気持ちーね。」
突然振り向くものだから。
心臓のリズムが荒らされた。
フワフワの癖っ毛が風に優しく揺れて。
眩しい太陽の光が彼女のラインを引き立てて。
青い空に白い雲がはえて。
緑がゆれる。
その笑顔はとても魅力的で。
一瞬で全てを奪われた。
それは白き怪盗紳士よりも鮮やかな手口。
思わず笑みがこぼれた。
「青子！」
「何ー？」
「 。」
サァッと少し強い風が吹く。
何か口にした唇を目で追っていた幼馴染は首をかしげる。
「何よ？なんていったかわかんないよ。」
フッ
また一つ厭らしく笑ってみせる。
「パンツ、見えるぞって言ったんだよ。」
「パ？・・・・・・なっバ快斗、どこ見てるのよー！！」
一瞬で赤くなる頬。
まだこんな関係でいいと思う。
焦ることはない。
風のようにそっと近付いて。
いつかその全てを奪いにいくと秘かに誓って。
空がまるでそんな俺を応援するかのように一層青く広がった。
：：：
あれ？
なんか予想外に長くない？
あれ？
妄想しすぎ？
「 。」
に入る言葉は・・・・・。
ご想像にお任せで結構です。
ｋａｋｏはこの記事のタイトルを一応入れたことにしておきます。
２０１０．０５．２３ kako
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