第1890回:●打線つながりを欠きまたも1点差負け……投打に開幕時の構想崩壊 | 東京ヤクルトスワローズの燕日記帳

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●対DeNA(神宮)第10回戦YS1-2De(4勝6敗0分)

ジャクソンを打ちあぐね1点止まり。小澤は筒香の2ランの1球に泣いた格好になり0勝5敗とまたも勝てず、借金6となりました。

 

5月に入っても立て直しが進まず、一向にチームが上向く気配が見られません。

 

今季は先発の中心を小川とサイスニード、リリーフは田口と清水、打線は村上を軸に山田と塩見の復調で臨む形でした。

 

ところが小川は故障で開幕に間に合わず、サイスニードが代役で開幕投手になったものの、未だ勝ち星なし。

 

リリーフの柱田口は故障、清水は不振でともに再調整、山田も塩見も故障で離脱と完全に開幕時の構想が狂っています。

 

ここまで来ると、開幕時の構想が甘すぎると言われても仕方ありません。

 

とはいっても彼らにとって代わるような新戦力が出てこなかったのも事実です。

 

昨季はかなり早い段階から若手にチャンスを与えましたが、来季レギュラーに割って入れる新手は1人も出てきませんでした。

 

ドラフトでは即戦力投手3人獲りながら1人も開幕1軍に残れず。育成も補強もまるでうまくいっていません。

 

これでは故障がちでも、衰えが顕著でも過去の主力を中心に構想を立てざるを得ないでしょう。

 

しかしそれで何とかなるほどプロの世界は甘くないという当たり前の結果に行きついているというのが現状といえます。

 

育成と補強の失敗のツケという厳しい現実。もう往年のスタープレーヤーに甘える幻想は捨てなくてはなりません。