◎角力灘で初の機雷掃海訓練 海自と米海軍、3月1～6日に 長崎・西海市
海上自衛隊と米海軍が3月1～6日、長崎県西海市大瀬戸町松島沖の角力灘（すもうなだ）で、機雷を除去する掃海特別訓練を共同で実施することが26日、分かった。市などによると、角力灘での掃海特別訓練は初めてとみられる。
同日の市議会全員協議会で市が説明した。
市の説明や海自の公表資料によると、機雷戦能力向上などが目的。松島の西約2キロの水域16.2平方キロで、海自の掃海艦ひらど、掃海艇たかしま、米海軍の掃海艦2隻が参加する。火薬類を含まない訓練機雷などを海中に設置し、艦艇が探知機で捜索。探知した目標を機雷処分具で識別する。海底無人探査機の操作や潜水員による捜索も訓練する。
夜間も実施。期間中は海自が周辺で警戒に当たるほか、市も27日から防災無線で漁業者らに注意を呼びかける。
◎掃海特別訓練（日米共同訓練）の実施について
海上自衛隊は、日米同盟の抑止力・対処力を強化すべく、次のとおり掃海特別訓練（日米共同訓練）を実施します。
１ 目 的
（１）海上自衛隊の機雷戦能力の向上
（２）米海軍との共同作戦能力の向上
２ 期 間
令和６年３月１日（金）～３月６日（水）
３ 訓練海空域
角力灘（九州西方）
４ 参加予定部隊等
（１）海上自衛隊
ア 訓練統制官：第１掃海隊司令 １等海佐 野間 俊英（のま としひで）
イ 参加部隊：掃海艦「ひらど」掃海艇「たかしま」
（２）米 海 軍
ア 訓練統制官：第７対機雷戦隊司令 海軍大佐 アントニオ ハイド
イ 参加部隊：艦艇２隻（掃海艦×２隻）
５ 主要訓練項目
機雷戦（機雷敷設、機雷掃海、機雷掃討）
６ その他
角力灘での掃海特別訓練は、今回が初めてです。