第26節 vs モンテディオ山形(グリスタ)<その1> | すーさんの栃木SC応援日記
この試合からビジター席が設置されたグリスタ。
 
平日の夜ということもあり、決して多くはないものの青いユニに身を包んだ山形サポーターさんが、そのゴール裏から手拍子で必死に選手を後押しします。
 
その応援は華やかではありませんが、山形のチャンスに響くその手拍子は、確実にこれまでのスタジアムの雰囲気とは違っていたのが印象的であり、また、感動的でもありました。
 
栃木の手拍子よりもスタジアムに響いていたかもしれません。
山形サポーターの作り出す一体感、素敵でした。
 

 
【結果】
栃木SC 0-1 モンテディオ山形
前半 0-1
後半 0-0
 
【会場】
栃木県グリーンスタジアム
 
【得点】
前29 ヴィニシウス アラウージョ(山形)
 
【栃木SC警告】
後31 黒崎隼人(累積2枚目)
 
【栃木SCスタメン】
GK オビ パウエル オビンナ
DF 瀬川和樹 → 榊翔太(後40)
DF 柳育崇
DF 田代雅也
MF 岩間雄大 → 禹相皓(後40)
MF 西谷優希
MF 溝渕雄志 → 黒崎隼人(後16)
MF 山本廉 → 矢野章貴(後16)
FW 明本考浩
FW エスクデロ競飛王 → 大崎淳矢(後33)
FW 大島康樹
 
【栃木SCベンチ入り】
GK 川田修平
DF 黒崎隼人 ← 溝渕雄志(後16)
DF 井出敬大
MF 禹相皓 ← 岩間雄大(後40)
MF 大崎淳矢 ← エスクデロ競飛王(後33)
FW 榊翔太 ← 瀬川和樹(後40)
FW 矢野貴章 ← 山本廉(後16)
 
【審判団】
主審 : 柿沼
副審 : 西尾英朗
副審 : 阿部将茂
 
【観客数】
1,583人(入場規制試合)
 
【ピッチ状態】
全面良芝
 
【天候】
 
【順位】
13位
 

 
前節の大宮アルディージャ戦から中3日で臨む平日(水)の試合。
栃木SCはその大宮戦から前線の2選手を入替てスタメンを組みました。
 
矢野選手に代わり明本選手が、森選手に代わり大島選手が入ります。
 
明本選手の動きはピッチ上の誰よりも目立っていましたし、栃木の攻撃のキーマンとして躍動しました。
ボールを持ったときの期待感は高く、栃木では最も得点に近い選手です。
 
この明本選手がトップに入り、エスクデロ選手が2列目の中央に入る4-2-3-1に近いシステムだったと思います。
 
ボランチとして相手攻撃の芽を摘み続け、攻守に活躍を見せていた佐藤選手がこの試合もベンチ外。
前々節のV・ファーレン長崎戦で痛めたことがその原因ですから、思った以上にプレーできる状態にないのかもしれません。
 
それと時期を同じくし大崎選手が待望の復帰。
後半33分からプレーすることになりますが、その動きは怪我明けとは思えぬほどに良かったと思います。
 
積極性のある攻撃姿勢で、何とか同点にしようとする強い気持ちが見えました。
動きも軽快でしたし、次節の明日の東京ヴェルディ戦ではスタメン出場があるのではと猛烈に期待をしています。
 

 
守備は高杉選手の離脱が長引いており、CBは柳選手と田代選手がこの試合も組みますが、連係も含めて安定感は増しています。
 
攻撃参加することも多い両選手ですが、この試合では攻撃参加しようと上がっている途中で相手にボールが渡ってしまうことも多く、結果、そこから背後を取られる場面も見られました。
 
前線からプレスに行くスタイルですので、これはある程度は仕方のないことですが、それでも、攻撃の最後がシュートで終われず、相手にボールを奪われてのカウンターはいただけません。
 
守備陣が全力で必死に戻る……そんなプレーがかなり見られました。
それだけ、最後まで遣り切れない攻撃が多かったということです。
 
事実、この山形戦は今シーズンのここまでで最もシュートに行けていない試合でした。
 
ミドルを打てそうな状況もあったはずですが、パスを繋いで守備を崩そうとするプレーを選択することが多く、それがシュートで終われないのは見ていてもどかしさが募ったのです。
 
