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【レコ妖怪向けレビュー】
近所ですぐにでも戦争が起こるかもしれないのに呑気なことやってますが、UKオリジナル盤(PCS 7088)です。国内旗帯盤の帯に書いてあった「A面の野性味、B面の抒情性。何人(なにびと)も否定し得ぬビートルズ・ミュージックの錬金術」ってうまいこといいますね。当時これ考えた人、ちゃんとレコ聴いたんすね。当たり前ですけど、たまに「ほんまに聴いたんかい?!」と思うようなキャッチコピーを見かけることもありますので。所有のレコは例の「レフト・アップル(左寄りアップル)」ではなく、普通のそろったやつです。マトリクスはA面が2B面が1、“Her Majesty”表記なし、インナーバッグは真っ黒の方です。いちおうこれもファースト・プレスっちゅうのが現時点でのビートルズ研究の到達点なんですよね?なんとくだらない研究か。実は「レフトアップル」ももっていたこともあるんですが、昔ヤフオクで1万くらいで売っ飛ばしました。なんでか!ジャケがこちらの方が鮮明で美しかったからっす。レフト・アップルのジャケ全てがこれに比べてやや鮮明度で劣るのか、自分が所有していたジャケだけがそうだったのかはわかりません。久しぶりにくり返し聴いてますが、リンゴのドラムとポールのベースが本当に気持ちよいです。レコードのサウンドとしてロック・ミュージックはこの時点で最高点に達してしもて、それ以来これ以上のサウンドは作られることはなかったんじゃないかと思うほどです。で、ついでに改めて旗帯盤とオリジナル盤を聴き比べてみました。が、やはり違いは全くわかりませんでした。あくまで一般人の耳にとってはの話ですけど、この作品に関しては70年代の国内盤も十分いい音ってことだと思います。一度、ビートルズ研究家の人たちにUKオリジナル盤と非UKオリジナル盤の聴き分けテストやってみたいっすね。全曲でやるのか1曲だけでやるのかとか、盤の消耗度をどうやって合わせるのかとか、条件そろえるのがなかなか大変そうですが、おもしろそうです。
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【レコ妖怪向けレビュー】
毎年載せなあかんことになっているフェアポートのこれは、ファースト・アルバムのUKオリジナル盤ステレオ・ヴァージョンです。当時ポリドール・レコードから型番583 035としてリリースされました。ジャケは美しいテカテカ両面ヴィニール・コーティング、背表紙上下絞りっす。ポリドールのレコもデッカ同様に、ジャケがちょっとだけ小さめですよね。そういえば、この時期って、ポリドールが配給していたクリームのリアクション・レコードとかザ・フー、ジミヘンのリアクション/トラック・レコード含めて、ほとんどがぜいたくな両面コーティングのような気がします。音はあんまりよくないくせに… フーの『トミー』(トラック・レコ)はコーティングありとなしの2種類があります。現在のフェアポートのバンド・ロゴは、たぶん73年のアルバム『ナイン』のジャケからずっと使われているやつだと思いますが、このいかにも60sなロゴもかわいいです。これはサードの『アンハーフブリッキング』まで使われることになります。アシュリー・ハッチングスの前に置いてあるモノクロ写真のオッサンとオバハンは誰なんでしょうね?アシュリーの両親?盤のレーベル・デザインはたいへん味気ないです。ちゅうかザ・ジャムの日本盤もこのデザインでしたから、アイランドのように頻繁にデザインを変えるレコ会社と違って、そういうところはどうでもよかったみたいです。まあ、何かのライナーで読んだ気がしますが、ポリドールはメジャー・レーベルの中ではわりと小規模だったらしいですから、予算の関係かもしれません。音質に関しては、EMIやデッカやアイランドの同時期のレコに比べると、低音が薄くて今ひとつサウンドが軽すぎるような印象です。レコーディング・スタジオはあのサウンド・テクニクスだし、エンジニアもあのジョン・ウッドですから、もしかしたらこれも予算の関係でしょうか?録音テープをケチって他のバンドのマスター・テープを使いまわして何度も重ね録りしたり、近所のフリー・マーケットで買った中古テープを使ったりとか。んなアホな。おわり。
イメージ 1サブ・タイトルが『Live & Studio 1967-1972』で、2005年にサンクチュアリ・レコ(キャッスル)からリリースされた2枚組CDです。ミナミの中古レコ/CD屋さんで買うてきました。ディスク167年のデモ、ディスク272年のカナダでのライヴです。っちゅうことは‘1967-1972’というより‘1967 & 1972’ですよね?タイトルに偽りありやないかい!しかもディスク1は昔とりあげた『チェルシー・セッション 1967』と同一内容、ディスク2もボーナス・トラックの“Oh Did I Love A Dream”と“The Hag With The Money”以外は、昔とりあげた『ファースト・ガール・アイ・ラヴド』に全て入っていました。というわけで失敗!ではなくてですね、実はダブりの予感はしたんですが安かったんで、まあいいかと思って買ったんでまあいいです。『チェルシー・セッション 1967』も『ファースト・ガール・アイ・ラヴド』も90年代後半に出たやつなので、やっぱ2000年以降リリースのCDと比べると、装丁がけっこう劣るというか簡素ですから。この2枚組はいかにも2005年リリースらしい丁寧な作りです。そうそう、CDってだいたい2000年くらいからパッケージ商品としての質が視覚的、内容的にドカンと上がりますね。まず盤面のデザインがオシャレになりました。これはオリジナル・レコを忠実に再現した紙ジャケCDの影響があるんでしょうか。あと貴重な写真や豊富なデータやライナーノーツが載るようになりました。つまりブックレットが分厚くなる傾向が出てきましたよ。これはお得感増してうれしいことでした。こういうこともあって、個人的にはCDに愛着をもつようになりましたね。たっかいオリジナルのレコ買うより、ボートラやらなんやらで全然CDの方がおもろいやんけ!ってな。ところがそれもせいぜい2010年くらいまででした。今度は音楽配信やYouTubeなんかでCDが売れなくなり、切羽詰まったレコ会社はネタ切れにもかかわらず高額無理矢理デラックス版や高額無理矢理ボックス・セットなんかを中年オヤジ音楽ファンをターゲットに、がんがんリリースしてきよりました。そうなると私の場合はケッ!つって冷めるってなもんです。ほんでまた中古レコの世界へ戻って行くっちゅうわけです。おわりです。
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本日ミナミのハンキー・パンキー・レコードさんで入手したオリジナル・モノ盤です。当時米MGMレコードから独自にリリースされたアルバムで、同年の英デッカ・オリジナル『アニマリズムズ』(最後に「s」がつく)とはほとんど収録曲が重ならないっちゅう、マニア泣かせの1枚です。まずはトラック・リストです。
 
