ウクライナ、ロシアの石油施設を無人機攻撃 | すずくるのお国のまもり

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◎ウクライナ、ロシアの石油施設を無人機攻撃 最長距離飛行=関係筋

 

 

[ロンドン 9日 ロイター] - ウクライナ情報当局筋によると、同国はロシア中部バシコルトスタン共和国にある石油精製施設をドローン(無人機)で攻撃した。ロシアとの戦闘開始後に実施したドローン攻撃では最長となる約1500キロを飛行したという。
同筋は「ロシアの軍事施設を供給先とする製油所や石油貯蔵施設は、(前線から)遠く離れた後方にあっても安心できない」ことが示されたと述べた。
 ウクライナは今年に入り、ロシア領内の石油精製施設へのドローン攻撃を強めている。
 ロシア通信(RIA)によると、同国当局は政府系企業ガスプロムが同共和国で運営する石油精製・石油化学・肥料製造の複合施設にある建物がドローン攻撃により損傷したと明らかにした。
 共和国首長は、複合施設は攻撃後も通常通り稼働していると述べた。
 ウクライナ筋によると、同国はロシア南部クラスノダール地方にある石油貯蔵施設2棟もドローンで攻撃し、夜間に大規模な火災が発生した。
 どちらの攻撃もウクライナ保安局(SBU)が実施したという。
 ロシア当局は同地方にある製油所でウクライナのドローン攻撃により火災が発生し、複数の石油タンクが損傷したと述べた。約6機を破壊したが破片の落下で火災が起きたと通信アプリ「テレグラム」に投稿した。