ウクライナ軍、再びロシア軍機を撃墜 2月後半にも計13機 | すずくるのお国のまもり

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◎ウクライナ軍、再びロシア軍機を撃墜 2月後半にも計13機

 

 

 ウクライナ空軍は2日、東部方面でロシア軍のスホイ34戦闘爆撃機1機を撃墜したと発表した。ウクライナ東部では、地上戦でロシア軍の攻勢が続いているが、ウクライナ側は2月後半だけで計13機の露軍機を撃墜したと報じられており、制空権を巡って激しい攻防が続いている。
 ウクライナメディア「キーウ・インディペンデント」によると、ウクライナ軍は2月後半、露軍のスホイ34を10機、スホイ35戦闘機を2機、A50空中警戒管制機を1機、それぞれ撃墜した。特にA50は敵機の警戒や航空作戦の指揮で重要な役割を担っている。ウクライナ軍は1月にも1機を撃墜しており、「(ロシア軍に)残るA50は6機だ」と主張している。
 露軍機の被害が増えたのは、東部ドネツク州の激戦地アブデーフカ周辺での地上戦を爆撃で支援するため、撃墜されるリスクを冒してウクライナ周辺に露軍機を展開したのが要因だとみられる。一方、ウクライナ軍が制空権を奪われないようにするため、米欧が供与した防空システムをより前線に展開し、露軍機が安全に飛行できる空域が狭まっているとの見方もある。【ワシントン秋山信一】