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最新アルバム『Another Night In Memphis』のしっぶいフェイヴスをくり返し聴いていると、今度はムラムラと派手なフェイヴスを聴きたくなります。6年前に大阪のタイム・ボム・レコードから出たCD+DVD2枚組ライヴ盤です。「あなたは神を信じまーすかっ!」と大阪らしいコテコテのMCで始まるこのライヴは、OVライト2曲~ソウル・チルドレン~アル・グリーンでいきなりのハイライトに突入します。ヴォーカルの青ちゃんは1発目の“I’d Rather Be Blind, Cripple And Crazy”ですでに全開、こめかみに青筋立てまくってます。そして次にくるのが、フェイヴレッツのレモンさんによるキャンディ・ステイトンの“I’m Just A Prisoner”ですから。ここまでの5曲でサザン・ソウル・ファンなら死ぬんじゃないでしょうかね?以降、ソウル・チルドレンもう一発、バーケイズのインスト、OVの“Ace Of Spade”、アル・グリーンの“Let’s Stay Together”など、ホーン隊がいないのにこれだけサザン・ソウルの名曲、名演を再現してしまうってのはスゴイことだと思います。ハイ・リズムのサウンド、グルーヴ、癖までも聞かせてくれるリズム隊、エレピとオルガンを使い分ける、まんまチャールズ・ホッジスなキーボード、そしてなんつっても日本人離れしたソウルフルなギターを弾くヒトミ君らのバッキングによるところが大きいですね。最後はウィルソン・ピケットの“ダンス天国”で大混乱状態っす。これ、昔海賊ビデオで見たことのある(たぶんYouTubeで今も見れる)ピケットの当時のライヴがあるんですけど、今まで踊ったことのないようなメガネをかけたガリガリの白人のニイチャンが、いてもたってもいられなくなってメチャクチャなダンスをするところが映っていて、すごい感動的なんですよね。ソウルの力を感じるっちゅうか。ここでもほとんどその時と同じ状態になってます。はい?なんでわかんねん?!フフフ、オレはこの現場にいたんだぜ!おわり
イメージ 1聴いてみたいな~と思ってから15年以上はたっていたウィズのファースト・ソロ・アルバムを神戸のウォータールー・レコーズさんから手に入れましたよ。しかもモノラルっす!1939年生れですから現在77歳、1935年生れのシャーリー・コリンズとともにブリティッシュ・フォークの世界では最後の生き残りといえる人です。50年代後半からデイヴィ・グレアムやのちのISBのクライヴ・パーマーらといっしょに路上演奏やバイトなどしながらヨーロッパ各地へ放浪の旅をしてきたビートニクさんで、一団の中には10代だったロッド・スチュワートもいたそうです。このデビュー作が出た時にはすでに30歳、本人はロッドの1stソロ『An Old Raincoat Won't Ever Let You Down』が同年に出た時に「ほんとはこんなんがやりたかってん!」と思ったというのをレココレか何かで読んだ記憶があります。そんなんで、本人はあまり気に入っていないアルバムです。次作の名盤『レジェンダリー・ミー』は11曲中8曲がウィズの友人で専属ライターのアラン・タンブリッジ作で、そらもうすんばらしい楽曲の数々で大好きなんですが、こちらでもすでに16曲中9曲をタンブリッジさんが書いています。このアルバムをずっと聴いてみたいと思っていた理由の一番がそのことだったんで、願い叶ってうれしいっす。バート・ヤンシュの伝記のタイトルにもなった“Dazzling Stranger”は『レジェンダリー・ミー』に、“American Land”はジョン・レンボーンと共演となったその次の『ライト・ナウ』に再録されることになります。ウィズの場合、数少ない自作の歌はジャグ、ブルース風なやつが多めで、ここでもそういうナンバーで始まりますが、2曲目でさっそくいかにもタンブリッジな哀愁メロが出てきます。このギャップがウィズのレコの特徴ですね。ブルースとは対照的に複雑なコード進行をもったタンブリッジ作のスルメ・ナンバーが他にも多数収録されていて、予想どおり当たり!の1枚でした。ウィズが自ら苦言を呈していた装飾的な部分(フルートやドラムやストリングス)は、楽曲の良さの前では全く問題ないレベルだと思います。裏ジャケには当時の仲間だったロング・ジョン・ボルドリーのライナーが載っています。これ未だCD化されていないはずなんで、どこか取り組んでほしいっすね。まあ間違いなくたいして売れないでしょうけど…
