英米、ウクライナにAI搭載無人機の供与目指す | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎英米、ウクライナにAI搭載無人機の供与目指す-関係者
AI搭載無人機は大規模に展開、互いに通信-人間の操縦不要
最先端技術の開発で「終わりのない競争」-NATO軍事委員長

 

 

 英国は米国など各国と協力し、ロシアの軍事侵攻開始から間もなく2年を迎えるウクライナに人工知能(AI)搭載の新たな無人機数千機を供与する方向で取り組んでいる。事情に詳しい関係者が明らかにした。無人機は標的に同時に群がることができるという。
 この技術を開発している西側の軍事プランナーは、ウクライナがこの無人機でロシア軍の支配地域を一部制圧できると考えているという。センシティブな情報だとして匿名を条件に述べた関係者によれば、無人機は数カ月以内にウクライナに送られる可能性があるが、遅れもあり得る。
 AI搭載の無人機は大規模に展開され、互いに通信することで、人間が操縦することなく敵地を狙うことができると関係者の1人は説明した。
 北大西洋条約機構(NATO)のロブ・バウアー軍事委員長はブルームバーグに対し、ウクライナが無人機を「AIと組み合わせて」使えば、「ロシア軍に対する砲撃よりも成功する可能性がある」と指摘。
 「比較的単純なドローンや比較的単純なカメラあるいはビデオシステムを、ソフトウエアとの接続性を高めるよう改良するため、各国が一斉にAIに注目している」と明らかにし、最先端テクノロジーの開発でロシアとの「終わりのない競争」があるとも語った。