第310話 禁煙記録③「自己中心目線で『悪』では無かった」 | 鈴鈑工業のブログ

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板金屋さんの一喜一憂

吸ってた期間、


ジャスト20年間。


途中、本気でやめようと思ったことは


一度も無かったし、


「周囲に副流煙ふりまく」

「身体にとって良いことなし」

「値上げでドンドンお金かかる」

「禁煙傾向で肩身が狭い」


などは、感じてはいたが、


自己中心的な観点だけで


物を言うならば、完全な『悪』では


無かったとも思う。


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おかしな表現になってしまうが、


「タバコに助けられた」場面は数多くあると感じる。


たとえ、それが錯覚だと言われても、


現実の逃避だと言われても、


確かに「救われた」のだ!

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本気で禁煙する気は、


一度も無かったが、


試しに「風邪とかひいてない時」に


3日間、意識して吸わなかったことがある。


1日目は、たいして気にもとめなかったが、


2日目に鬼のような「睡魔」に襲われた。


当時、レーザー加工機のオペレーターを


していた頃だったが、鉄板抱えた状態でも


眠れるほどの睡魔に襲われ、単なる寝不足


なのだとしか思っていなかった・・・。


ただ、3日目も継続し、どんな状態でも


どんな姿勢でも、眠れるんじゃないか、


というほどの睡魔に「恐怖」すら感じた・・・。


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頭も回らなくなったので、


思わず「タバコを一本」吸った。


3日振りだと、クラクラクラっとなり、


2本目を吸う頃には、


「目がシャキ!」


「思考ハッキリ」


「身体も動く動く」


・・・・、今、考えると


タバコって、良くも悪くも「スゴイ」かも・・・。


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麻痺とドーパミンの威力か・・・、


血管収縮・緊張状態の成せるワザか・・・。


ただ、少なくとも、


頭が回る割には、


「喫煙の害」に対して、それほど考える時間を


費やさなかったのも、今になって思えば不思議。

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言いたいのは、


吸うのも「キッカケ」。


やめるのも「キッカケ」。


この「キッカケ」というヤツに


出会わないで、


生涯吸わないも、


生涯吸い続けるも、


各々の人生。



マナー、という一線を守ることで、


互いに共存できれば、


「善」「悪」の議論ではない。


少なくとも著者にとっては、


「善でも悪でも」なかった。



・・・・つづく。