◎北朝鮮、鉄道整備に欠陥 米報道の列車事故関連か

 

 

 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は3日、昨年の国土保全事業を点検する会議が平壌の人民文化宮殿で2日に開かれ、鉄道や駅、その周辺の整備に欠陥があり、課題を分析したと報じた。関連は不明だが、米政府系メディアは1月、北朝鮮東部で昨年12月に多数が死亡する列車脱線事故が起きたと伝えている。
 北朝鮮メディアでは、この事故は伝えられていない。会議には金徳訓首相や全賢哲党書記らが出席。鉄道の安全性向上の重要性を各地の担当者に周知した。道路や河川の管理、環境保護事業などでも問題点が指摘された。(共同)

 

◎昨年の山林復旧と国土管理総動員活動状況の総括会議

 

 

【平壌3月3日発朝鮮中央通信】昨年の山林復旧と国土管理総動員活動状況の総括会議が2日、平壌の人民文化宮殿で行われた。
 朝鮮民主主義人民共和国国務委員会副委員長である金徳訓内閣総理(朝鮮労働党政治局常務委員)と朝鮮労働党中央委員会の全賢哲書記をはじめ党と政府の幹部、内閣、委員会、省、中央機関、武力機関、道・市・郡の党、政権機関、関連部門の活動家が参加した。
 会議では、昨年の山林復旧と国土管理総動員活動の進行状況を収録したマルチメディアの視聴があった。
 鉄道駅、線路周辺の整備状況と線路の強度を高めるための道・市・郡と鉄道運輸部門の2023年活動状況の総括会議も行われた。
 会議では、昨年の活動で現れた偏向が言及された。
 また、全ての活動家が祖国の山河を一層美しく、立派に変貌(へんぼう)させるための闘いで革命の指揮メンバーとしての責務を全うすることについて強調された。
 一方同日、朝鮮職業総同盟中央委員会の主催によって苗木栽培部門の科学者と技術者を育成するための各道間の2023年社会主義的競争総括があった。---