古い物ほど喜ばれる -ドイツ流の考え方- | テディベアとかなえる~絵本のような物語のある暮らし~

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アラフィフでテディベア作家としてデビューしたMayが暮らしの中でもの作りを通して身近な幸せを見つけていきます。ブランド名はSuzuran bearです。すずらんのように小さいけれど、心に寄り添う作品を製作中。

こんにちは Mayです

 

 
はじめての方はこちらもどうぞ → 🐻

 

 

古い物ほど喜ばれる -ドイツ流の考え方-

 

 

★Opa(おじい様)の形見

 

ドイツに住んでいた時に仲良くしていた

友人に会うため

再びドイツへ行った時のことです

 

 

久し振りの再会に

喜んだのもつかの間

悲しいお知らせを告げられました

 

 

ドイツ滞在の際に

かわいがってくださった

友人のおじい様が

亡くなられたということ

 

 

そして

はいこれ!あなたに上げる!

と言ってガラスの入れ物を

渡してくれました

 

 

それは、おじい様の家に

あった物

 

 

中にはいつも

あめやチョコレートがたくさん

入っていました

 

 

遊びに行く度に

好きなだけ食べなさいと言って

この入れ物ごと渡してくれるのです

 

 

この入れ物は

おじい様のお父様から

譲り受けた物

 

 

そう言っておじい様は

お父様のことを思い出されたのか

懐かしそうに入れ物を眺めて

いたのを思い出します

 

 

とても高級そうに見えますし

お父様の大切な思い出の品

壊れたら大変です

 

 

ある時尋ねてみました

普段使っていて

壊れるのが心配ではないですか?と

 

 

するとおじい様は

毎日大切に愛しみながら

使っている大切な物だけど

壊れてしまったら

その時はその時

 

 

物は使って初めて

生き生きとする

大切な物だからこそ

毎日傍において使うんだよ

 

 

と柔らかい笑顔を向けながら

話してくれました

 

 

おじい様は最後まで

Mayとはいつ会えるかな?

今度来た時にはこのガラスの入れ物を

あげよう!

 

 

と言ってくれていたそうです

 

 

 

★古い物を大切にする

ドイツ人から学んだこと

 

ドイツ人は古い物が大好き

アンティークとも言えますね

 

 

アンティークと言えるのは100年以上

経っていないと呼べないそうなので

ここではあえて古い物と言っていますが

 

 

ドイツでは

大きな物では家、家具から

小さい物では食器や人形

テディベアまで

古い物が人気です

 

 

毎週開かれている蚤の市は

老若男女たくさんの人が

古い物を探しに訪れます

 

 

日本では古い物というと

汚れていて使い古された物の

イメージがありますが

 

 

ドイツでは

家具一つとっても使う人が

常にきれいに磨き手入れを

しています

 

 

その家具は職人が心をこめて

作ったもの

だから例え何十年前の物でも

未だに美しくつやが保たれているのです

 

 

心をこめて作られたものだからこそ

丁寧に大切に使われて

使えば使うほどその良さに磨きがかかり

人々はより使いたくなるのです

 

 

 

★Opa(おじい様)からの教えを

心に刻んで

 

おじい様の

大切な物こそ毎日使う

使ってこそ物は生き生きする

 

 

その言葉はいつも

この美しいガラスの入れ物と共に

Mayの心にあります

 

 

ドイツでテディベアが大切にされ

人気があるのも

職人が一体一体心をこめて

作ったものだからだと思います

 

 

私が作ったテディベアやあみぐるみが

100年とは言わなくても

 

 

長い間持ち主の方と時を過ごし

毎日見て話しかけられ

手にとって心安らぐ存在となるよう

 

 

丁寧に心をこめて作り続けて

いきたいと思っています

 

 

Opaお元気ですか?

 

Mayはしっかり教えを守っていますよ!

 

 

今日も幸せのかけらをみつけました☆

 

今日もMayのブログにいらして頂き

ありがとうございました