オスプレイ佐賀駐屯地、見えてきた全容 | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎オスプレイ新駐屯地、見えてきた全容 佐賀空港配備へ着工から1年
 

 

 佐賀空港(佐賀市)に陸上自衛隊オスプレイ17機などを配備するため、空港西側に34ヘクタールの新駐屯地を建設する工事が始まって12日で1年となる。上空からは、8階建ての隊庁舎の骨組みや複数のクレーンが確認でき、空港ターミナルを大きく上回る広さの新駐屯地の全容が見えてきた。
 九州防衛局によると、造成に必要な80万立方メートルの土砂のうち、今年5月末までに64万立方メートルが搬入された。来年6月までに、隊庁舎や駐機場、格納庫など、オスプレイが暫定配備されている木更津駐屯地(千葉県)からの移駐に最低限必要な工事を完成させる予定。
 陸自オスプレイは有事の際、長崎県佐世保市にある離島防衛専門部隊「水陸機動団」を南西諸島に輸送する役割を担うことが想定される。木更津での暫定配備の期限は来年7月とされている。
 新駐屯地には、オスプレイのほか、目達原駐屯地(佐賀県吉野ケ里町など)からヘリ約50機も移駐する予定だが、時期は未定。
 駐屯地建設をめぐっては、工事差し止めを求め、地元の漁業者らが国を相手取った訴訟も佐賀地裁で争われている。(岡田将平)