金正恩総書記が重要国防工業企業所を現地指導 | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎金正恩総書記が重要国防工業企業所を現地指導

 

 

 

【平壌5月13日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党総書記で朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する金正恩同志が5月11、12の両日、第2経済委員会傘下の複数の重要国防工業企業所を現地指導し、朝鮮労働党の軍需工業政策の実行状況を確認した。
 朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長である党中央委員会の朴正天書記、朝鮮労働党中央委員会の趙春龍書記、朝鮮民主主義人民共和国の強純男国防相と国防科学院のキム・ヨンファン院長、党中央委員会の弘永七、金與正の両副部長が同行した。
 敬愛する金正恩総書記は、先端精密軍需品を生産する企業所を現地指導し、生産工程の近代化の実態を確かめた。
 金正恩総書記は、軍の戦闘力強化において中核的な役割を担っている各国防工業企業所における生産工程の近代化が日を追って高い水準で実現し、世界的な先端技術力を備えているのは自立的国防工業を一層飛躍的な段階へ引き上げるための先決条件であり、重要な保証であると述べ、最近、国防工業が世界的水準で著しい発展を遂げているのはわが党の国防経済発展戦略と闘争方針の正当性と生命力がもたらした立派な結実であると評価した。
 金正恩総書記は、最近、多くの企業所にオートメ化、ライン化が立派に実現したことを高く評価し、素材の生産から組み立てと試験工程に至る全工程で精度と作動の信頼性が徹底的に保証される先端設備と装置を実用的かつ効率的に配置し、生産を科学的に行うための着想と努力が傾注されていることに大きな満足の意を表した。
 金正恩総書記は、重要国防工業企業所で生産工程が高度に近代化することに合わせて技術陣をしっかり整え、厳格な品質管理規定と秩序を確立し、資材と連携生産品の供給を計画的に、着実に行って、品質が徹底的に保証された重要軍需品をロット生産するよう経済組織活動を綿密に行わなければならないと強調した。
 金正恩総書記は、党が特別に関心を払う中核国防工業企業所が先鋒的役割を果たし、わが軍の戦いの準備を物質的・技術的に、徹底的に保証すべきだと述べ、現在の革命情勢の要求に即して全ての活動家と従業員に対する思想教育活動を一層強力に繰り広げ、彼らの精神力を最大に発揮させて軍需品生産運動に総決起するようにすべきであると語った。
 金正恩総書記は第2経済委員会傘下の全ての国防工業企業所が生産文化、生活文化を確立するための闘いをより発展的な段階で繰り広げ、軍需工業部門労働者の手本となる新世紀の文化を引き続き創造し、革新させていくことについて強調した。
 敬愛する金正恩総書記は、主要狙撃兵器を生産する企業所を訪れて、狙撃兵小銃をはじめわれわれの方式で新しく開発したさまざまな狙撃兵器を見ながら、その性能も直接確認した。
 金正恩総書記は、新しく開発した狙撃兵小銃に大きな関心を寄せ、わが国の科学者、技術者が世界的水準の性能と威力を持つ誇るに足る狙撃兵小銃を作り出したことを高くたたえた。
 金正恩総書記は、一段階高い狙撃兵器革命を起こそうとするわが党の構想と意図を披歴し、主要狙撃兵器生産企業所の展望的発展方向とその実現のための国防経済組織活動において堅持すべき原則的問題と重要課題と方途を明らかにした。
 敬愛する金正恩総書記は、今年に新しく編制された朝鮮人民軍砲兵部隊に装備させることになる更新型240ミリロケット砲台車の生産実態を確かめた。
 金正恩総書記は、生産されたロケット砲車を見て回り、今年の生産計画と現在までの生産実績を調べ、自ら砲車に乗って運転をしてみながら戦闘的性能を確認した。
 金正恩総書記はロケット砲車のオートメ化システムが高い水準で実現した、240ミリロケット砲兵器システムの戦闘的効率を最大に保障する原則に基づいて砲車を質的に立派に造った、と評価し、科学技術力の向上と絶え間ない革新によって生産成果をさらに拡大してわが軍の砲兵戦闘力の強化を力強く加速させることについて強調した。
 金正恩総書記は、効率性と信頼性の高いわれわれの方式のロケット砲車を量産するためには生産工程の近代化水準を絶えず高める活動を根気よく推し進めることが重要であると述べ、砲車の性能を絶えず向上させることに重点を置いて生産工程の近代化目標を更新していかなければならないと語った。
 敬愛する金正恩総書記は、重要国防工業企業所が示された軍需生産計画を間違いなく質的に遂行するだけでなく、尽きることのない特有の開発精神と創造気風をもってより新しい革新と飛躍的な前進を絶え間なく遂げることによって、わが党の国防発展戦略を実現するための闘いの先頭に立っていつも旗印を掲げていくものとの期待と確信を表明した。---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎金正恩委員長、新型240ミリ放射砲車両を自ら運転…「どんどん作るべき」

 

 

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が韓国首都圏を狙う新型240ミリ放射砲(多連装ロケット砲の北朝鮮式表現)を搭載した車両を自ら試運転し、砲兵戦闘力の強化を指示した。
 北朝鮮朝鮮中央通信が13日、金委員長が11、12日に第2経済委員会傘下の重要国防工業企業所で現地指導し、党の軍需工業政策執行を点検したと報じた。
 金委員長は放射砲が発射される移動式発射車両(TEL)生産現場を視察し、今年の生産計画と現在までの生産実績を把握した。
 金委員長はこの席で「放射砲車の自動化体系が高い水準で実現した。240ミリ放射砲武器体系の戦闘的効果性を最大で保障する原則で砲車を質的によく作った」とし「科学技術力の向上と絶えない革新で生産成果をさらに拡大し、わが軍隊の砲兵戦闘力強化を力強く加速化すべき」と注文した。
 続いて「効率性と信頼性が高い我々の放射砲車をどんどん作り出すためには、生産工程の現代化水準を絶えず高める事業を根気強く進めていくことが重要だ」とし「砲車の性能を絶えず向上させることを中心にして生産工程の現代化目標を更新していくべきだ」と述べた。
 240ミリ放射砲弾は最近開発され、検収試験射撃まで完了した武器体系で、これに先立ち北朝鮮はこれを2026年までに部隊に配備すると明らかにした。
 北朝鮮は2月、国防科学院が誘導機能を備えた新型240ミリ放射砲砲弾を開発したと明らかにした。240ミリ放射砲は首都圏を狙った武器体系で、「ソウル火の海」脅迫があるたびに言及されてきた。
 また金委員長は主要狙撃武器を生産する企業所を訪れ、「狙撃手歩銃(小銃)」など新しく開発した狙撃武器の性能を点検した。
 金委員長は新しく開発した狙撃手歩銃に大きな関心を見せ、科学者と技術者を祝ったと、朝鮮中央通信は伝えた。

 

◎金正恩氏が「最新の240mm多連装ロケット砲」を視察した「国防企業」は、2007年の南北首脳会談の際、当時の韓国大統領盧武鉉氏が訪れた旧平和自動車工場である。

https://x.com/ArmsControlWonk/status/1790150007817125948