第1899回:●ポイントゲッター悉く不振……膨らむ借金11の絶望的状況 | 東京ヤクルトスワローズの燕日記帳

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●対東北楽天(交流戦)(楽天モバイル)第2回戦E8-2YS(0勝2敗0分)(通算0勝3敗2分)

3回1死1,3塁の好機で得点できず、逆にその裏ヤフーレが先制3ランを被弾すると、早や敗色濃厚ムードになってしまいました。

 

終盤には暴投や落球で大量失点と完全に集中力が切れてしまったかのようでした。

 

これで1つ勝ちを挟んだ2度の5連敗。昨季と同じ5月後半に大型連敗を喫して失速したのと同じ展開に陥りました。

 

阪神も2連続サヨナラ負けで5連敗とチーム状態がどん底に陥る時はあります。ただ阪神は貯金があるのでまだ余裕がありますが。

 

こうなると、4月に清水が3度の逆転を許して落とした試合が痛かったですし、千葉ロッテ戦の連続逃げ切り失敗も痛かったです。

 

高津監督は試合後「必ず上向く時が来る。僕は信じている」とコメント。

 

それはその通りなのですが、借金11の状況では何をのんきなことを言っているのか?と思われるだけです。

 

しかしこういう状況になると、監督がいくら手を尽くしても空回りに終わるだけです。

 

監督の仕事はこういう状況を何とかするのではなく、こういう状況にならないように準備することだとつくづく思わされます。

 

つまりキャンプ、OP戦で自軍の戦力を見極め、構想通りに動ける状態に持っていけるかにかかっているということです。

 

そう考えると、塩見、山田が1番、3番でフルに機能するとか、8回、9回は清水、田口という構想は瓦解してしまいました。

 

結果論とはいえ甘い見通しで立てた構想のなれの果てが今の状況になっているといえます。

 

もちろん何かのきっかけで11連勝して一気に借金を返済することがないとは言えません。

 

ただ「上向くことを待つ」しかない状況では、その確率はあまりにも低く、あまりにも絶望的です。

 

次戦の先発は前回投手に押し出し四球した石川。連敗ストップを託すには厳しいめぐりあわせです。

 

打線に頑張ってもらいたいところですが、山田にしろ村上にしろ速い球に差し込まれて打てなくなっています。

 

本来は彼ら主軸が速い球を打ち込むことで、相手投手に投げづらくさせ、他の野手の打撃に有利に働かせる必要があります。

 

トリプル3や三冠王を取った実力者が好投手を打ち崩せるところをもう一度見せてほしいものです。