11月も半ば過ぎだと言うのに、
寒さがイマイチな、ここ神奈川。
これじゃあ、「紅葉巡り」も
あんま期待できないかも・・・・。
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と、そんなあなたにお届けするために、
実際に、T次長・・・とそのワイフが
鎌倉に紅葉探しに出かけてゆきました!
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それでは、皆様、T次長本人の
「一切出演なし」
の癒し空間へ、どうぞ。
(文章内容も珍しくマジメです)
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小田急線→江ノ島電鉄を乗り継ぎ、
降り立った鎌倉駅。
日本の一時代を築いた地へ到着。
紅葉探しの前に、
有名な『ミカド珈琲 鎌倉店』へ。
鎌倉ミカド珈琲とチーズケーキのセット(1,000円)
で、まずは一服。
ミカド珈琲には、他にもこんなメニューがあります。
↓
そして通販も。
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小腹も満たし、
神仏と紅葉を巡る最初の地は
鶴岡八幡宮
太鼓橋から、遥か遠方に見える朱の社(やしろ)。
T次長の視線は、すでに、
その社にフォーカスを合わせている。
参道で狛犬に一礼。
紅葉を求む人たちが、参道狭しと行き交う。
何を求め、何を願い、何に意味を見出そうとして
人はここを訪れるのか・・・。
嵐によって倒れた大銀杏(オオイチョウ)。
たくましいかな、すでに再生の意思を
人々に表現している。
そして人もまた、同等の命に対して
エールを送る。
「人が万物の頂点ではない」。
自らを持って、そう示す大銀杏。
礼拝。
朱の色が、間近でさらに映える社。
「八幡様」と呼ばれ親しまれてきた、
社の袂(たもと)に今、立つ。
八幡宮の紅葉。
朱に紅葉もさぞ素晴らしかろうが、
朱に黄葉も趣(おもむ)きがある。
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次に訪れたのは、
鎌倉最古仏地
鎌倉三十三観音霊場第一番
天台宗大蔵山 杉本寺
天平6年、
光明皇后と藤原房前により、
建立(こんりゅう)。
一つ一つ礼拝を行い、
十一面杉本観音の御(おん)前へ。
たのみある しるべなりけり杉本の
ちかいははすゑの 世にもかわらじ
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功臣山 報国禅寺
拝観料 弐百円也。
山門より入山。
そこは、まさに癒しの苑。
無意識に同じ風景を、
別の描写でもおさめたくなる・・・。
自身が「日本人」であることを
改めて痛感する。
濃緑の世界に鎮座する観音。
紅葉を追い求めてきた主旨を
しばし見失いながら、ゆっくりと時が流れる。
昨今の気候変動により、
この時期ですら、紅葉に目を奪われる
機会が減っている事実も、その理由の一つ。
しかし報国禅寺には、
季節を問わず訪れたい、
そんな気持ちを大いに抱かせる。
そして・・・、
竹林へ。
「竹の庭」と称される、
約2,000本もの孟宗竹。
その力強さと幻想的な世界に
言葉を奪われる・・・。
茶席「休耕庵」。
ゆるりと腰を下ろす。
お抹茶と花模様の和菓子が絶妙に合う。
連れと思わず顔を見合わせてしまうほど。
是非とも、お勧めする。
壮大な景色を眺めながら、
静かに時間の流れに身を任せる。
「贅沢」とは?
と問われたら、即座に「今」と返答するだろう。
足利氏一族の墓。
横穴式墳墓であり、足利時家らが眠る。
何も説明は不要。
ただただ、見て頂きたい。
報国禅寺を後にしよう。
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稲荷山 浄妙禅寺
足利義兼(よしかね)が創建し、
当初は「極楽寺」と称していた。
足利尊氏の父である、
貞氏(さだうじ)の墓が本堂裏手にある。
ようやく巡り合えた・・・。
「紅」。
一瞬にして現在の季節感にスリップする。
飼い猫のようだが、
なんとも良い場所での
日向ぼっこではないか。
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官幣中社 鎌倉宮
「厄割石」。
この皿を・・・。
なるほど、あの石に投げて割る・・・か。
周りには、無数の破片が。
厄と共に罪、穢(けが)れをも割!
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名勝 瑞泉寺庭園
左右対称ではないのに、
鏡のような錯覚に陥る山道。
T次長の感性により、
この一枚が残された。
心洗われる。
「岩庭」と呼ばれる所以(ゆえん)か。
岩と水・・・。
この組み合わせのなんと合うこと。
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鎌倉五山 大本山 円覚寺
拝観志納金 参百円也。
散策の締め括(くく)り。
色鮮やかに迎えられる。
紅、緑、黄。
一色ではないにしろ、
これまた味のある、紅葉巡り。
どれも自然が織り成す「力」として、
目に焼き付けよう。
丸一日かけた散策は、
ここ、円覚寺で、
閉幕となる。
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あえて近場 (←鈴鈑工業 本社から見て)
を選択したが、
なかなかどうして、
価値ある時間を過ごさせてもらった。
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T次長の『鎌倉巡り』は、
終焉となりますが、
提供して頂いた写真総数は188枚。
その中から「独断」で48枚を選ばせて
頂きました。
「T次長の目線」
と題したコーナーとして
前回の出雲から
新設されましたので、
今後も期待したいと思います。
- 感謝 -