イメージ 1『ドリーム・キッド』に続くアルバムです。プロデューサーはデビュー時からずっと彼らを担当してきた元スペンサー・デイヴィス・グループのマフ・ウィンウッド(スティーヴ・ウィンウッドの兄貴)です。ここで最初にとり上げた彼らのベストCDに入っていたこのアルバムからの2曲―“Beat Of The Street”と“Laid Back In Anger”がすごく気に入ったので期待してましたら、案の定大変よかったですね。ここまで順番に聞いてきて、印象に残るメロディやリフをもつ彼らのポップなロックンロール(=パワー・ポップ)が前作を上回るほど充実した作品やと思います。強力なソングライター兄弟と強力なバンドの合体がついに頂点に!と思ったらベーシストのブルース・トーマスさんが抜けて5人になったんすね… ベースはガヴィン・サザーランドさんが担当しています。まあこういう音楽っちゅうかバンドに6人は多すぎるような気はたしかにします。まずはRCA時代のキンクスを思わせる居酒屋調のタイトルトラックがすばらしいっす。それぞれの曲には必ずどこかにポイントになるフック、フレーズがあって、この手のバンドにありがちなサラッと流れていってしまうところがないっちゅうか、ひっかかりがあるんですね。うまくいえんですが。どれもいいんですが、特に気に入ったのは“Devil, Are You Satisfied”、“Laid Back In Anger”、“Annie”、そしてアルバム・タイトル・トラックです。ピアノ、オルガン、ハープシコード、シンセその他をあやつるピーター・ウッドさんの存在がギターのティム・レンウィックさんと並ぶくらいけっこう大きくて、サウンドに色彩を加えています。ブリンズリー・シュウォーツ同様、あくまで歌とコーラス主体のホリーズとか初期ビートルズなんかの伝統的なブリティッシュ60sを正しく受け継いだ愛すべき楽曲集!というわけで引き続き次のアルバム(『Reach For The Sky』)も聴いてみたいと思わせてくれる作品でした。
イメージ 1内容も時代も全くわからんキンクスの謎のライヴCD122日に出る予定です。いちおう予約注文してますがこれ、一度10月頃に出る予定だったんですが、よくある発売延期とやらで忘れてしまってました。ところがですね、最近フェイスブックで海外から情報が流れてきて、内容が明かされてたんです。その情報ではCDタイトルが『Sunny Afternoon Live In Concert』となっていましたが、たぶんあの名曲“Sunny Afternoon”と勘違いしてるんだと思います。たしかにジャケは「Sunny」ではなくて「Sunday」となっていて、おそらく“Sunny Afternoon”をもじっただけなんだと思います。で!以下のようなトラック・リストが載ってました!これがヒジョーに興味深いんす。このコンサートのセット・リスト、キンクスのファンなら245811から誰もが『Village Green』~『Arthur』の頃、てことはつまり69年のライヴやんけ!とわかると思います。
そしてこれと全く同じセット・リストのブートレグが存在するらしく、それが19691127日のフィルモア・ウェストでのライヴらしいんですね。時間は53分、サウンドボード録音で音質最高だそうです。こりゃぜひ聴いてみたいっす。大好きな“Big Sky”がBBCライヴでない当時のライヴ・コンサートで聴けるなら、これ1曲のために買ってもいいくらいっすね。ちょっと時代が合わないイマイチなジャケですけど、今度は本当に出てほしいものです。
 
