スマホを乗り換える | 風変わりなPC物語 -スズメさんち-

スマホを乗り換える

先週、スマホの機種変更をした、という記事です。

 

○乗り換えは検討中だった

当方、以前の記事『年初目標を達成する② スマホの導入』以来ずっと
NECカシオのMEDIASシリーズ、N-07Dを使い続けてきました
(2014年3月に新古品を買い、同年8月の交通事故により同種の中古品に交換)。
OSがAndroid 4.1で動くためとりあえず今でも実用なのですが、
・さすがにバッテリーの持ちが悪い(最近は毎日充電となっていた)
・もたつきを随所で感じるようになった
・細かなところで不便が多い
 (いざというときマウスが使えない、内部ストレージがPCから見えない…など)
ということもあり、症状を改善できそうな、
かつ、あまり大きくなく安価な機種を探していました。
筆頭候補はAcer Luquid Z530あたり。

 

 

○取っ掛かりは特価から
そんな矢先の先週の土日のこと。
特価品情報に目を向けていると、
イオシス系のお店でHUAWEI P8liteの売り出しをするとの記事が。

 

5.5インチとしてはコンパクト(143×71mm)で、薄さもほぼ全体で7.7mm。
スペック面でもCPUにオクタコアのKirin620を採用し、
今でも格安勢の中ではそこそこ優位。
RYZENの影響というわけでもないですが、オクタコアというリッチ感...(笑)

状態に合わせ、
 ・展示中古12,800円
 ・新品開封13,800円
 ・新品未開封14,800円
で販売されました。
当方は未開封かどうかはさておき、バッテリーの寿命の懸念を考慮して
新品開封品(13,800円)を購入。
購入はイオシス アキバ路地裏店(秋月電子通商の隣)。


2012年夏モデルから、2015年春モデルへの置き換えですが、
OSが5.0(一応6.0にも対応)なので、電池がへたるまでは充分使えるでしょう。
(バッテリー消費が速くなるため6.0へのアップは非推奨との情報があります)

 


○箱オープン&新旧比較

旧:N-07D、新:P8lite

 

箱。若干の汚れなどはあり。

 

開くとこんな感じで収まっています。

 

旧(手前)と比較。

 

新旧大きさ比較。新機種は縦に長いが幅は同程度。

 

 

○使ってみて

 

☆APNの設定は自動だった

たまたまプリセットがヒットしたのでしょうかね?

手入力するはずのAPNの設定がノータッチで正しく設定されました。

 

☆さすがに早い!!

まぁ、CPUの種類が違うので単純な比較はまったく出来ないわけですが...

かなり前の世代のデュアルコアが、ちょっと前世代のオクタコアに化け、

さらにメモリが倍増。

もたつきは解消されることとなりました。

(操作慣れしていない分、自身の操作時間のほうが長い…)

 

☆電池の持ちがずいぶんよくなった
日曜日に使い始め、その夜に満充電にしました。
数点ながらソフトのインストール作業などもしつつ、
残量20%を切ったのは4日後。
当方、スマホは大して使いません(ゲームもしません)が、
それでも2日程度が限界であったN-07Dからすると非常に長持ち。

 

☆タッチの感度は非常に良好

N-07Dでもさほど悪いと感じたことはないのですが、

タッチスクリーンの感度はN-07D比でさらに良くなっている印象です。

 

☆「ダブルSIMスロット」とは言うけれど...
P8liteはMicroSIMとNanoSIM、各1つずつスロットを持ちますが、
NanoSIMはMicroSDと排他使用という点は要注意。
(「両カードを薄く削る」ことで両搭載してしまう力業を紹介する向きもありますが、
 SIMカードは通信会社からのレンタル品であり、
 SIMカットのように改造行為として後々のペナルティになる恐れが高い上
 各カードスロットの接点の接触不良を招きやすくなる可能性が高く、
 当方としては絶対におすすめしません)

 

当方、NVMO SIMを購入する当初から、どの機種にも合わせすいように
NanoSIM+アダプタという使い方をしていますが、
今回もMicroSIMサイズにして使うことになりました。
(アダプタの使用はいずれの物理改造ともなりませんが、
 こちらもすすんで推奨…とは言い難いので自己責任にて)

