●対阪神(甲子園)第9回戦T7-2YS(3勝6敗0分)
4回無死満塁で投手才木。石川の投球術を考えれば押し出しは当然の結果だったかもしれません。
というのも石川はもうストライクゾーンで勝負できない投手で、いかにボール球を振らせるかが投球の生命線だからです。
投手才木は下手に打ってゲッツーになるくらいなら三振で帰ってくることを選択するでしょうから、振ってはくれません。
なので、ストライクをどんどん投げ込めばいいのですが、万一振ってきたらという警戒心が強く出てしまったのでしょう。
最後に投げた球は大きく外れてしまいました。それだけストライクゾーンに投げるのに自信がなかったのでしょう。
たしか阪口が先発して四球を連発した際、高津監督は「ストライクゾーンと勝負しているようだった」とコメントしてました。
それと同じようなことを石川もしていたのかもしれません。何にしても最悪の形で勝ち越され、この時点で勝負ありでした。
阪口が先発したとき、スワローズはここから波に乗ろうとしていたところでした。
しかし試合を壊してしまい勢いは消えました。それから1か月かかってようやくまた追撃態勢が整ってきたところです。
そういうムードにまた水を差された形です。石川は「本当に情けない」と降板後に反省のコメント。
それは本人の投球内容だけでなく、チームとしても本当に情けない試合内容で看過して良いものかと思わされます。
対戦が少ないパリーグならま打通用するのではという期待もありますが、どうなのでしょう。
また立て直すのに1カ月もかかるようでは首位阪神に離されてていくばかりだと思いますが……。