第8節 vs.レノファ山口FC(みらスタ) | すーさんの栃木SC応援日記

今シーズン初のDAZN観戦となったアウェイ、レノファ山口FC戦。

 

追っかけDAZNとなることから、情報を遮断して過ごし、後半開始くらいの時間にやっと試合観戦が可能になりました。

 

連敗を止めなければならぬ大事な試合を現地観戦できぬもどかしさ。

それでも、決して多くない栃木サポーターが響かせるチャントがDAZNから聴こえて来ると、胸が熱くなって勇気を貰えたのです。

 

この遠征したサポーターのためにも、絶対に勝点3を手にしてください。

 

そんな想いで見守った山口との一戦は、またしても、終了間際の土壇場でドラマが待っているという、栃木SCとしては非情過ぎる結末へと繋がっていました。

 

ここまで厳しいシーズンになろうとは。

勝てそうな試合を続けて落とす厳しさを目の当たりにして、まだ序盤ではありながらも、残留することが可能なのかと、やっぱり不安が増大したのです。

 

あと一歩なんだけれどなぁ。

勝ち方を忘れてしまったチームのようで、それでも、選手の一生懸命さが伝わって来る分、本当にこのやるせなさをどこにぶつければ良いのかとモヤモヤだけが募りました。

 

 
スタメンを大きく入替えて臨んだ一戦で、なかなか良い試合展開に持って行けたとは思います。
 
そこには、山口の緩い攻めにも助けられた感じも受けますが、それを差し引いても、ここ数試合の中では、攻守のバランスは良く見えました。
 
前線では、山田選手の動きが良く感じましたし、中盤の西谷選手、佐藤選手のボランチコンビはとても安定感があって、山口の中盤に決して負けていまん。
 
攻撃は髙萩選手を中心に、守備は岡﨑選手を中心に、それぞれ、連敗を止めるべく良く動けていました。
 
攻撃では、今シーズン初の前半で得点を奪えています。
流れ的には、追加点は必須で、やっぱり1点で逃げ切るにはまだまだ組織的に成熟していないチームですから、不安は最後まで引き摺るのが何とも。
 
その不安がまたしても現実となって身に降りかかるのですから目も当てられません。
 
守備は、2試合連続で喫している複数失点を挽回しようと必死に守ってくれています。
 
しかし、無失点で乗り切れる寸前まで行きましたが、アディショナル4分という時間帯でCKから失点することに。
山口の執念が栃木の守備を上回った感じでしょうか。
 
それでも、寄せが甘かった感も否めませんし、最後の最後で試合を締める姿勢をもっと真剣に突き詰めていく必要があるのではと、強く感じた失点でもあります。
 
勝点1をアウェイで奪ったというよりも、やっぱり、勝点2を逃した。そんな印象を強く持った試合でした。
本当にもう少し。それだけに、悔しさが倍増するのです。
 

 
栃木のフォーメーションは3-4-2-1。ここまで、これを貫いています。
 
前節のザスパクサツ群馬戦から6選手を入替えて臨む試合になりましたが、これは連戦を考慮してのものか、それとも、選手の好不調を見てのことなのか。それは分かりません。
 
GKには、今シーズン初のスタメン。川田修平選手がゴールマウスを守ります。
難しい風の中、判断良くボールを弾く場面もあって、安定感ある守備を見せてくれたと思います。
 
最終ラインは、右から福島隼斗選手、岡﨑亮平選手、大森渚生選手の並び。
ここも安定感がありましたし、特に、岡﨑選手と皆川選手のマッチアップは見応え十分でした。良く抑えてくれたと思います。
 
中盤は、西谷優希選手と佐藤祥選手のボランチ。
右に黒﨑隼人選手、左に福森健太選手が入ります。
 
2シャドーの右に髙萩洋次郎選手、左に山田雄士選手が入って、1トップは根本凌選手という布陣。
 
前節、動きが鈍かったと時崎監督から言われている根本選手、かなり前からプレスを仕掛ける姿勢も見せてくれましたし、この試合では、攻撃でも守備でも、胸が熱くなるほどの必死さでピッチ上を走ってくれていたと思います。
 
それだけに、ゴールを決めて欲しかったなぁ。
1点でも決めれば、プレーにもっとキレが出るのではと期待しているのです。
 
やっぱりFWですから、早く今シーズンの初得点、決めておきたいはずです。
それ、水曜日のモンテディオ山形戦でお願いします。
 
【結果】
レノファ山口FC 1-1 栃木SC
前半 0-1
後半 1-0
 
【会場】維新みらいふスタジアム
 
【得点】
前40 福島隼斗(栃木)
後49 梅木 翼(山口)
 
【栃木SC警告】
該当者なし
 
【栃木SCスタメン】
GK 川田修平
DF 大森渚生
DF 岡﨑亮平
DF 福島隼斗
MF 黒﨑隼人 → 森 俊貴(後25)
MF 佐藤 祥
MF 西谷優希
MF 福森健太
FW 髙萩洋次郎 → 大島康樹(後20)
FW 山田雄士 → 植田啓太(後25)
FW 根本 凌 → 小堀 空(後37)
 
【栃木SCリザーブ】
GK 藤田和輝
DF 平松 航
MF 森 俊貴 ← 黒﨑隼人(後25)
MF ジュニーニョ
MF 植田啓太 ← 山田雄士(後25)
FW 大島康樹 ← 髙萩洋次郎(後20)
FW 小堀 空 ← 根本 凌(後37)
 
