アウェイ遠征回顧録 5 <2014 東京ヴェルディ戦> | すーさんの栃木SC応援日記

5回目となるアウェイ遠征回顧録は、2014シーズンの東京ヴェルディ戦、味の素スタジアム遠征を取り上げてみます。

 

この2014シーズンの栃木SCは好調で、第19節となる東京ヴェルディ戦前の順位は7位。

攻撃は大久保選手を中心にゴールに迫り、得点の気配が常に漂うようなシーズンだった記憶があります。

 

一方、このシーズンの東京ヴェルディは絶不調。栃木SCが7位であった時点で、20位と超低空飛行の状態でした。

 

そんな好対照のチームが相対した2014シーズンの第19節。

栃木SCは吉田哲朗主審の謎判定に泣かされて、連勝を逃す悔しさ満点の試合だったのです。

 

 
■ 2014シーズン第19節
東京ヴェルディ 1-1 栃木SC
 
試合はとにかく栃木SCのペースで、終始、圧倒していた感もありました。
しかし、一瞬の隙を突かれて先制を許す展開に。
 
それでも、慌てる様子は見られず、押し込まれることも少ない試合展開は、同点、そして、逆転に十分期待が持てるものでした。
 
後半、MF小野寺選手がエリア内でシュートコースを見極めるように冷静に流し込んで同点。
 
そこから終了まで怒涛の猛攻で逆転を狙ったのですが、相手GKの好セーブに阻まれ得点を奪えません。
終了間際は完全に決まったと思ったシュートを弾かれるなど、運が相当に相手に味方した試合でもありました。
 
それを物語るように、前半のこと。大久保選手が決めたかに思えたゴールを吉田主審がファウルがあったと認めないシーンがあったのです。
 
スカパー!では、解説者が「どこにファウルがあったのか分からない」と発言したほど。
その不利判定で負けていたら悔しさはそりゃあ大きくなりましたが、それでも同点に追い着いてくれましたので、そこだけが救いでした。
 

 
ここ数シーズンは中段付近で応援することが多い味スタですが、このときは最前列での応援でした。
 
大久保選手のゴールが認められなかったときは、そりゃあ凄いブーイングが起きましたが、実際は、反対側のゴールで起きたことでしたので、良く分からなかったというのが事実です。
 
この試合も勝てると思って勝てなかった味スタでの試合。
翌年の2015シーズンは杉本選手が試合開始早々に2得点を奪っておきながら逆転負けを喫するなど、本当に勝てないスタジアムだったのです。
 
何とか2019シーズンに逆転で勝利を収めるまで、本当に長かった味スタでの勝利。
個人的には、好きなスタジアムですが、相性自体はそんなに良くないスタジアムです。
 

 
待機列脇でカートの練習が行われていました。
後にも先にも、味スタでこれが観られたのは、この2014シーズンだけです。
 
味スタへの遠征は、いつも電車です。
飛田給駅から歩いてスタジアムへ向かうのですが、スタジアムまでの風景が東京ヴェルディ感は薄く、どこをどう見てもFC東京感しかないのです。
 
少なくとも、この2014シーズンはそうでした。
今では、所々で東京ヴェルディ感も見られるようになっていると思いますよ。
 
電車より絶対に自家用車の方が楽な遠征先なのですが、「飲める」という一点だけを採用し、いつも電車遠征を選んでしまいます。
それでも……次は自家用車にしたいと思っています。
 

 
この味スタ遠征の一週間前のこと。
少年サッカーチームに所属していた息子が、試合でゴールを決めたとき、相手GKが息子の上に落下。
 
主審が「救急車!」と叫んだそうです。
救急車が呼ばれると、大分トリニータ戦が行われた栃木SCのスタジアム(グリスタ)付近を通過して真岡市の芳賀赤十字病院に搬送されました。
 
その事実を、グリスタで知ることに。
写真を撮ろとスマホを構えたところに、骨折して搬送されたというlineが届いたのです。
 
この時点で3-0でリードしていた栃木SCですが、急いでスタジアムを出た瞬間、大歓声が沸いて4点目が決まっていました。
 
骨折したことで、右腕には針金が通される手術が行われました。
それから僅か一週間後。どういう訳か、息子は味の素スタジアムで東京ヴェルディ戦を最前列で観戦しているという。
 
味スタというと、この骨折遠征が強烈に思い出に残っているのです。
 
 

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