大島から沖ノ島に向けて、
船はひたすら玄界灘を進みます。
そして
一時間後
水平線の彼方に
ぼんやりと小さな島影が!
ついに見えた!
あれが、
神宿る島、
沖ノ島だ!
青いおぼろげな島影が
どんどん
ずんずん
近づいてきます。
周りを崖に囲まれた絶海の孤島といった感じ。
海から突き出たこの岩の間を通っていくことが習わしなんですって。
狭い岩の間を…
抜けたっ!
もう、すぐ目の前に。
そして
無事に…
入港。
ついに、
ついに、やって来てしまいました。
沖ノ島の港。
港自体は、緊急時の船の避難港にも指定されているらしく、想像よりもしっかりとしたコンクリート作りでした。
波がなく穏やかで、いきなり大きな崖が目の前に立ちはだかっています。
正面に見えるのが、参道の始まりである「一の鳥居」。
上陸を前に、参拝者全員の顔に厳粛な表情が浮かびます。
まずは桟橋で、島に滞在中の神官さんにご挨拶。
沖ノ島は基本的には無人島なのですが、宗像大社の神職の方が、一人ずつ、10日交代で泊まり込み、島を守られているそうです。
10日間も島で一人きり、すごいですよね。
この日滞在されていた神官さんは、僕とあまり年も変わらなそうなお若い方でした。
その後、彼の案内で、この浜で禊(みそぎ)を行います。
水が透き通った、とても綺麗な浜。
服を全て脱ぎ、一歩ずつ、海中へ入っていきます。
足元はゴロゴロした石。滑らないように気をつけながらゆっくりと。
穢(けが)れを落とし、身を清めるために行う禊。
水温は、初めは冷たく感じましたが、慣れると暖かくて優しい肌触り。
頭の先まで海水に浸かります。
ブクブクブク…
地上の音が聞こえなくなって、海のうねりと太陽の熱だけを感じます。
ゆっくり顔を持ち上げると、さっきまでの景色が少しだけ違って見えるような気がして、気持ちがピリッと引き締まりました。
シャツに着替えた僕にも少し緊張の色が…
さあ、
ここからいよいよ、
あの一の鳥居を抜け、
丘を登り、
二の鳥居をくぐって森へ分け入り、
石段をたくさん登って、
その先の、沖津宮の本殿に参拝させていただきます。
…
……
………が!!
しかし!
申し訳ない!!
ここから先は
「お言わず様」ということで…
掟ですから…
「おい鈴木っ!ここまで来て言わへんのかいっ!」
とおっしゃられる方!
お怒りもごもっともです!
そのような方のために、こちらの公式サイト等で沖津宮の写真や説明が見られます。
【宗像大社 公式サイト】
いや、あの、違うんですよ。
なんかですね、もう鳥居をくぐると、写真を撮ろうとか、そういう気分が消えてしまったんですよね。
本当に。
それほど濃密な空気感があって、昔の人々が祈った痕跡を、そして想いを、まるで息遣いが聞こえるほどに感じられる場所でした。
同時に、この場所はこの場所のまま、いつまでも守っていかなければいけないなと思いました。
そのために古来のしきたりを守ることはやっぱり大事だなと思いましたし、また来年世界遺産に登録されて、人類共通の宝として守られていって欲しいなと願います。
山から降り、港に戻ってきた僕は、本土から持ってきたペットボトルに「ご神水」を入れさせていただいて、神官さんにお礼を言い、島をあとにしました。
神官さんは、桟橋に立って、いつまでも船を見送ってくれていました。
まだあと数日間、滞在が残ってるんですって。
もう、二度と来ることはできないかもしれない。
『神宿る島・沖ノ島』
その小さな島は、
人が重ねた強い想いと
古代の歴史のロマンが宿る、
唯一無二の土地でした。
〜エピローグ〜
沖ノ島参拝のあとは、参加者全員で地元の方と納会をすることが習わしなんだそうです。
そこで食べたこのヤリイカ!!
と、、、透明やなイカい!
コリコリで甘みがあって「なんじゃこりゃゃぁーー!」って叫ぶほど美味かったです!
皆さんも、宗像に行かれた際にはぜひこのヤリイカを!
そして!
ここからはお知らせを一つ…
そんな観光地として三拍子揃った宗像市のビーチで、
毎年『宗像フェス 〜World Heritage Munakata〜』というフェスが行われているんですが、
なんと今年は僕が司会を務めさせていただくことになりました!
28日は私・鈴木亮平が、29日は小島瑠璃子ちゃんが司会をさせていただきます。
そう!今回の参拝は実はこのご縁があってのことだったのです。
「いや、フェスの司会って…お前にできるんかいなっ!」
という不安はありますが、精一杯楽しんでやりたいと思ってますので、ご都合合う方はぜひ遊びに来てください!
例え司会が拙くても、とにかく出演アーティストが超豪華なので大丈夫です!
詳しくはこちらでチェックしてみてください!
http://munafes.jp
いやー、
この度は4回にも渡る長い旅レポートに付き合っていただいて本当にありがとうございました!
ではでは、
また書きますねー!