Side A
1. All Night Long
2. Shake
3. The Other Side Of This Life
4. Rock Me Baby
5. Lucille
6. Smoke Stack Lightning
 
Side B
1. Hey Gyp
2. Hit The Road, Jack
3. Outcast
4. Louisiana Blues
5. That’s All I Am To You
6. Going Down Slow
 
長年ロックを聴いてきたオッサンならだいたいわかるように、ほとんどが有名なブルース/R&B/ソウル/ロックンロールのカヴァーです。変わったところではドノヴァンのB-1でしょうか。レコ・レーベルにはA-1のクレジットがレーベル仲間だったフランク・ザッパになっていて、この曲とA-3がザッパによるアレンジと記されています。『アニマリズムズ』とダブるのはB面の35のみで、どちらも『アニマリズムズ』収録のヴァージョンとはテイクとアレンジメントが異なります。まあ時期的には同じ66年なのでサウンドは似ています。もちろんこちらもカッチョイイですよ。3のジャリジャリいうリッケンバッカー(ですかね?)の音と5のファズ・ギターが気持ちいいです。ここで昔書いたことを勝手におさらいしときますと、66年のアニマルズは英米で3種類のアルバムが出とって、これと前述の『アニマリズムズ』ともう1種類、『アニマリゼーション』というアルバムがアメリカで(たぶんそれもMGMレコから)出ています。ただし、それは『アニマリズムズ』に同時期のヒット・シングル、“Inside Looking Out”とか“C.C. Rider”とか“Don’t Bring Me Down”を追加した、当時のアメリカ盤によくあるパターンの編集盤です。久しぶりにエリック・バードンの歌聴きましたが、やっぱどえらいヴォーカリストっす。
イメージ 1メイン・サイトの雑談のコーナーを更新しました。

ウィルコ・ジョンソンの自伝『不滅療法』読みました。
『不正療法』 『殺人病棟』ときて『不滅療法』ですか。
うまい!

