離任する駐韓日本大使に、奇妙なラブコールを送った文在寅は正気か?
韓国で大統領を自称する文在寅が、先日(14日)離任する駐韓日本大使だった冨田浩司氏と青瓦台(韓国大統領府)で面会したと報じられました。
(リンク切れの際は、注目記事1674参照)
この時文在寅は冨田氏に、以下のように述べたそうです。
『現在の韓日両国が抱えている問題について、対話を通して建設的かつ未来志向的な関係を早期に復元していく必要がある』
『韓日両国は最も近い隣国であり、北東アジアと世界平和・繁栄のために共に歩んでいかなければならない最も重要なパートナーである』
『冨田大使が駐米日本大使として赴任した後も、韓日関係発展と韓米日共助のために引き続き努力してほしい』
この時2018年大法院(最高裁)の強制徴用賠償判決や最近韓日関係を再び萎縮させている慰安婦賠償判決については、直接的に言及しなかったようです。
それについては「両国が抱えている問題」と婉曲に表現したようです。
臭い物に蓋をして、日韓関係が良くなると本気で思っているのでしょうか?
日本が再三に渡って抗議し、撤回を要求していることに触れないで、関係改善を求めても、日本が素直に応じられるわけないですね。
実に奇妙な秋波、いや(日本に対する)ラブコールですね。
相手(日本)を怒らせることをしておいて、仲良くしましょうが韓国では普通なのかと疑いたくなるほど、意味不明な発言です。
私の感覚では文在寅の正気を疑うのですが、皆さんはどう思われますか?
注:以下、今回は韓国国民目線で見た場合の論評を敢えてします。
その方が日韓関係での韓国側の問題点が、浮き彫りになると思います。
なぜか日本批判の一切を封印した文在寅
いつもの姿勢は、どこに行ったのでしょうね?
文在寅は、日本の慰安婦や徴用工に対する姿勢を批判し、その姿勢が国民に支持を受けて大統領に就任した人物です。
公約だった慰安婦合意を事実上無効化し、日本の責任を追及する徴用工、慰安婦判決が出そろった。
ならば一気呵成に日本批判大キャンペーンを張るのが、(韓国)国民の負託を受けた政治家の責任ではないでしょうか?
司法のお墨付きをもらっても、明確な日本への処罰を実行しない。
それがどういう結果を産むにせよ、国民の公約を実現するのが民主国家の政治家の役割なはずです。
それを覆すのなら、選挙を通じて国民の信を問うべきでしょう。
日本に責任を問う公約実現の一歩手前で躊躇う文在寅の思惑は、己の可愛さのため
日本が韓国の主張を認めず、膠着状態にあるのに、文在寅は快刀乱麻を断とうとしない。
司法のお墨付きを得た以上、断固として『戦犯』日本企業や政府の在韓資産を接収すれば、公約は実現するのです。
それなのに公約を実行しないのはなぜか?
それは日本の韓国に対する政策を見れば、文在寅が決断を躊躇う理由が分かります。
韓国が打ち出す、日本の過去への責任追及を強めた結果、日本政府がちらつかせてきた脅し(と韓国が感じているもの)は、以下のようなものになります。
・戦略物資に対する輸出管理問題。
・通過スワップ再開協議の拒否。
・韓国の北朝鮮支援活動(瀬取ほう助も含む)への反対。
・防衛交流の疎遠化。(観艦式招待見送りなど)
・韓国企業の輸出の際の信用状発行拒否(のちらつかせ)。
・在韓日本企業(政府)資産売却実行時に発動されるとちらつかされている、制裁案の数々。
これらが現実のものとなれば、(韓国)国家が沈没するのは免れないと考える故の、判断能力の喪失。
これを正直に(韓国)国民につまびらかにすれば、あるいは日本に屈服して亡国を免れることもやむなしと、国論を統一できるかもしれない。
ただそうすれば、『(韓国)国家を破滅に追いやった、史上最低最悪の無能大統領』という汚名が、未来永劫刻まれる。
無論極刑も、免れない。
要するに国家存亡の危機にあって、己を捨てて国を救う英断を下す度量を持ち合わせていないという事です、文在寅は。
コリアンの自己満足を叶えてくれた劇薬を日本からもらえなくなって、(韓国)国民の禁断症状を押さえられなくなって、韓国大統領の藪医者ぶりが発覚
自分の身がかわいいが、国も守りたい。
これまでその二律背反を叶えてきたのが、世界一のお人好しで、自虐史観に洗脳された日本に無理難題を押し付けて、(韓国)国民の留飲を下げる謝罪や賠償を引き出してきたことにあります。
いわば(韓国)国民の感情制御するための(劇)薬ですね。
国内の不満をそらすために、外国に敵を作るという手法は、古今東西よく見られる統治法ですが、ここまで多用する国は、特亜諸国以外にはそうないですね。
その処方の頻度も、度が過ぎています。
一見名案に見えますが、重大な落とし穴があります。
本来韓国国内の問題を、他国である日本に押し付けること自体がおかしいため、日本がそれを拒否したら、たちまち破綻し、しかも(解決手段が日本任せなため)問題解決力を失ってしまう事です。
これまでは日本が不満を抱きつつも折れて、(劇)薬処方に協力してきました。
しかしその(劇)薬が利きすぎて、お人好しな日本も許容できないほどの要求を求めるようになったため、破綻してしまった。
もはや理由は何だろうと、日本に謝罪させ、金を巻き上げない限り、(韓国)国民は満足しないという副作用が生じてしまった。
ここにきて、歴代の韓国大統領が国民に対してしてきた処方が藪医者のやるものだったという事が、浮き彫りになりました。
隣のまともな病院(この場合日本)から借りてきた(劇)薬が提供されなくなったために、(韓国)国民に禁断症状が蔓延した。
それが現在の韓国の状況です。
文在寅が問題解決不能に陥ったのは、歴代政権の藪医者ぶりが根本原因ですが、それに輪をかけて藪医者処方を乱発してきたのも文ですから、自業自得ですね。
韓国大統領は人柱になって国民を変えないと、韓国は忘八国と歴史に名を遺す
もはや韓国大統領職にあるものは、国を救いたいなら、人柱になる覚悟で他国に頼らず、国民に真実の日韓関係の姿をつまびらかにし、謝罪すべきは日本ではなく韓国であることを明らかにし、韓国こそが国際社会に、特に日本に対して忘八の徒行為を繰り返してきたのだという事を訴え、それこそ未来永劫の償いが必要であると国民に分からせないといけないでしょう。
※『忘八の徒』:「仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌の八徳を失った者を指す。
さもなければ、いずれ韓国がそのような国だと国際社会から認識され、爪弾きにされ、村八分に遭うだけでしょう。
いやもう日本は、韓国を指してそう呼ぶ資格はあるように思いますね。
今までされていることがそうですから。