どうして生前の内から、こういうイイ話がまともに取り上げられてこなかったのか?
安倍元首相 約4カ月前のスピーチに注目集まる「涙が止まりません」「心に刺さる」
自民党の世耕弘成参院幹事長(59)は、安倍晋三元首相の葬儀が営まれた12日、自身のツイッターを更新。自身が理事長を務める近畿大でスピーチをする安倍元首相の動画のリンクを貼り付け、「お願いして今年3月の近畿大学卒業式で行ってもらったスピーチ。学生に向けた心のこもったスピーチでした。ご冥福をお祈り申し上げます」とつづった。
【写真】近畿大学卒業式でスピーチを行った安倍晋三元首相(2022年3月19日、近畿大)
同動画は、近畿大の公式YouTubeチャンネルで3月28日に公開されたもの。安倍元首相が今年3月19日の同大学卒業式の会場に登場し、驚きの中迎えられスピーチを行った模様が収録されている。
最初に安倍元首相を紹介するVTRが流れ、その中で「花は咲く」をピアノ演奏する姿も。スピーチでは、このピアノ演奏の逸話から、現地入りした東日本大震災発生当時のことも回想した。
また、第一次内閣で挫折するも再び首相に返り咲いた政治家人生を振り返り、「皆さんもこれからの長い人生、失敗はつきものです。何回も何回も何回も失敗するかもしれない。でも大切なことはそこから立ち上がること、そして失敗から学べればもっと素晴らしい」などとエールを送った。
原稿に目を落とすこともなく、学生らを見つめて語った15分にわたる熱弁は、亡くなった今再び注目を集めている。死去後に動画へのコメント数は増え続けており、追悼の言葉とともに、「涙が止まりません」「このスピーチは絶対に忘れません」「心に刺さる」などの称賛が送られている。
元内閣総理大臣 安倍晋三氏 卒業式スピーチ「大切なことは失敗から立ち上がること」|令和3年度近畿大学卒業式
中々いいスピーチだと思います。
ご自身の失敗をキチンと逃げずに耐え、諦めない心が苦境から這い上がり、再び立ち上がる事が出来るのだと、経験を踏まえて、卒業生たちにエールを送っていることですね。
安倍元総理がご自身は拙いとおっしゃっていましたが、「花は咲く」をあるコンサートで弾かれたことを語られましたが、小学1年生以来約50年ぶりに練習を重ねて(リモートで)披露されたエピソードを聞くと、相当努力されたことが感じられました。
ピアノは一度止めて何年も経ってしまうと、先ずまともに弾けなくなるそうで、通しで弾けるレベルまで漕ぎ付けるには、相当なご努力をされたはずです。
確かにピアニストレベルには程遠いですが、ここまで弾けるようにしたのはすごいと思います。
これも「還暦を越えてからピアノなど弾けるはずがない」と決めつけないでチャレンジした賜物でしょう。
これだけでも称賛に値すると思います。
失敗はつきもので、大切なのはリカバーのための努力と諦めない心を持つ事。
出来ない理由を見つけるのではなく、やると決めて、そのためにどういう事をすればいいのかを考えて、少しづつでも実行する。
そういう大切さを、これから社会に飛び立つ若者に、説得力ある実績を踏まえて訴えかけた。
この時の卒業生は、幸せですね。
これだけのスピーチは、人生の中でも何度出会えるか分からないレベルです。
そしてスピーチの内容は、すべての人たちにも通じる内容です。
皆さんも、一度視聴されることをお勧めします。