1. Till The End Of The Day (1:55)

2. Last Of The Steam Powered Trains (6:25)
3. You’re Looking Fine (6:52)
4. Mr. Churchill Says (4:24)
5. Big Sky (3:12)
6. You Really Got Me (3:42)
7. Love Me Till The Sun Shines (5:42)
8. Brainwashed (1:13)
9. Medley (Milk Cow Blues-See My Friends-Tired Of Waiting For You-Brainwashed)(9:36)
10. Louie Louie (4:00)
11. Victoria (3:12)
12. Medley (Well Respected Man-Death Of A Clown-Dandy) (3:03)

イメージ 1タカタカタカタカタ!78年頃にリリースされた有名なブリティッシュ・ビート・グループのアナログ・ベスト盤です。リーダーのデイヴ・クラークさん自身が版権をもっている関係で、レコ会社による乱発を免れているという賢いバンドです。ってクラークさん以外のメンバーにとってはどうなんでしょう?このレコ、裏ジャケに「Dave Clark Production」の表記があるので、ある意味貴重な公式ベスト盤なんじゃないかと思います。ほんでアルバム・タイトルに反してAB面それぞれ10曲の計20曲なのは何でか!?と思てネットで調べてみたら、どうやら“Good Old Rock’n’Roll”という曲が、チャック・ベリーやリトル・リチャードなんかのヒット曲のメドレーになっていて、それも1曲ずつカウントしているようなんですね。そんなん詐欺や~。おそらく大方のファンと同じように、“Do You Love Me”とか“Glad All Over”とか“Because”なんかの60年代半ばのヒット曲に圧倒的に魅力を感じるので、B面の多くを占める60年代後半のナンバーはちょっとあれです。中にはけっこうおもしろいのも入ってますが。このグループはドラマーがリーダーだからか、とにかくドラムの音がデカくて気持ちいいっす。まさにジャケのようにベース・ドラムのヘッドが破けそうなくらいのミックスになっていて、それとバランスをとったのかベースとサックスの低音も効いています。そこが結果的に当時のブリティッシュ・ビート・グループの中でザ・フー並みとはいいませんが、個性的なサウンドにつながっているような気がします。それにヴォーカルがまた黒っぽくてカッチョいいんすよね。昔々、たしかファースト・アルバムのUKオリジナル盤を手に入れたことがありますが、さすがにアルバムとしてはちょっと退屈してしまって、しばらくして手放してしまいました。正直いいますとちょっと後悔してます。ミントやったやさけ。
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【レコ妖怪向けレビュー】
ISB在学中にリリースしたファースト・ソロ・アルバムのUKオリジナル盤を見つけましたよ。在学中って。同時期にリリースされた相棒のマイク・ヘロンのファースト・ソロ『Smiling Men With Bad Reputations』のオリジナル盤はけっこう見かけるんですが、こちらの方はなかなか見つからないので即ゲットっす。アルビオン・カントリー・バンドの『Battle Of The Field』やフェアポートの『At The L.A. Troubadour』なんかと同じアイランド・レコードのHELPシリーズで、型番はHELP2です。シングル・ジャケ仕様で表面はエンボス加工がしてあります。豪華なダブル・ジャケ仕様に豪華なゲスト陣に通常のアイランドのパーム・ツリー・レーベルだったマイクの『~Reputations』と比べると、傍目には2人の当時の境遇がわかりやすいような気がしますね。ISBのプロデューサーだったジョー・ボイドは当時のISBにうんざり気味だったらしいし。しかし今聴くとどちらも同じくらいすばらしいし、この2枚を足して2で割れば見事にISBになるのがわかります。で、「やった~見っけ見っけ」などと喜びながらうちに帰ってさっそくレコをターンテーブルに載せ、ジャケを眺めていたらですね、どこにも曲目リストやレコーディング・データが載っていないんです。