吸ってた期間、
ジャスト20年間。
途中、本気でやめようと思ったことは
一度も無かったし、
「周囲に副流煙ふりまく」
「身体にとって良いことなし」
「値上げでドンドンお金かかる」
「禁煙傾向で肩身が狭い」
などは、感じてはいたが、
自己中心的な観点だけで
物を言うならば、完全な『悪』では
無かったとも思う。
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おかしな表現になってしまうが、
「タバコに助けられた」場面は数多くあると感じる。
たとえ、それが錯覚だと言われても、
現実の逃避だと言われても、
確かに「救われた」のだ!
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本気で禁煙する気は、
一度も無かったが、
試しに「風邪とかひいてない時」に
3日間、意識して吸わなかったことがある。
1日目は、たいして気にもとめなかったが、
2日目に鬼のような「睡魔」に襲われた。
当時、レーザー加工機のオペレーターを
していた頃だったが、鉄板抱えた状態でも
眠れるほどの睡魔に襲われ、単なる寝不足
なのだとしか思っていなかった・・・。
ただ、3日目も継続し、どんな状態でも
どんな姿勢でも、眠れるんじゃないか、
というほどの睡魔に「恐怖」すら感じた・・・。
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頭も回らなくなったので、
思わず「タバコを一本」吸った。
3日振りだと、クラクラクラっとなり、
2本目を吸う頃には、
「目がシャキ!」
「思考ハッキリ」
「身体も動く動く」
・・・・、今、考えると
タバコって、良くも悪くも「スゴイ」かも・・・。
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麻痺とドーパミンの威力か・・・、
血管収縮・緊張状態の成せるワザか・・・。
ただ、少なくとも、
頭が回る割には、
「喫煙の害」に対して、それほど考える時間を
費やさなかったのも、今になって思えば不思議。
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言いたいのは、
吸うのも「キッカケ」。
やめるのも「キッカケ」。
この「キッカケ」というヤツに
出会わないで、
生涯吸わないも、
生涯吸い続けるも、
各々の人生。
マナー、という一線を守ることで、
互いに共存できれば、
「善」「悪」の議論ではない。
少なくとも著者にとっては、
「善でも悪でも」なかった。
・・・・つづく。