○対オリックス(交流戦)(京セラD)第2回戦Bu4-5YS(2勝1敗0分)(通算9勝7敗2分)
パリーグ3連覇中のオリックスと言えども、戦力が整わないとナカジマジックも不発になるものと思いました。
9回2点リードで逃げ切れないのは投手王国オリックスでは考えられないことです。
守護神マチャドは村上に156km/hの速球で空振りを取る剛腕。なかなか打てません。
しかし足を絡めてかき回し、山田と武岡のタイムリーで逆転に成功しました。
その裏田口でなく、木澤が出てきたのは何か理由があるのかもしれませんが、打たれていたら大変なことでした。
しかし3者凡退に打ち取り1点差を逃げ切り。走者ありでもこういう投球ができればクローザーが務まるという内容でした。
こういう好ゲームを続けられる力がつけばいいのですが、投打ともなかなか好調を持続できないのが現状です。
それでも交流戦は9勝7敗2分と勝ち越しに成功。借金は6で首位広島には6.5ゲーム差。
これであればオールスターまでに5割に戻せば優勝争いに加われる余地はあると思います。
リーグ戦再開後のキーマンは、個人的には村上。村上が打って投手を育てるような流れを作っていきたいところです。
解説の武田さんも、村上は速球に差し込まれていることに注目していました。
本来しとめなければならないストレートを仕留められずにカウントを悪くし、ボールになる変化球に打ち取られています。
HR、打点はそこそこなのに、率が上がってこない理由はそこにあるような気がします。
今季中にどこまで課題を克服できるかわかりませんが、メジャーを目指すなら避けて通れないところです。
R・マルティネスや栗林のストレートを弾き返す打撃を見せてほしいものです。