それではひとつよろしくお願いいたします。


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2011年に出たデジパック仕様の3枚組CD54曲入りです。22歳で飛行機事故で亡くなるまでにリリースしたアルバムは3枚、その全てがこれに入っているらしいです。これ買ったあとに食った大阪王将の餃子定食820円より安かったので、ええ買いもんしました。前に載せたチャック・ベリーと同じように、自分にとっては「ここらで基本に戻っとこか」シリーズってことで購入した元祖ロックンローラーの1人っす。いったい何度基本に戻ったら気が済むのかわかりませんが… 70年代後半~80年前後に洋楽に目覚めた世代なら、たいていFMなんかで流れていた“ザットル・ビー・ザ・デイ”と“ペギー・スー”の2曲だけは、すぐに口ずさめると思います。ほんでそのあとにリンダ・ロンシュタットの“イッツ・ソー・イージー”とかビートルズの“ワーズ・オブ・ラヴ”が続くんですよね。これパターンです。自分の場合、最近になってスティーライ・スパンがカヴァーしていた“レイヴ・オン”を聴いて、これいい曲やなあ~と思っていたところ、ホリーのカヴァーだと知って少々びっくりしました。そういえばビートルズから始まってブリティッシュ・ビートへと突き進んでいった高校生の頃は、ホリーのもつフェンダー・ストラトキャスターに違和感ありましたね。まだシャドウズも知らなかったし、ストラトといえばその頃の王道ロックの人たちとか、マーク・ノップラーとかリッチー・ブラックモアのイメージが強かったし、一番古くてもジミヘンのイメージだったですから。マヌケにも「ああ、このギターってこんな昔からあったのか」と思いました。というわけで、ストリングスバシバシのムード・ポップス系も含めて楽しめるあっという間の54曲です。ってこれ、118曲の3枚組ですが、1曲平均せいぜい2分ですから、余裕で127曲の2枚組にできたと思います。唯一の不満はそこですね。次はリトル・リチャードかエヴァリー・ブラザーズあたりか、いやもしかしたらエルヴィスかビル・ヘイリーあたりに行くかもしれません。
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【レコ妖怪向けレビュー】
ウェールズ出身の元祖ジャム・バンド、「マン」のファースト・アルバムです。今月あたまにギター/ヴォーカル/シニシズム担当だった(自分でそういってました)ディーク・レナードが72歳で亡くなったので、追悼を兼ねてのご紹介っす。もう5年以上前でしたか、ミッキー・ジョーンズも亡くなったのでさびしいかぎりですが、例えばドクター・フィールグッドみたいにオリジナル・メンバーが1人もいなくても弟子たちが名前を引き継いで活動を続けていくに値するバンドやと思ってます。キンクスと同じ英パイ・レコードからリリースされたこれ、表側のみヴィニール・コーティング、裏側はフリップ・バック仕様、裏ジャケ右上にはレコ番号の上から例の‘STEREO NSPL’のシールが貼ってあります。キンクスの『アーサー』と同じ69年ですから、もしかしたら当時モノラル盤も出たのかもしれません。が、さすがにこのバンドの1stのモノラル盤と聞いて「なになに?マジか?出てたのか?」なんていう奇特な方なんてまずいないでしょう!私も特に聴きたいとは思いません。つまりマンはパイからリバティ/ユナイテッド・アーチストに移籍した3枚目から圧倒的におもしろくなるんですね。ただディーク本人はセカンド・アルバムの『2オンス・オブ・プラスティック・ウィズ・ア・ホール・イン・ザ・ミドル』に一番思い入れがあるそうです。それでもこのファースト、なんつっても“エロチカ”収録ってだけで価値ありっすね(アホか)。ジャケ・デザインについては、砂漠にたたずむ全裸のメンバーにドライ・アイスを用意するっちゅうディークのアイデアだったらしいです。アルバムのコンセプトだった人類(マン)誕生とか宇宙からたぶんイメージしたんでしょうね。しかしなぜか砂漠は採用されず、ジャケを見たディークは「これじゃまるでラグビー・ソング・アルバムだね」といったそうです。他のマンのCDのライナーには「20,000ガロンのアルコールと750,000本のマリファナをやってきた」とありますから、好きなことやって72歳ならレミーと同じく、人生悔いなし!だったんじゃないでしょうか?まあ勝手な想像ですが。おつかれさまでした!ディーク!
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もともとは解散直後くらいに出たアメリカ編集盤(の旗帯盤)です。40年近く前に買った、このわけのわからない編集盤を今でも手放さないのはなんでか!いうと、“Rain”のステレオ・ヴァージョンが入っているからです。旗帯ナンバー34の『レアリティーズ』に入っている“Rain”はモノラル・ヴァージョンなんですね。あ、さっきわけのわからない編集盤といいましたが、よく考えたらこのあとに赤盤、青盤が出て、ほとんどの曲が再収録されたっちゅうことなんですかね?ということはこのアルバムのコンセプトっちゅうのは、つまり当時アルバム化されていなかったシングルの初アルバム化ということでよろしいでしょうか?そうならば当時は意義のあるアルバムだったということになります。ん?当時アルバム化されていなかったシングルなんて、初期にもっとなかったでしたっけ?あ、それは『オールディーズ』に収録されたんかな?でもだいぶあとに出た(80年前後?)『レアリティーズ』って初アルバム化集じゃなかったのか?もうわけわからんのでやめときます。とにかく!今となってはオリジナル・アルバムと青盤があればほとんど必要ないレコかもですね。それこそ唯一の存在意義が“Rain”のステレオ・ヴァージョンだったりして。このステレオ・ヴァージョン、リンゴのドラムが主役か!っちゅうほどど真ん中で目立ったミックスになっていて、めちゃめちゃカッコいいです。そんなとこでそうくるのか!とか、そこで終わらずにそのまま続けるのか!というリンゴ独特のフィルもすごいです。‘レコーディング・セッション’かなんかで読んだような記憶がありますが、たしかドラムのテープ・スピードを落としてテンポと音質を変えてあるんじゃなかったでしょうか。見事にハマった感じですね。ビーのシングルの中では、一番好きな“Strawberry Fields Foreverb/wPenny Lane”の次に好きなのが“Paperback Writerb/wRain”です。
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メイン・サイトの雑談のコーナーを更新しました。

2006年に出たジョー・ボイドの著書『ホワイト・バイシクル』のご紹介っす。
その後第2弾としてワールド・ミュージックについての本を書くとかいってたような気がするんですが、ぽしゃったんですかね?

それではひとつよろしくお願いいたしやす。