3月8日、コンピューターによる米韓指揮所演習が開始されました(3月18日まで)。過去の米韓演習は、北朝鮮軍の南侵を止める「防御作戦」と米韓軍が北進する「反撃作戦」に分けて実施されました。
今回の訓練では韓国軍への戦時作戦統制権の移管に向けた完全運用能力(FOC)検証する予定でしたが、規模が縮小されたため実施しないこととなり、戦時作戦統制権の移管の時期は遅れそうです。
実は、朝鮮半島での作戦を支えているのが、日本にある朝鮮国連軍後方司令部(7つの基地)です。横田飛行場に所在する司令部には豪空軍大佐他3名が常駐しているほか、9か国(豪、英、加、仏、伊、土、新、比、泰)の駐在武官が朝鮮国連軍連絡将校として在京各国大使館に常駐しています。
米韓演習は日本の防衛にとっても重要な演習で無関心ではいられません。