第1空挺団、多国籍軍で離島奪還訓練 | すずくるのお国のまもり

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お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎防衛相、千葉で離島奪還訓練視察 能登地震対応と両面で備え

 

 

 木原稔防衛相は7日、陸上自衛隊習志野演習場(千葉県)で離島奪還を想定した訓練を視察した。隊員への訓示では、能登半島地震と国土防衛の両面に備える構えを強調。「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境にある。災害対応との複合的な事態にも備え、国民の命と平和な暮らしを断固守り抜く」と述べた。
 訓練は、陸自第1空挺団のパラシュートで降下した隊員が、ヘリなどからの援護射撃を受け、離島を不法占拠した敵を制圧する想定で行われた。米軍のほか、英独など6カ国の軍隊も参加した。
 終了後、木原氏は防衛省で記者団から災害対応時に訓練を行う必要性を問われ、地震関連の装備や人員はちゅうちょなく投入していると説明した。

 

◎陸自、第一空挺団による新年恒例「降下訓練始め」

 

 

 陸上自衛隊は、パラシュート部隊「第一空挺(くうてい)団」による新年恒例の「降下訓練始め」を行いました。
 この訓練は、自衛隊唯一のパラシュート部隊、「第1空挺団」が、毎年1月に行うものです。
 訓練には、隊員およそ240人のほか、アメリカ軍、イギリス軍、今回が初参加となるカナダ軍、フランス軍、ドイツ軍、オランダ軍、インドネシア軍、カンボジア軍からおよそ60人が参加しました。
 離島防衛を想定し、敵に奪われた島に見立てたエリアに隊員らが次々と降下。
 迫撃砲や車両などもヘリにつり下げて運ばれ、同盟国、同志国などと連携して島を奪還する訓練が行われました。
 木原防衛相は「災害対応をしている中にあっても、国の守りは揺るぎないこと、同盟国、同志国との協力連携の状況を内外に示すことは極めて重要」と訓練の意義を強調しました。