朝鮮政府代表団がロシアへの公式訪問のために平壌を出発 | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎朝鮮政府代表団がロシアへの公式訪問のために平壌を出発

 

 

【平壌1月15日発朝鮮中央通信】ロシア連邦のセルゲイ・V・ラブロフ外相の招請によって、崔善姫外相を団長とする朝鮮民主主義人民共和国政府代表団が、ロシアへの公式訪問のために14日、平壌を出発した。
 平壌国際空港で、パク・チョルジュン外務次官とウラジーミル・トペハ駐朝ロシア臨時代理大使、ワレリー・イサイェンコ大使館武官が見送った。---
 

◎崔善姫外相が訪露へ

 

 

【平壌1月14日発朝鮮中央通信】ロシア連邦のセルゲイ・V・ラブロフ外相の招きによって、朝鮮民主主義人民共和国の崔善姫外相が2024年1月15日から17日まで、ロシア連邦を公式訪問する。---

 

 

◎北朝鮮の崔善姫外相が15日からロシア訪問 プーチン大統領の訪朝の時期など協議の可能性も

 

 

 北朝鮮は崔善姫外相が15日からロシアを公式訪問すると発表しました。プーチン大統領の北朝鮮訪問について話し合う可能性もあります。
 朝鮮中央通信は14日、“北朝鮮の崔善姫外相が15日から17日まで、ロシアを公式訪問する”と伝えました。“ロシアのラブロフ外相が招待した”としています。
 訪問の目的や日程などは明らかにされていませんが、日米韓に対抗するための戦略的な連携について話し合うとみられます。
 また、西側諸国が警戒する武器取引の拡大についても意見交換する可能性があります。
 去年9月に、金正恩総書記がロシアを訪問した際に、プーチン大統領は北朝鮮訪問を受け入れたとされていて、具体的な時期などの調整が行われるのか注目されています。

 

◎<W解説>南北関係の緊張高まる中、韓国政府当局者は北朝鮮の崔善姫外相の役割に注目

 

 

 崔氏は2022年6月から北朝鮮の外相を務めている。金総書記に近く、米国との交渉に通じた人物として知られる。オーストラリアやマルタ、中国などに留学した後、1980年代半ばに北朝鮮外務省に入り、2009年8月にクリントン元米大統領が北朝鮮の首都ピョンヤン(平壌)を訪問した際に通訳を担当して表舞台に立った。2010年10月に外務省米州局副局長に、2016年には北米局長に就任した。2018年にはキム・ケガン(金桂官)第1次官(当時)の体調不良に対応するための人事として外務次官に昇格した。崔氏が手腕を発揮したのが2018年6月と2019年2月に行われた米朝首脳会談。崔氏は実務の中心を担った。しかしトップ会談は物別れに終わり、崔氏は記者団に「金正恩委員長は交渉意欲を失った印象を受けました」とコメントした。2019年4月の党中央委員会総会で党中央委員会委員に選出され、第14期最高人民会議第1回会議で、国務委員会委員と最高人民会議外交委員会委員に選出された。また、外務次官から第一外務次官に昇格した。そして2022年6月、北朝鮮は朝鮮労働党中央委員会総会で、新外相に崔氏を指名した。北朝鮮では初めて、女性が外相に就任した。