もともと本機種はSIMの同時使用ができるわけではないので
NanoSIM側は素直にMicroSDスロットとして使うほうが好都合な気もします。

 

☆ライトをつけるのが簡単
他のAndoroid5.0も同じなのかもしれませんが...
ライトのON/OFFが非常に簡単に。

 

☆恋しきATOK...
キャリア向けメーカースマホのいくつかは
IMEにATOKを採用しているものもありますが、N-07Dはまさにそれ。
おかげで変換に難儀することは少なかったのですが...
とりあえず標準に慣れようと思います。

 

☆バイブが目立たない
当方、十中八九マナーモードで運用しているのですが、
バイブレーションのモーターの立ち上がりが鈍いようです...
ガラケーの823SHやN-07Dは「ブ~」とすぐに振動するものの、
P8liteは「ンブ~」というような感じ。
プッシュ通知などの短いものだととても気づきにくい感じ。
今のところ移行に際してもっとも不便と感じた点はこれです。

 


○LINEの移行
おそらくいろいろなアプリケーションの中でも、
こいつの移行が一番面倒で不確実かもしれません...

移行に関する手順そのものは、こちらのサイトを参考にしました。
アプリオ 機種変更時にLINEのトーク履歴を引き継ぎ、元通りに復元する方法

このサイトではトークのバックアップファイルを
いったんPCに引き上げる手法を解説しています(Andoroid編)。
大変丁寧な説明であり、概ねこの通りで問題ないでしょう。
※ただLINEは日々操作方法が変わるソフトです。
 解説が最新に追いついている確証はありませんのでご注意ください。

 

ところがN-07Dは内部ストレージがPCから読めない…
つまり、そのままではバックアップファイルを取り出せないという厄介な仕様。
この場合、N-07D自身でMicroSDなど別媒体に、

バックアップファイルを移動させる手段、つまりファイルマネージャが必要になります。

幸いにもN-07Dにはデフォルトで「Quick Office」がインストールされています。
Quick OfficeはかつてGoogleが配布していたオフィスソフトファイルの簡易ビュアーで、
ファイルマネージャ機能も付属。
この機能を用いてMicroSDにバックアップデータのコピーをとります。

 

バックアップを確実に終えた後、新端末でLINEをインストール。

起動時に「ログイン」を選ぶことをお忘れなく。

認証などを完了させるとまずはトークのまったくない「グループ」「友だち」が出てきます。

 

この時点ではバックアップデータのフォルダがないため、
「トークのインポート」という選択肢が表示されません。
フォルダを生成するため、まずはどれか1つの「グループ」または「友だち」を開き、
「トークのバックアップ」を行います。
このとき、新端末で「Line-Backup」フォルダが生成され、
フォルダ内は今行ったバックアップファイルが1個だけある状態になります。
このバックアップファイルは不要なので削除します。

 

そして、先にバックアップしておいたZIPファイル群を
新端末に生成された「Line-Backup」フォルダに書き込みます。

再度、新端末の各トークにて「トークのインポート」を選んでいきます。
これで一通りのトークは復元できると思われます。
ちなみに今回の作業でなぜかインポートに失敗したものがありましたが、
旧端末で再度バックアップを作成し直しリトライしたら成功しました。

※新端末でログインすると、旧端末ではLINEを運用することはできなくなります。
 旧端末で普通に起動すれば、内容はきれいさっぱり消えてしまいます。
 しかし、旧端末でもオフライン(SIMを入れない)で起動すれば
 トーク類は消えずに残りますので
 念のため環境移行が完了するまで残しておくほうが安全でしょう。

 

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さて、ガラケーの823SHも2008年3月発売のモデルだけあり、
(さほどweb閲覧に使うわけではないにしても)
大半のサイトでアクセスに難儀を抱えるようになってしまいました。
単に「電話とキャリアメール専用」と割り切ればよいのですが、
保守対象から外れてからもかなり経過していることもあり、
故障すると当方の通話連絡手段がなくなってしまうこともあるので
近いうちに代替機種を考えようかと思い始めています。