北朝鮮、多弾頭ミサイル開発目的の重要実験に成功 | すずくるのお国のまもり

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◎北朝鮮、多弾頭ミサイル開発目的の重要実験に成功=国営通信

 

 

 

[ソウル 27日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は27日、同国が複数の弾頭を搭載したミサイルの開発を目的とした重要な実験に成功したと報じた。
 実験は固体燃料式中長距離弾道ミサイル用の第1段エンジンを使って26日に行われたという。
 韓国軍は26日、北朝鮮が発射したミサイルについて、極超音速ミサイルだった可能性があるとの見解を示していた。ミサイルは空中で爆発したと分析している。
 KCNAは、ミサイルはあらかじめ設定された3つの標的に正確に誘導された弾頭を分離することに成功したと説明。「目的は複数の弾頭を使用して個々の標的を破壊する能力を確保することだった」としている。
<ウクライナのクリミア攻撃を非難>
 これとは別のKCNA報道によると、北朝鮮の強純男国防相はウクライナが米国から供与された地対地ミサイル「ATACMS」でクリミアを攻撃し、少なくとも4人が死亡、151人が負傷したことについて、「人道に対する許しがたい凶悪な行為だ」と非難した。

 この攻撃は米国が「トップクラスのテロ支援国家」としての役割をいかに果たしてきたかを浮き彫りにしたと指摘。ロシアからの報復は「最も正当な防衛」になると述べた。

 

◎ミサイル総局が新しい重要技術実験行う

 

 

【平壌6月27日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国ミサイル総局は6月26日、ミサイル技術力の高度化目標の達成において重要な意味を持つ個別機動戦闘部の分離および誘導制御実験を成功裏に行った。
 重要技術実験を朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長である党中央委員会の朴正天書記、朝鮮労働党中央委員会の金正植第1副部長が参観した。
 実験は、中長距離固体弾道ミサイル1段エンジンを利用して最大の安全性を保障し、個別機動戦闘部の飛行特性の測定に有利な170~200キロ半径の範囲内で行われた。
 分離された各機動戦闘部は、設定された三つの目標座標点へ正確に誘導された。
 また、ミサイルから分離された欺瞞(ぎまん)体の効率も、対空目標発見探知機を用いて検証した。
 個別機動戦闘部の分離および誘導制御実験の目的は、多弾頭によるそれぞれの標的撃破能力を確保するところにある。
 この技術実験は、兵器システムの技術高度化を目指す朝鮮民主主義人民共和国ミサイル総局と管下の国防科学研究所の正常な活動の一環である。
 ミサイル総局は、この技術実験が本格的な実験段階に入れるようになったのは、われわれのミサイルの能力強化と技術発展において重要な意味を持つと明らかにした。
 重要技術実験を参観した指導幹部たちは、個別機動戦闘部によるそれぞれの標的撃破能力を向上させるのは非常に重要な国防技術課題であり、党中央が最も関心を寄せる問題であることを強調し、欺瞞体の効率をより高めるための科学技術的対策を徹底的に立てることに言及した。---

 

 

 

◎北朝鮮、ミサイル多弾頭化の実験「成功」

 

 

 【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は27日、中長距離弾道ミサイルに複数の弾頭を搭載する多弾頭化の技術実験をミサイル総局が26日に実施し、成功したと伝えた。