【審判団】
主審 : 御厨貴文
副審 : 木川田博信
副審 : 植田文平
 
【入場者数】2,831人
【ピッチ状態】全面良芝
【天候/気温/湿度】晴/18.7℃/20%
【風】中風
 
【第8節終了順位】19位
 
勝点1を積んだことで、順位が1つだけ上がりました。
最下位が徳島ヴォルティスという驚きの順位ですが、その徳島、8節まで終了し、まさかの未勝利という事態に。
 
栃木SCもそうですが、他にも苦戦を強いられているチームがあるということに意外性満点の順位表になっています。
 
これだけ勝てなくとも降格圏内に沈まない幸運。
下位で苦しむチームがあるうちに、何とか抜け出しておきたい状況です。
 

 
DAZNで観ている感じでは、風が試合の運命を握っていると思えがほどに強かったです。
前半、風上に立って優位な状況を確保した栃木SCとしては、その前半に得点を奪うことは最低条件でした。
 
押し込まれる時間もありましたが、冷静な守備で乗り切ると、髙萩選手を中心に徐々に攻撃の形が作り出され、待望の得点が生まれます。
 
前半36分にあった右サイドの髙萩選手から前線の根本選手に出されたパス。結果はオフサイドになりましたが、前線の連係が機能し始めた印象を強く受けたプレーです。
 
その1分後、エリア手前から山田選手がシュートを放ちましたが、あの位置からなかなかシュートを打てなかったチームですし、群馬戦から比べても、攻撃のバリエーションを増やそうと、色々と考えて来たのだろうなと考えさせられました。
 
その直後、高い位置でボール奪取に成功するのですが、その奪取から髙萩選手のパスが光りました。
 
髙萩選手からのパスを受けた福森選手が、ダイレクトで逆サイドに右に折り返しましたが、ラインを割る寸前で福島選手が滑り込みながらボールを押し込んでくれたのです。
 
素晴らしい流れで決まったゴールでした。
栃木SCとしては、なかなか見ることのないボールを繋いで決めたゴールです。
 
攻撃のリズムも良く、流れは完全に栃木に傾いていた中での得点でしたので、複数得点も期待できるかと思ったのですが、なかなか思うように事は運ばず。
 
結局、追加点を奪えない弱さが、最後は失点という痛恨の結果を生んでしまい、勝点3が擦り抜けてしまうのです。
 

 
DAZNで観ていた印象としては、失点する気配は感じず、安易に、この試合は勝てると思ってしまったほど。
 
失点へと繋がるCKでさえ、GKの吉満選手が上がって来たことで、これはカウンターからの追加点もあるのではと思ってしまったほどです。
 
その緩んだ気がいけなかったのか、まさか選手に伝播したとは思えませんが、そこから失点するのですもの、その瞬間は、「マジかよ」と大きな声を出してしまったのです。
 
伝播する以前に、追っかけDAZNですので、そんなことはあり得ませんが、あの場面で失点するとは思ってもおらず、ここを防いで勝点3だと、余裕を持ってしまったのは反省しています。
 
苦しい序盤戦になってしまっていますが、少しずつですが、チームとして前進している様子もありますので、次の試合では結果を出してくれるはず。
 
一つ勝つことで、一気に流れが変わりそうな気もしていますし、負けなかっただけでも良しと思うようにします。
ましてや、アウェイで連敗を止めて、しかも、順位も上げていますので、本当に残念ではありますが、最低限の結果は得ているのではないでしょうか。
 
まだまだ、チームは戦えていますし、ダントツの弱小チームという訳でもないでしょう。
 
降格となった2015シーズンと被るところもありますが、それを経験している分、そうなってはならぬという思いが強くありますし、それが強みとなって活きて来ると信じるしかありません。
 

 
この試合、後半37分から小堀空選手がピッチに立ちました。今シーズン初出場です。
 
決定機は訪れませんでしたが、相手選手への寄せで遅れを取ることもなく、なかなか良い感じでプレーしていたと思います。
 
高さもあることから、セットプレーでは期待値が高い選手です。
その機会がなかったことは残念ですが、次節の山形戦でもピッチに立っていただき、高さを活かしたプレーで得点に絡んで欲しいと思わずにはいられません。
 
怪我人も多く出ているようですし、選手起用ではかなり苦悩があるのではと思いますが、それはシーズンを通して当然に起こり得ることですし、現有戦力の中で少しでも勝ちに近い起用を模索し、結果で応えてください。
 
時崎監督の苦悩はしばらく続きそうですが、思い切った采配も含め、今後の手腕に期待しながら応援して行きます。
 
ただ、この試合、個人的にはジュニーニョ選手をピッチに入れて欲しかったなという思いが強くありました。
 
髙萩選手が痛んで交代した際、ジュニーニョ選手に代えるのかと思ったのですが大島選手でした。
 
大島選手が悪いという意味ではなく、前線から追えてシュート意識も高く、山口の最終ラインを翻弄するプレーをしてくれそうだなという、まあ根拠はありませんが、そんな思いが前半を観ていた時点から思っていたもので。
 

 
山口まで飛んで応援してくださったサポーターの皆さま、本当にありがとうございました。
 
決して多くはない黄色いサポさん。
しかし、DAZNからはしっかりと栃木のチャントが聴こえて来ましたし、しっかりと選手の背中は押せていたのではと思います。
 
本当は、その場で一緒に応援したかったです。
遠征を見送ったこと、後悔しました。
 
個人的な次の遠征は、今週末のヴァンフォーレ甲府戦。
ここは必ずスタジアムで選手を鼓舞し、勝点3奪取に一役買わせていただきます。
 
山口遠征、お疲れ様でした。

 

 

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