趣味に没頭してる間は、一番呑気な時間でした。
ただ時々自分は将来どうなるんだろう、という不安が頭を過ぎり、急に白ける事も多々ありました。言わば現実逃避だったのかもね。
本を読んだり、映画や音楽に凝ったり、色々してたなあ。
時期は前後するけど、中学の頃に戦後に一時期流行したシャンソンに惹かれました。
あくまで日本の中心だったけど、越路吹雪や岸洋子、金子由香利などを聴いてました。
原語のものも聴いたりしました。
その中で聴いた歌に「シェルブールの雨傘」という歌を知り、やけに印象に残りました(中村雅俊の「ふれあい」がこの曲に似てるのが理由ね)。
そこから映画音楽に興味を持ち、やがて映画に興味をもつようになります。
そして音楽から映画に入ったせいか、ジャンルとしてミュージカル映画に行ったのは当然の流れかも知れませんね。
ミュージカルは舞台でも映画でも昔は劇中の楽曲が独り歩きしてジャズなどのスタンダードになる事が当時はよくありました。
そこからジャズにハマって行く訳ですね。
実は元々シャンソンの前にジャズに興味があったの。日本のだけど江利チエミや雪村いづみなどを聴いてました。
だけどあまりとっかかりがなく、その時はすぐに終ってしまいました。
今回は図書館でジャズの対訳や解説が書かれた「ジャズ詩大全」なる本を見つけ、これに加えミュージカルの解説書などを片手に映画やアルバムなどを見聴き出来る限り、漁っていました。
今や(まだまだ俄かですが)ジャズ党になりました。
フランク・シナトラやジュディ・ガーランドなどを愛聴し多大な影響を受けました。
余談ですが、私は「音楽占い」なる占いでも「ジャズ」でした(笑)。
これらの趣味に没頭する内に、約10年があっという間に過ぎて行きました。
さすがにその頃には、現実を見なきゃいけない訳よね。
仕事は昔幾つか面接を受けたけど、いずれも良い結果はなく、半ば「面接恐怖症」みたいになって、世間に出るのが怖くなってました。
だけどこのままでいては、お先真っ暗なのは一応こんなんでも分かってました。
その後現在の職業に付きたいといつからか思うようになりました。
世間やマスコミが取り上げるイメージが念頭にあり、恥ずかしながら「綺麗になりたい」と思ったのが始まりでした。
そして人としてあまりにも未熟でコミュニケーション能力が著しく欠けた自分を変えたかったのが理由でした。
だけど今は、何処かで人を求めてたんだと思うんです。一番の理由は、お門違いかも知れませんが「友達が欲しかった」のが理由だと思います。
そういえばこの時の少し前から、市内の病院でデイケア(DC)と言う、同じ病人同士でコミュニケーション能力のリハビリをするプログラムに参加してました。
こちらでは少し知り合いは出来ましたが、あまり深く付き合う事は出来ませんでした。現在も辞めてはいませんが、日中なので仕事柄行けずにいます。
話を戻しますが、この前にも何軒が行きましたけれど、いずれも良い結果はありませんでした。さすがに押しかけや確認や連絡なしではいけませんね(その店で言われた事でした)。
現在の店は、ネットや前に行った店の紹介で知りました。
実は(一時間近くかかるとは言え)比較的近場だったのも理由だったりします(汗)。
仕事に付いてから、気づく事やまだまだ分からない事など色々ありますね。
現在までの話はこんな所でしょうか。これから先は分かりませんが、とりあえず仕事はまだまだ続ける気でいます。
今日もまた出勤です。