◎自衛隊初の「弾道ミサイル」撃ってた! 新装備「高速滑空弾」発射試験の動画を公開 防衛装備庁
アメリカで発射試験を実施
防衛装備庁は2024年7月4日、陸上自衛隊に配備予定の新型ミサイル「島嶼防衛用高速滑空弾」の試験弾を発射した際の映像を初めて公開しました。
島嶼防衛用高速滑空弾は、2026年度から陸上自衛隊への配備が予定されている長射程ミサイルで、地上の発射装置からブースターにより発射後、分離した弾頭部がグライダーのように滑空しながら飛翔し、数百km先の標的を攻撃します。
防衛装備庁によると、今回公開された試験は2024年3月23日にアメリカのカルフォルニア州において実施されたもので、「計測系の確認」を行ったとのこと。また、今後の発射に必要な性能も確認されたため、引き続き発射試験を含む段階的な性能確認を実施していくとのことです。【了】
◎スタンド・オフ防衛能力に関する事業の進捗状況について
防衛省・自衛隊は、我が国への侵攻部隊を早期・遠方で阻止・排除するため、スタンド・オフ防衛能力を強化することとしています。
この能力を早期に構築するために、防衛省・自衛隊としては、まず、国産スタンド・オフ・ミサイルの早期取得に向けて取組を進めているところです。
今般、国産スタンド・オフ・ミサイルのうち、島嶼防衛用高速滑空弾の事前発射試験を行い、計測系の確認ができたため、以下のとおりお知らせします。記
1.目的
じ後の発射試験に向けた計測系の確認等
2.事前発射試験日
第1回発射 令和6年3月23日(土)(日本時間)
第2回発射 令和6年4月 7日(日)(日本時間)
3.試験場所
米国(カリフォルニア州)
島嶼防衛用高速滑空弾は令和8年度(2026年度)に取得を予定しております。
引き続き、防衛力整備計画に基づき、各種スタンド・オフ・ミサイルの取得を推進し、スタンド・オフ防衛能力の早期構築を図ってまいります。