内袋はUK盤によくある、パテント・ナンバーと「MADE IN GREAT BRITAIN」の表記のある真っ白のあれです。ん?もしや?と思ってネットで調べてみたら、やっぱりそうでした。もともとは歌詞とレコーディング・データの載った専用内袋がついとったわけです。おい!欠損品やんけ!とはいいませんが、レコ妖怪にとってはほとんど同じことですよね。ガックシ。しかし!またこれから楽しい楽しい合わせ技の長旅が始まるってなもんです(何のことかわかりませんね)。とりあえずエドセル盤のCDのブックレットをコピーしてレコの中に放り込んでます。じゃあ解決やん!と思われるかもしれませんが、そんなものはレコ妖怪にとっては… おわり。
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【レコ妖怪向けレビュー】
無人島に1枚だけしかもってったらあかんといわれたらこれ!っちゅうアルバムのUSオリジナル盤を入手しましたよ。レコ番号はEKS-74013、ステレオです。ジャケには「stereo」のシールが貼ってあります。でもこれのモノラル盤なんて存在するんでしょうか?現行CDのボーナス・トラックにはオルタナット・ミックスとして、イントロと途中のアルペジオ部分のくり返しが1回少ない“Alone Again Or”のモノ・ヴァージョンが入ってます。それは単なるモノラル・シングルのヴァージョンてことなのかしら?わかりません。この名盤、アナログ盤でもう1枚、80年代初頭に国内で初登場となった「青春秘蔵盤」シリーズを所有してます。帯に「この音に憧れて、僕たちは髪を伸ばし始めた!」と書いてある例のあれです。で、さっそくオリジナル盤と聴き比べてみましたら、やはり私のバカ耳では違いは分かりませんでした。私にとっての結論は青春秘蔵盤も十分いい音ってことでした。CDで同じなんだからまずないだろうな、でもひょっとしたら?とひそかに期待していたのが、“Alone Again Or”のイントロのアコギ・ヴォリュームの問題っす。この部分、ちょっと小さすぎると思いませんか?歌が入ってからの音量と落差がありすぎというか… でもやっぱりオリジナル盤でも同じでした。できれば右チャンネルだけでなくて、ステレオでミックスしてほしかったです。ジャケを比較してみたらば、さすがにオリジナルだけあって色が濃くてわずかにくっきりしています。が、例えばビートルズの原盤と国内旗帯シリーズの違いほどには差はないです。まあジャケの作りに関してはオリジナルといえどアメリカ盤ですから、イギリス盤ほどの繊細さは求められないかもしれませんです。ただこのアルバムに限ってはとても丁寧に作ってあります。エレクトラ・レコードだからかな?モータウンとかアトランティックではたまにひどいのありますもんね。おわり。
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大阪のハウリン・バーにフェイヴスのライヴ行ってきましたよ。レコ発も兼ねた3時間タップリのワンマン・ギグでヒジョーに濃ゆい濃ゆいお腹いっぱいのすんばらしい歌と演奏でしたね。ルーファス・トーマスの“Memphis Train”、スペンサー・ウィギンスとジェイムス・カーの“Love Attack”、オーティス・レディングの“Hard To Handle”など、フェイヴス初期のレパートリーから何曲かやってくれたのもうれしかったす。ヴォーカルの青ちゃんはよくステージで冗談交じりに「これは宗教ですから」といって笑いをとるんですけど、ソウルのルーツとしての黒人霊歌/ゴスペルっちゅう意味以外に、個人的にはフェイヴスのライヴって、ソウルの布教活動や思てます。布教といってしまうとちょっと宗教のコワい側面を感じてしまうかもしれませんので、ソウルという一音楽の「普及」活動といった方がいいですかね。つまりカヴァー中心のフェイヴ・レイヴスを通して半世紀前のソウルのステージを疑似体験してもらって、サザン/ディープ・ソウルのすばらしさに触れて気づいてほしいっちゅう… まあ民謡を専門に歌うトラッド・シンガーと同じようなものだと思います。例の自己を消して歌に献身するってやつです。現役バリバリ(のはず)の小坂忠さんといつか共演して、サム&デイヴなんかやってくれたら失禁ものですなあ。
 
