フーシ派攻撃の船沈没 紅海で初 | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎フーシ派攻撃の船沈没 紅海で初、環境破壊の恐れ

 

 

 【イスタンブール時事】イエメン暫定政権は2日、同国の親イラン武装組織フーシ派が2月18日に紅海で攻撃したベリーズ船籍の貨物船が沈没したことを明らかにした。ロイター通信が伝えた。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの軍事作戦を受け、フーシ派が紅海での商船攻撃を始めて以降、船が沈没したのは初めてという。
 暫定政権によると、船は今月1日夜に紅海南部で沈没した。米中央軍は2月下旬の声明で、船は4万1000トン以上の肥料を積載し、攻撃による被害で浸水して約30キロに及ぶ油膜が確認されたと発表。肥料や油が流出すれば「環境面での大惨事」になりかねないと警告していた。

 

◎フーシ派が攻撃の貨物船、沈没の恐れも 乗組員は救助

 

 

[カイロ 19日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派は19日、アデン湾で貨物船を攻撃し、同船は沈没の恐れがあると発表した。
 フーシ派のサレア軍事報道官は声明で、同船はひどく損傷しているが、乗組員は無事と明かした。警備会社LSS-SAPUによると、同船には2発のミサイルが命中した。乗組員は別の民間船舶に救助され、ジブチへ向かったという。
 民間警備会社アンブリーによると、同船はベリーズ船籍で英国で登録され、レバノン企業が運航している。18日にイエメン沖のバブ・エル・マンデブ海峡で攻撃を受けた。
 アラブ首長国連邦のホールファカンからブルガリアのバルナへ向かっていたという。
 これまでのところ、紅海での攻撃による船舶の沈没や乗組員の死亡事例はない。
 この直後、ギリシャ船籍で米企業が保有するばら積み貨物船(乗組員23人)が2度のミサイル攻撃を受けた。窓ガラスが破損したものの、乗組員にけがはなかった。同船はアルゼンチンからアデンへ穀物を運搬していた。