ロシア軍大尉、ヘリでウクライナ亡命 | すずくるのお国のまもり

すずくるのお国のまもり

お国の周りでは陸や海や空のみならず、宇宙やサイバー空間で軍事的動きが繰り広げられています。私たちが平和で豊かな暮らしを送るために政治や経済を知るのと同じように「軍事」について理解を深めることは大切なことです。ブログではそんな「軍事」の動きを追跡します。

◎ロシア軍大尉、ヘリでウクライナ亡命…情報機関が脱出手助け

 

 

 【ロンドン=尾関航也】ウクライナ国防省情報総局は3日、ロシア軍のヘリコプター操縦士が、ヘリでウクライナに亡命し、ウクライナ当局に保護されたと明らかにした。ウクライナの主要メディアは、国防省が公開した操縦士のインタビュー映像を一斉に報じた。
 報道によると、保護されたのは露陸軍のマクシム・クズミノフ大尉(28)で、8月23日にロシア製Mi―8軍用ヘリでロシアを脱出し、ウクライナ領内の飛行場に着陸した。
 半年以上前にウクライナ側に亡命の意思を伝え、ウクライナ軍の情報機関が脱出を手助けしたという。本人がインタビューで語ったところによれば、当日は低空飛行で国境を越え、露側に察知されることはなかった。家族も別途ロシアを出国して無事だという。
 クズミノフ大尉はインタビューで、戦争犯罪に加担したくなかったと語るとともに、「ここにはナチスもファシストもいない。それが真実だ」と述べ、露軍将兵に亡命を呼びかけた。