ウェールズのプログレ・パブロック・ヒッピー・バンド「マン」の一員だったディークのソロ2作目入手しました。UKオリジナルなのにヤフオクで990円1人勝ちですよ。どんだけ人気ないのか。見開きジャケットは全面ツルツル・コーティングで大変美しいんですが、この落下傘でジャングルに不時着したかのような、ダサいといえばダサいコンセプトに「神風」っちゅうタイトル、レーベル・デザインは旭日旗です。マンがお手本にしたのはクイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスやグレイトフル・デッドです。お前は右か左かどっちやねん!っちゅう感じですが、ここのところもいかにもマンの一貫性のなさを表わしているようで笑えてきます。しかも日本語表記は表ジャケのみならず、裏ジャケにもこうあります―「世界中のクリケット愛好者に捧ぐ このアルバムは、新しいインビザブル サウンド プロセスを使用して完成されました。 発売元 ユナイテッド アーティスト」
マン/ディーク流変態ハードロックで始まったかと思うと、2曲目はフィドルをフィーチャーした変拍子トラディショナル・フォークです。そういえば1曲目の「タカタカタ!タカタカタ!」ちゅうドラム・アレンジとこの英語のロゴ表記で思い出すのが、ザ・クラッシュの“トミー・ガン”です。もしやジョー・ストラマーは隠れマン・ファンだったとか。まあ偶然でしょう。全体には1stソロ『アイスバーグ』ほどハードロック的側面は強くなく、メロディックでフォーキーな傾向が推し出されています。しかし例によって、どのタイプの楽曲も完成度高く板についているところがさすが実力派です。同じマン仲間だったクライヴ・ジョンのソロ『You Always Know Where You Stand~』も同じくらいすばらしいのでオススメっす。バッキング・メンバーはおなじみの人たち―ヘルプ・ユアセルフやマンのメンバーらで固められています。ただしデイヴ・エドマンズはこのアルバムには絡んでないみたいです。