シュートは僅かに3本。
同点としたい後半の攻撃は不発で、恐らくですがシュートは打てていないと思います。
 
地元紙では、攻撃のアイデアと勇気が不足しているような趣旨で記事が書かれていました。
記者の目線では、かなりの厳しさを感じていたようです。
 

 
積極性に欠けていたようにも見えますが、そこには当然に山形の素晴らしい守備があったのも事実。
 
栃木の攻撃パターンを研究し、選手間の連係を保ちながら対応していました。
かなり声も出ていましたよね。
 
90分を通して決定的なチャンスはなかったかもしれません。
 
良い位置でのFKも数本ありましたが、相手の攻守に阻まれました。
なかなかパスを繋いで前線を目指すという訳には行かず、GKオビ選手からのロングフィードが主体の攻撃だったように感じます。
 
もう少し、攻撃のパターンが欲しいところですが、後半戦に入りここまでの試合内容を研究され対策を持って臨まれていますので、厳しさは前半戦よりも増すのは当然なこと。
 
これで4試合連続での無得点となりました。
守備が安定している分、何とか打開策を見出したい部分ですが、ここはそう簡単には行かぬ難しさがあります。
 
中盤からのショートカウンターも影を潜めていますので、その辺を何とか修正して行き、次節の東京ヴェルディ戦では得点を奪って欲しいと願うしかありません。
 
それでも、最後のパスが通れば。
そんな場面はずっと続いていますので、シュートは打てていない状況にはありますが、そう悲観するようなこともないのかなと、そんな風にも思っていたりなんかします。
 
安易かもしれませんが、まあ、なるようなるんじゃないですかね。
 

 
失点となる前半29分までは、どちらかと言えば栃木が主導権を握る展開だったと思います。
 
しかし、痛手となるミスが起きてしまい失点となりますが、そこから流れは一気に山形に傾いた印象でした。
 
山形のロングクロスが流れて、DF溝渕選手がボールを抑えるのですが、そのまま蹴り出せる余裕もあったように見えました。
 
しかし、GKへのバックパスを選択するのですが、このコントロールを誤ってしまい、GKオビ選手はそのボールに対してアクションを起こすには余りにも遠い場所でヴィニシウス選手に奪われてしまいます。
 
ゴール正面のエリアほぼ中央からフリーでのシュートですから、GKオビ選手にはノーチャンスでした。
それでもボールに反応しているのは凄かったと思います。
 
これが、この試合で唯一の得点となりました。
 
失点はこの1点だけでしたが、多くのピンチをオビ選手が好セーブで救ってくれています。
 
前半終了間際に山形が見せた、ダイレクトパスを駆使して栃木の選手を翻弄し、エリア内に抜け出されてGKと1対1となったプレーは圧巻でした。
 
オビ選手の素早い寄せで失点は免れましたが、山形の攻撃力の高さを見せつけられたプレーです。
 
ここだけではなく、多くの時間で、長短のパスを織り交ぜて、終始、栃木の選手を翻弄させてくれました。
もう嫌になるくらいに選手間の連係も良かったと思います。
 

 
4試合の無得点となり順位も下げましたが、まだ13位という中位にいます。
 
上位との差が広がり、下位との差が詰まっているのは仕方のないことですが、ここから仕切り直して、もう一度、一桁順位へ戻れうように戦って行きましょう。
 
敗戦となりましたが、攻撃がままならず一方的に遣られたいう昨シーズンまでとは雲泥の差があります。
 
攻撃力に課題を抱えているのは事実ですが、ゴールが遠い無得点という訳でもありませんし、相手の守備を慌てさせる攻撃は見せられています。
 
この山形戦では積極性に欠けるプレーも見られましたが、そこを修正するだけでも相当に違った状態になると思いますし、まだまだ期待は持てるチームのはず。
 
明日の東京ヴェルディ戦は、栃木SCとしての5試合ぶりの得点を見せてください。
 
今シーズン2度目のアウェイ遠征。
そこで、今シーズン初のアウェイ観戦勝利を。
 
昨シーズンのアウェイ観戦初勝利は味の素スタジアムでしたので、今シーズンもきっとそうなるはずです。
 

 
次のグリスタでの試合はまた水曜日です。
10月は週末の試合って長崎戦の1試合だけなんですよね。
 
次のホーム戦となるFC琉球戦は19時30分キックオフですから、グリスタ参戦されるサポの皆さま、どうかお間違えのないように。
 
グリスタへお越しくださった山形サポ様、お疲れ様でした。
今シーズンはダブルを喰らってしまいましたが、来シーズンはリベンジさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。

 

 

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