亮平
船はひたすら玄界灘を進みます。
そして
一時間後
水平線の彼方に
ぼんやりと小さな島影が!
ついに見えた!
あれが、
神宿る島、
沖ノ島だ!
青いおぼろげな島影が
どんどん
ずんずん
近づいてきます。
周りを崖に囲まれた絶海の孤島といった感じ。
海から突き出たこの岩の間を通っていくことが習わしなんですって。
狭い岩の間を…
抜けたっ!
もう、すぐ目の前に。
そして
無事に…
入港。
ついに、
ついに、やって来てしまいました。
沖ノ島の港。
港自体は、緊急時の船の避難港にも指定されているらしく、想像よりもしっかりとしたコンクリート作りでした。
波がなく穏やかで、いきなり大きな崖が目の前に立ちはだかっています。
正面に見えるのが、参道の始まりである「一の鳥居」。
上陸を前に、参拝者全員の顔に厳粛な表情が浮かびます。
まずは桟橋で、島に滞在中の神官さんにご挨拶。
沖ノ島は基本的には無人島なのですが、宗像大社の神職の方が、一人ずつ、10日交代で泊まり込み、島を守られているそうです。
10日間も島で一人きり、すごいですよね。
この日滞在されていた神官さんは、僕とあまり年も変わらなそうなお若い方でした。
その後、彼の案内で、この浜で禊(みそぎ)を行います。
水が透き通った、とても綺麗な浜。
服を全て脱ぎ、一歩ずつ、海中へ入っていきます。
足元はゴロゴロした石。滑らないように気をつけながらゆっくりと。
穢(けが)れを落とし、身を清めるために行う禊。
水温は、初めは冷たく感じましたが、慣れると暖かくて優しい肌触り。
頭の先まで海水に浸かります。
ブクブクブク…
地上の音が聞こえなくなって、海のうねりと太陽の熱だけを感じます。
ゆっくり顔を持ち上げると、さっきまでの景色が少しだけ違って見えるような気がして、気持ちがピリッと引き締まりました。
シャツに着替えた僕にも少し緊張の色が…
さあ、
ここからいよいよ、
あの一の鳥居を抜け、
丘を登り、
二の鳥居をくぐって森へ分け入り、
石段をたくさん登って、
その先の、沖津宮の本殿に参拝させていただきます。
…
……
………が!!
しかし!
申し訳ない!!
ここから先は
「お言わず様」ということで…
掟ですから…
「おい鈴木っ!ここまで来て言わへんのかいっ!」
とおっしゃられる方!
お怒りもごもっともです!
そのような方のために、こちらの公式サイト等で沖津宮の写真や説明が見られます。
【宗像大社 公式サイト】
いや、あの、違うんですよ。
なんかですね、もう鳥居をくぐると、写真を撮ろうとか、そういう気分が消えてしまったんですよね。
本当に。
それほど濃密な空気感があって、昔の人々が祈った痕跡を、そして想いを、まるで息遣いが聞こえるほどに感じられる場所でした。
同時に、この場所はこの場所のまま、いつまでも守っていかなければいけないなと思いました。
そのために古来のしきたりを守ることはやっぱり大事だなと思いましたし、また来年世界遺産に登録されて、人類共通の宝として守られていって欲しいなと願います。
山から降り、港に戻ってきた僕は、本土から持ってきたペットボトルに「ご神水」を入れさせていただいて、神官さんにお礼を言い、島をあとにしました。
神官さんは、桟橋に立って、いつまでも船を見送ってくれていました。
まだあと数日間、滞在が残ってるんですって。
もう、二度と来ることはできないかもしれない。
『神宿る島・沖ノ島』
その小さな島は、
人が重ねた強い想いと
古代の歴史のロマンが宿る、
唯一無二の土地でした。
〜エピローグ〜
沖ノ島参拝のあとは、参加者全員で地元の方と納会をすることが習わしなんだそうです。
そこで食べたこのヤリイカ!!
と、、、透明やなイカい!
コリコリで甘みがあって「なんじゃこりゃゃぁーー!」って叫ぶほど美味かったです!
皆さんも、宗像に行かれた際にはぜひこのヤリイカを!
そして!
ここからはお知らせを一つ…
そんな観光地として三拍子揃った宗像市のビーチで、
毎年『宗像フェス 〜World Heritage Munakata〜』というフェスが行われているんですが、
なんと今年は僕が司会を務めさせていただくことになりました!
28日は私・鈴木亮平が、29日は小島瑠璃子ちゃんが司会をさせていただきます。
そう!今回の参拝は実はこのご縁があってのことだったのです。
「いや、フェスの司会って…お前にできるんかいなっ!」
という不安はありますが、精一杯楽しんでやりたいと思ってますので、ご都合合う方はぜひ遊びに来てください!
例え司会が拙くても、とにかく出演アーティストが超豪華なので大丈夫です!
詳しくはこちらでチェックしてみてください!
http://munafes.jp
いやー、
この度は4回にも渡る長い旅レポートに付き合っていただいて本当にありがとうございました!
ではでは、
また書きますねー!
亮平