仮に民間機であっても、領空侵犯を許してはならない。
防衛省は12日、北海道知床岬沖でロシアの航空機An26が2回、領空侵犯したと発表した。
領空侵犯は昨年10月にロシアのMi8ヘリが同じ知床岬沖を飛んで以来。民間機の可能性もあり、同省が飛行の意図などを分析している。
航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対応。通告や警告を実施したが、午前9時37分ごろと同58分ごろの2回、領空を侵犯した。An26は主に輸送に使われることが多いという。
航空自衛隊がスクランブルをかけ、警告をした後に領空侵犯をしたとは、悪質ですね。
逆の立場だったなら、撃墜されていたかもしれない危険な行為です。
実際にソ連の時代に、領空侵犯で警告に従わずに撃墜されたのが、大韓航空機事件です。
他の国でも、同様のケースで撃墜されたケースは、しばしば起きています。
今回領空侵犯したのがロシア軍機だろうと、民間の航空機だろうと、許可なく他国の領空侵犯することは、許されてはなりません。
もしこれが攻撃の意図を持った航空機なら、重大な問題が生じかねません。
普通の国ならばそれを懸念し、威嚇射撃の上、強制着陸を行わせるか、あるいは撃墜に及ぶでしょう。
無論、そうなったとしても、国際法的に合法です。
まずは事実関係をロシアに問い質し、抗議の上、再発防止を求めるべきですね。
それは民間航空機であっても、同じです。
ましてスクランブルを受けて、警告に答えないなら、日露関係が重大な問題に直面しかねません。
いかなる理由があろうとも、認められないと通告し、民間航空機の場合は呼びかけに必ず応答するように指導を徹底させるべきです。
仮に通信機の故障であっても、そういう場合のサインはあるはずです。
ロシアにはパイロットに対して、そういう教育を施すべきです。
もしこれがロシア軍機で、偵察等の任務が目的ならば、次はないと警告しておくべきですね。
その時は証拠映像を録画し、速やかに全世界に公表して言い逃れは認めないと伝えるのが良いと思います。