◎ロシア 最新型の戦略原子力潜水艦から核搭載可能ミサイル「ブラバ」発射実験 “数千キロ離れた標的に命中”
ロシア国防省は、最新型の戦略原子力潜水艦から核兵器を搭載可能とするSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験を行い、成功したと発表しました。
ロシア国防省は5日、戦略原子力潜水艦「アレクサンドル3世」から複数の核弾頭を搭載可能とするSLBM「ブラバ」の発射実験を行ったとし、その映像を公開しました。
ミサイルはロシア北部の白海から発射され、数千キロ離れた極東カムチャツカ半島の標的に命中したとしています。
発表によりますと、この潜水艦は16発のブラバを搭載でき、まもなく実戦配備される予定で、さらにほかにも3隻を建造しているとしています。
一方、ロシア国防省は5日、太平洋艦隊とミャンマー海軍が合同軍事演習の開会式を行ったと発表しました。
両国が海軍の合同軍事演習を行うのは初めてだとしていて、ロシアとしては、2年前のクーデターで実権を握ったミャンマー軍事政権との関係を強化し、欧米をけん制する狙いがあるとみられます。