叩かれた、初めてのおつかい | 一歩一歩進んでいこう~ギフテッドかもしれない

一歩一歩進んでいこう~ギフテッドかもしれない

ハイパーレクシアⅢ型、集中力が凄く一筋縄ではいかない息子を蘭を育てるように育てていきたい。

ABAなど療育に助けられながら毎日頑張っています。



はじめてのおつかいと聞くと




頭の中であのテーマ曲が流れる




私は子供をもつまで、あの番組がとても嫌いだった





緩衝材に守られながら、温かくそのまま受け入れられる子供が、そっと応援されて育つこどもが心底羨ましかったのだと思う(いまは微笑ましく観られる)







私の初めてのお使いは、確か小1の頃だった




忙しそうにイライラしている母を見かねて





お買い物は私が行くよ!と言い





私は買うものを心のなかで口ずさみながら出かけた




場所も買い方もお金もしっかり計算できる私なら簡単だと思った。役に立てると思った。




田舎なので、買い物をする場所まで20分は歩く




車に気をつけながら八百屋に辿り着き



八百屋の老夫婦に「ネギください!」と言い、スカートのポケットの中で落とさないように握りしめて温まった小銭を渡す




「おつかい偉いね!」




と老夫婦に言われ、お釣りをもらい嬉しくなって来た道を急いだ



母はきっとほめてくれるだろう。笑ってくれるだろう、そう期待して茜色の道路を急いだ





「ただいまー!買えたよ!」



と言って子どもの手には大きいネギを渡した




ネギを見た母の顔は見る間に曇り、恐ろしい顔で言った




「間違ってるじゃない!玉ねぎって言ったのに!!あー!遅いし行かせるんじゃなかったもーーー!!」



一気に身体が強張る



あんたはなんでいつもこうなの!」



と言って母は私の頭を叩いた



「ごめんなさいごめんなさい!!」


何度も謝った



謝っても何度も母は叩いてきた




私の幼少期はそんなことが繰り返されていた




私はただ私にも笑いかけてほしかった



お母さんが幸せにしてる顔が見たかった



私は年齢にしてはとてもしっかりしていた方だと思うが、とにかく子供であることを許されなかったように振り返っても思う(買うものは間違えてるけど)




それが私の初めてのおつかいだった





こんなんだから、手厚くフォローされながらお使いをする【はじめておつかい】の子供に虫唾が走っていたのだと思う(注 今はそんなこと思わない)





何故こんな昔のことを突然書いているかというと




息子が数日前、初めてお使いに行ってくれたからだ




買うものはバターとマヨネーズ、バターは無塩バター



バターは難しいので、これかこれと絵を描いて渡した




マヨネーズは通常サイズのもので合計千円で買えるものならなんでもいいよと伝えて書いた



わかった!と言い、息子はウキウキと買い物に出かけた



我が家からスーパーは目と鼻の先




息子が帰ってきて




「ちゃんと買い物できたよ!!」




と言ってバターを出した



「お母さんの言ってたバター買えたよ!」





よく場所がわかったね!




と言う




続いて息子はマヨネーズをバックから出す



小さい辛子マヨネーズだった笑



出かける前にキューピーマヨネーズの画像を見せたから、一番安いのを見つけて買ってきたんだろう



「ありがとう!とっても助かった!これで作れる!」




と言うと、息子は耳を少し赤くして喜んだ




子どもの笑顔ほど嬉しいものはないのになぁと子育てを楽しめなかった母を哀れに思った





夕飯でたらこパスタにいれる予定だったマヨネーズだったが、少ーしだけにすることにした




私の母は確かあの日、夕飯にカレーを作る予定だった



(ネギでもカレーって出来るのにな)



と母の未熟さを感じ、あの頃の自分が浄化される気持ちになった




母は長期的な目、大きい範囲でものを見ることが苦手なんだなと思う




あとは自分自身が長女だったことで、理不尽に押し付けられたことを私にしていたんだと思う




まさにはじめてのおつかいを観て虫酸が走るような気持ちを私にぶつけていたのだと思う




子供の頃、親に認められなかった自分、頑張っていた自分


そんな我慢していた自分を認められず、親を否定できず、裏切られたと思いたくなく



もっとできていたら私はきっと愛されていたと叱咤して自分を否定し続けていたんだろう(時代でもあるけど、祖父祖母もそうだったんだろう)



父も母に暴力を振るっていたし、母は幼い私から見て不幸だった




自分の親がおかしいこと、自分がかわいそうな子供だったこと、辛かったことを認められずに戦えないまま、知らないままに母も父も親になった





自分がされてきたことをそのまま子供にしてしまうとよく言うが




母のようにはしない未来を母としていま歩けている自分を誇らしく思う




負のバトンはここで終わる




夫が一緒の私だからこそ終わらせることができる




そう思いました






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