最新アルバム『Another Night In Memphis』のしっぶいフェイヴスをくり返し聴いていると、今度はムラムラと派手なフェイヴスを聴きたくなります。6年前に大阪のタイム・ボム・レコードから出たCD+DVDの2枚組ライヴ盤です。「あなたは神を信じまーすかっ!」と大阪らしいコテコテのMCで始まるこのライヴは、OVライト2曲~ソウル・チルドレン~アル・グリーンでいきなりのハイライトに突入します。ヴォーカルの青ちゃんは1発目の“I’d Rather Be Blind, Cripple And Crazy”ですでに全開、こめかみに青筋立てまくってます。そして次にくるのが、フェイヴレッツのレモンさんによるキャンディ・ステイトンの“I’m Just A Prisoner”ですから。ここまでの5曲でサザン・ソウル・ファンなら死ぬんじゃないでしょうかね?以降、ソウル・チルドレンもう一発、バーケイズのインスト、OVの“Ace Of Spade”、アル・グリーンの“Let’s Stay Together”など、ホーン隊がいないのにこれだけサザン・ソウルの名曲、名演を再現してしまうってのはスゴイことだと思います。ハイ・リズムのサウンド、グルーヴ、癖までも聞かせてくれるリズム隊、エレピとオルガンを使い分ける、まんまチャールズ・ホッジスなキーボード、そしてなんつっても日本人離れしたソウルフルなギターを弾くヒトミ君らのバッキングによるところが大きいですね。最後はウィルソン・ピケットの“ダンス天国”で大混乱状態っす。これ、昔海賊ビデオで見たことのある(たぶんYouTubeで今も見れる)ピケットの当時のライヴがあるんですけど、今まで踊ったことのないようなメガネをかけたガリガリの白人のニイチャンが、いてもたってもいられなくなってメチャクチャなダンスをするところが映っていて、すごい感動的なんですよね。ソウルの力を感じるっちゅうか。ここでもほとんどその時と同じ状態になってます。はい?なんでわかんねん?!フフフ、オレはこの現場にいたんだぜ!おわり