ほんで6年ぶりにCDがリリースされました!全10曲、なんとオリジナルも2曲入っています。どちらも英語、スタイルは完全にR&B/ソウルなので、他のカヴァー曲と何の違和感もなくスタンダードのごとく収まってます。このCDを制作した旧友のタイキ君(現ソウル・クラップのヴォーカル/ギター)と青ちゃんによる各曲の詳しい解説がついているので、以下それを基にしたトラック・リスト載せときます。
 
1. Give Me Back (タイキ作曲、青山作詞のジャンプ・ナンバー)
2. Fed Up With The Blues OVライトのバック・ビート時代のシングルB面曲)
3. Here I Am Again (オリー・ナイチンゲールの名盤『Sweet Surrender』収録曲)
4. Never Let Me Go (ウィリアム・ベルのスタックス初期の未発表曲で元はジョニー・エイス)
5. Taxi (元ソウル・チルドレンのJブラックフットの代表曲)
6. I’m A Fool For You (タイキ作曲、青山作詞のミディアム・ナンバー)
7. My Song (ジョニー・エイス)
8. If I Could Reach Out (オーティス・クレイ)
9. Nobody Knows You When You’re Down And Out (無数にカヴァーされた有名なブルース・スタンダード。英フォークのトレイダー・ホーンも“Down And Out Blues”としてやってました)
10. A Change Is Gonna Come (サム・クックの代表曲の1つ)
 
ちなみにアルバムのコンセプトは「ロックンロール前夜のメンフィス」だそうです。いくとこまでいってしもたがな…
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何かを目指しながら、生活のため生きるために毎日歯を食いしばりながらバイトをがんばっている若者たち!君たちにオススメの1曲をご紹介っす。これを通勤電車の中で聴きながら、レイ・デイヴィスみたいにニヤリとやれば少しはザマーミロっちゅう気分になれるかもしれませんよ。ちょうど曲調も『サムシング・エルス』『ヴィレッジ・グリーン』前後のキンクスを思わせます。自惚れが強くて辛辣で独善的なのに、一方で偽善ではない優しさも合わせ持つモリッシーらしい詞です。恥ずかしくて「ワー!」とかいってかき消したくなるようなニッポンのアホみたいな励ましソングより、よっぽど励まされると思います。念のためエレカシの“誰かのささやき”は大好きっす。それではどうぞ!
 
はっきり言わせてもらいますけどシャンクリーさん
今のこの僕の仕事
おかげさまで食べるには困らないけど
魂が腐りそうなんです
辞めさせていただきたいんですが
どうせ僕がいなくなったってあなたは平気でしょう
音楽史に残るような人物になりたいんです
 
率直に言わせてもらいますけどシャンクリーさん
僕はどうしようもない奴なんです
21世紀が背後から僕を追い詰めてきているのを感じるんです
だから焦らなきゃ
わかって下さい
僕は映画史に残りたいんです
 
名声 名声 破滅的な名声
それはぞっとするようなトリックで人を狂わせる
それでもやっぱり僕は有名になりたい
正義の味方や聖人になるよりも
 
だけどたまに満たされた気持ちになることもある
心身障害者の人たちとクリスマスカードを作ってる時なんかね
僕は生きたいし 愛したい
僕は恥じ入るような何かを手に入れたい
 
はっきり言わせてもらいますけどシャンクリーさん
僕のこの仕事 まあ食べるには困らないけど
魂が腐ってしまいそうなんです
おや あなたが詩をお書きになるとは存じ上げませんでした
(あなたがそんなおそろしくひどい詩を書くとはね)
 
率直に言わせていただきますシャンクリーさん
おたずねになるから答えますが
あんたなんて鼻持ちならない大マヌケ野郎だ
おっと無礼をはたらくつもりはないんですよ
だけどやっぱり僕は歯に衣着せずに話さずにはいられないんです
シャンクリーさん
 
(対訳:小林政美さん)